建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
活き活きと生きるための暮らしの研究 2
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     世の中は、ミスリードの政治が続いています。時の首相はことあるごとにお金を外遊でばらまいていますが、内閣では国民の年金支給を75才にすることを検討しているそうです。まさに死ぬまで現役で働けと、国民を奴隷扱いです。自ら望んで現役世代として活き活きと暮らす事と、お上にそれを強制される事とは全くの別問題です。こんな政治だから早く引退して世捨て人になりたいと思う人も多いのです。国の試算は、現役世代が激減して行くこれからをかなりネガティブにとらえているようですが、であれば福祉を切って国民にその負担を求めるのではなく、身の丈にあった国に変わって行くことをポジティブに準備して行く事の方が現実的ではないかと思います。政治とはそういう道しるべだと思うのですが、見栄を張って諸外国にばらまいたり、資源もないこの国が大国と国力で競う事がひとりひとりの幸福に繋がるのか、甚だ疑わしい。全てが拝金主義の一元的な価値観に毒されているきらいがあります。敗戦の焼け野原からここまでこの国が進んできたのは、したり顔で偉そうにしている政治家たちのお陰などでは微塵もなく、希望をもって実際に汗してきた国民ひとりひとりの努力だと言う事をもっと実感として感じるべきかもしれません。オリンピックも万博も、やるなら政治家や大企業の既得権益ではなく、国民が主人公です。でなければ辞めるべきです。

     日野原先生は、「人は希望がなければ生きていけない」と言われていました。まさにその通りだと思います。国力があっても、お金があっても、希望が見えない世の中にならないために、色々な立場の人たちが知恵を絞って行かなければならないと思います。(つづく)JUGEMテーマ:建築

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    | 住まいづくりのヒント | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
    活き活きと生きるための暮らしの研究 1
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       先日、105才の日野原先生が天寿を全うされましたが、僭越ながら、あのご長命な先生を物差しに置き換えても、私の人生はすでに折り返し地点にある事になります。一般の方の平均寿命などで言えばもう折り返しはとうに過ぎている。枝葉末節はありますが、御陰さまで、健康で活動的に暮らさせていただいて、30代くらいから殆ど気力も変わらない事には感謝ですが、この歳になって改めて分かる事があります。世の中では、お勤めをされている方には定年と言う現役引退の瞬間があり、その後を老後と色分けしてみる視点がありますが、私に言わせれば「余生」なんて発想は愚の骨頂で、何が幸福かと言えば生涯現役である事ではないかと思ったりするのです。先日テレビで、日野原先生はご定年後(おそらく60才くらい)は、聖路加病院でのお仕事でお給料を一切もらっていなかったそうです。105才まで、感謝さんの手を取り現役のお医者様であった先生が実に50年近くも無報酬であったことを普通にお話ししておられました。「医師免許は死ぬまで使えるから」と笑われていましたが、まさに天職にであうということはそう言う事なんだと思ったりします。大日本地図の編纂を行った伊能忠敬は、家業と家督を次の代に譲ったあとに言わば隠居の立場であの大事業をなしたことは有名です。歳とともに、家計を荷ない家族を食べさせる事からは開放されて行くのでしょうが、まさにその後に何をして行くかと言う事が大切なのかもしれません。私は人の暮らしを見つめる仕事をしています。それをサポートする住まいを構築して行く事を生業としています。その人にとって幸福とは何だろうと常に考えますが、少子高齢化へばく進するこの国にあって、最近はその辺りの事をよく考えます。(つづく)

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      | 住まいづくりのヒント | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
      残念ながら、そこにあなたの住まいはありません。5
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         さて、この稿の最後です。総合住宅展示場、お仕着せのスタイルブック、残念ながらそこにはあなたの住まいはありません。若干参考にはなるかもしれません。ただ、ほんとうのあなたのための住まいはそんなところにはないのです。売る「住まい」はあらかじめサンプルを作っておいて見せる事が出来ますが、創る「住まい」はまさしくこれから創るのですから、お見せする事が出来ないのです。あなたのほんとうの理想の住まいは、今、あなたの中にあったり、私の中にあったりします。それを沢山お話ししたり、イメージを共有したりして、具体物としてこの世に誕生させると言う事なのです。一般的に日本の場合、「売る家」が巾を利かせているためにそう言うプロセスに至らないままに「家」を買ってしまう方が大半です。ただ、住まいは創った方がプロセスから愉しめるし、プロセスを愉しんだ方が、住まい始めてから住まい手とともに一緒に成長して行く住まいとなるのです。資産価値などという一元的な視点など何のその、その方にとって唯一無二で価値がどんどん上がっていく住まいの方が本来ではないでしょうか。買った家は、すぐに不良在庫になります。余り考えなかった家は、すぐに飽きます。劣化対策や、健剛さや、先進の性能よりも一番怖いのは、愛着がなくなりぞんざいに扱われて不良在庫になる事です。よく、家は人が住まないとダメになると言われますが、愛着がなくなった住まいほど可哀想なものはありません。そう言う意味では私たちは一棟一棟日々愛着が増すような住まいを増やして行きたいと思っています。今、ここにあなたの理想の住まいを「ほらここに」とお見せできないのがとても残念なのですが、住まいは考えて創って行くものです。工事が終わったあとも、住まいは住まい手とともに成長して行きます。そんな住まいづくりのプロセスを、あなたも愉しんでみませんか?人生の豊かさは、ほとんど面倒くさい事から成り立っています。ほんとうに面倒くさい事は私たちプロがお引き受け致しますので、面倒くさい事を愉しむ住まいづくりをお奨め致します。(おわり)

