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「家」が「住まい」に進化する時。1

 平成が終わり、令和の御世になり早いもので半月が過ぎました。10連休という未だかつてないGWを過ごされた方も、ようやく日常が戻って来たのかもしれません。考えてみると、この平成の30年余りは、開業以来私の住まいづくりをずっと続けて来た30年であり、長かったようであっという間の時間でした。どれほど自分が、また自分の住まいづくりが進化したかは一口にいえませんが、いずれにしても随分周辺がか変わりました。九州で「高気密高断熱住宅」というと、そんなものは必要ないというご意見が大多数だった黎明期。ご理解頂けるお客様だけにコツコツと説明をしながら一棟一棟建てていきました。建てた建物を反芻しながら、九州ではどうあるべきかをずっと考えながら改良を重ねながら、「そこまでいらない」「九州は温暖だ」「夏に向かない」というご意見を一つ一つクリアして来た30年でもあります。一方、世の中の方は変わりました。「高気密高断熱はいや!」という方達も、一気に「省エネ住宅」「エコハウス」というラベルだけを張り替えて肯定し始めたのです。空前のエコハウスブームで、今や少し熟慮して住まいづくりをする人の口からは、必ず検討の対象となるようになってきました。

 貫いて来た思いが世の中と同調し、逆に世の中の方が追い付いて来たと言えばおこがましいのですが、8年前の福岡パッシブハウスの取り組み当たりから、大きくその流れが加速して来たようにも思います。一般の方達が外皮性能を口にし、気密はとれているかと施工店に問い合わせるほどですから、変われば変わったものです。あっという間の30年ですが、さて、結果は良い方向へ進んでいるのか。令和の始めに、少し検証してみたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヒートショックは冬ばかりではないのです 5

 ヒートショックは冬ばかりではないのですというテーマでお話ししてきました。特にお年寄りなどがこれから酷暑の日に、我慢の果てに家の中で命を落とされるなどということは、即刻なくしていかなければなりません。その原因が住まいの作りようにあることもご説明しました。中途半端な閉鎖感と熱の侵入により、悪列な環境を生んでしまっている今の状況を一日もはやくなくすために、認識を変えていけたらと思います。

 まず、【1】近年の酷暑は体温を上回るような温度に到達し、到底打ち水、通風などの涼感を得る方法では改善しないと言うこと。【2】戦後の住まいづくりでは乾式工法と面材の多様、アルミサッシの採用で密閉度が中途半端に増しているので室内に熱が溜まりやすい状態であること(見掛け上の和風住宅もこれに含まれます)【3】我慢は健康障害を引き起こす要因となるために、躊躇わずにエアコンを利用すること(電気代が勿体ないという感覚はひとまず棚上げに。命あっての物種)【4】まだまだ一般的な性能の低い住宅では、エアコンの能力が発揮できていない。根本的改善は、気密・断熱性能の向上。【5】現状の高性能住宅の技術をもってすれば、小さなエアコン一台の可動で、比較的高めの温度(28〜9℃でも)で快適な環境は創り得る(中途半端な高性能では夏蒸れが懸念される気密断熱を極めれば、夏も涼しい)【6】住まいの有り様は、まずオールシーズン健康が維持できる環境の整備、その上に更なる快適環境、最終的に省エネな環境の順序(最近の省エネありきはうわっ滑りが多い)【7】これから益々厳しい夏が増える中、夏蒸れしないレベルの高性能住宅の普及が急務。

 まとめるとそんなところでしょうか。最近は、以前は強調しなかった夏のための気密・断熱のお話しをすることが増えました。くれぐれも皆様、健康にはご注意ください。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヒートショックは冬ばかりではないのです 4

 学校の炎天下のグランドでもないのに、「熱中症」に住まいの中で掛かってしまうなんて、にわかに信じ難いのですが、実際にそうなってしまわれるお年寄りがおられて、最悪の場合命を落とされてしまうという現実を私たちは謙虚に受け止めなければならないと思います。昔の家は、屋根に大量の土を乗せ(現在の和風に見える家は、土が乗らないので見た目は同じでもこれとは別物です。)、瓦を葺き、軒を深く出し、ほぼ壁のない柱と簡易な襖障子という建具のみの作りの家が多かったのですが、これだと屋根の輻射の影響は少なく、室内外との空気が常に行き来して、熱がこもる要素がないので、外気が一定のところまでは何とか暮らして来たというのが現状です。ただこれでは冬とんでもなく寒いので、冬こそヒートショックの多発でした。お風呂やトイレで最後を迎えるきっかけを作られたお年寄りのお話しは、田舎のこういう住まいでは良く聞かれました。

 高度成長期以降のこの国の住まいづくりは、アルミサッシの普及や新建材、石膏ボードにクロス仕上げが一般化したところで気密性が増しました。ただこれは、私たちがいうコントロールのための気密とは全くの別物で、ひとえに中途半端なものであると言うことが出来ます。この中途半端さが、熱気を貯めやくなり、室内の温度制御をどうしようもないものにして、エアコンを力任せに回して何とかしようとしているので、悪循環の連続なのです。では、昔に戻せば良いという方も折られますが、安直にそうは言えません。なぜ沿う変遷して来たかを冷静に見れば、流れには必然がある訳ですから、昔ながらでは駄目だったから変わって来たその理由をとらえて、更に進化する必要があるのです。ここ数年の酷暑は、更に状況を悪化させています。制御の難しい中途半端な温度のこもりがちな家で、昔ながらの涼を期待しても残念ながら無理なのです。

 ここは一気に、さらなる進化を進めなければならないのだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヒートショックは冬ばかりではないのです 3

 エアコンで外気温よりも低い空気を作り出すという大発明は、私たちの暮らしを大きく変えるものとなりました。長き人類の歴史において、室温を直火で暖めるなどして上げる、つまり暖を取ることは出来ても、下げることはこのヒートポンプの原理によるエアコンが出てくる近代まではなす術がなかったのです。ところがこのエアコンを使いこなせているかと言われれば、なかなかまだそうなっていないのが現実です。戸建ての住宅一軒くらいは、市販の6畳用エアコン一台でも整えられる技術は存在するというのに、スカスカな家に各室もっと馬力の大きいエアコンを沢山付けて、まるで寒いからと火鉢の炭を起こすがごとく、居る場所だけの空気の温度を下げようとするからなかなか下がらない。その上、エアコンは「電気代が掛かるもの」という世代は、勿体ながってなかなか使わない。使っても効かない。効いたら今度は冷えきってしまう感じが不快だという悪循環が蔓延しているのです。

 我慢のあげく、なす術もなく体調不良を訴える人が、我慢してしまう世代のお年寄りや、自分から温度調節が出来ない赤ちゃんや幼児に多いのは、本当に悲しい現実としか言い様がありません。

 エアコンは、すごい性能を持った空調機器ですが、それをもっと上手く使いこなさなければなりません。皆さんのお宅で、リモコンの設定温度と室温に大きな差があるとしたら、それはベースである空間の方に問題があります。要は、エアコンの能力を引き出せる建物の性能が担保されていないということです。エアコンは、ヒートポンプという原理を使っていますが、熱媒の移動と圧縮と膨張を使って言い換えれば、室内の空気の温度を外に捨てています。小さなエアコンで住まい全体の温度を整えることは利に叶っているのですが、とんでもない馬力のエアコンを何台も使うと言うことは、それだけ廃熱をしているということにもなります。同じ大きさの住まいで何が違うかというお話しなのですが、ここが実は重要なポイントなのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヒートショックは冬ばかりではないのです 2

 寒い冬のヒートショックは何となくイメージしやすいのですが、最近夏の過酷な室内環境によって健康被害がでるお話しを良く聞きます。思えば最近は、30℃などという生易しいものではなく、35℃どうかすると40℃などという温度に近づくことすらある感じで、明らかに打ち水、夕涼みなんて季節感の夏とは異なる酷暑が頻発するためなのかも知れません。人間の体温が36.5℃平均とすると、それを上回るのですから溜まりません。それも観測上の気温ですから、アスファルトの路上や、熱のこもる室内では当然もっと上をいっているのです。

 人間は自分の体温をキープするために、自ら発熱し、その熱を空気中に発汗や呼気で少しずつ出すことで調整しながら平熱をキープしている恒温動物です。考えてみてください。冬は氷点下もあれば、夏は40℃にもなるかなで、36.5℃をキープするって大変だと思いませんか?私たちの身体は常に環境を読み取りながらそれをやっているのです。センサーが少し狂い、体温が2℃上がったら、皆さんヘナヘナになってしまう。2℃の違いでです。だから、着衣や住まいの設えでそれを防ごうと知恵を使って暮らしているのです。昔の人は、打ち水して蒸発散で路面を冷やし、通風を即して夏を凌ぎました。氷を作ることも、エアコン使うことも出来なかった時代です。だから辛うじてこんな方法で涼をとり凌いでいたのです。ただ、それが今通用するかです。残念ながら、35℃を越えるような空気をいくら動かしても、なかなか涼しくはならない。

 お年寄りの、夏の室内の熱中症の被害が多いのは、近代の大発明のエアコン(昔は冷房だけでクーラーと呼んだ)を贅沢品だという感覚が抜けないし、電気代が莫大に掛かるという経済的なイメージも合わせて室温を下げるという習慣がないこと。また、先ほど言った打ち水に通風という昔ながらの方法で何とかなると思っておられる方も多いからではないかと思います。もっと上手くこういうものを使いたいのですが、そのためにはもう少し多方面で整備が必要です。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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