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        | 住まいづくりのヒント | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
        残念ながら、そこにあなたの住まいはありません。4
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           言い換えれば、完成品を買う喜びは買ったその瞬間だけで、どんどん目減りして行きます。住まいは買って壊れるまで使う単なる道具ではなく、「暮らし」そのものを投影する生物(なまもの)であると考えると、創り始めるところからもっと愉しまなければ損なんです。住み始めてからも育てて行くことが出来るのが住まいです。技術的なものはプロに任せてしまう事も懸命な選択ですが、もっと別の部分で、住まいづくりを愉しむべきです。昨今のエコハウスブームは、性能スペックの数値を消費者である皆さんが連呼して、ブロである筈の業界の方が冷や汗をかくと言う変な現象をも生み出し始めています。そんな事はプロ任せで良いように、業界はもっと信頼を得る努力をするべきですが、本来住まい手である皆さんは、ひと言、「省エネで快適に」と注文をつければ良い訳で、もっともっと他の愉しい事に考えを巡らせていただきたいと私などは思います。ともすると、性能スペックにこだわるあまり、どんな家でどんな暮らしをしたいかという本題が抜け落ちてしまっていたりするからその点はとても心配です。誤解を恐れずに言うならば、どんなにハイスペックでも、愛着が持てない住まいはぞんざいに扱われてきっと寿命は長くありません。末永く誰かに住んでもらえるためには、住まい手の愛着が欠かせないのです。そして愛着をもつためには、住まいづくりのプロセスにより多く関わっていただく事より他にないのです。買えば皆さんは「消費者」になり、不具合はクレームとなり、思う通りに鳴らなければ返品したくなります。しかし創れば、考えた分愛着が沸き、住まい始めてからも手をいれて、より快適に、より自分にフィットするようにと愛着をもって育てて行くようになるのです。この違いは大きいと思います。(つづく)

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          | 住まいづくりのヒント | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
          残念ながら、そこにあなたの住まいはありません。3
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             お金持ちのお医者様が、とこかの国のシャトーのデザインや、フランク・ロイド・ライトのユニソニアンハウスのデザインを余り脈絡なく部分的に頂いているスタイルを好まれるのも、ブランディングの成功と言えるかもしれません。ただ、この国とは全く関連性がないデザインの邸宅が、日本の風景に突如出現する様には、エゴイスティックなものを感じずにはいられません。これだけ莫大な投資をする住まいづくりにおいても、すでにコンビニでの買い物感覚が発揮され始めているのかもしれないと思ったりするのです。目の前に、フレームの中でおさまりの良いシーンを見せられると、あたかもご自分で想像した辻褄の合う住まい空間がそこに出来上がっているかのような錯覚は罪深いと言わざるを得ません。あなたは毎夜、シャンパングラスを片手に夕食を愉しみますか?本来の暮らしの豊かさとは、少し別の幻想がそこにはあります。夢を垣間みて盛り上がってしまえば、そういう錯覚に翻弄されてしまうのかもしれません。

             住まいづくりの本来は、もっと皆さんのほうに寄り添う形で進められるべきだと思います。私が生活習慣や、暮らしの信条をかなり時間をかけて事細かにお伺いするのも、そんな理由からなのです。コンビニの買い物は簡単で便利です。ただ、それなりのものしかない事はみなさんも重々承知してのお買い物の筈です。住まいはそれではいけないでしょう。35年ものローンを組むのです。現時点で最新鋭であっても、35年後には陳腐なスペックになっているかもしれません。いつの時点に焦点を当てて住まいづくりをするかと言う事が、案外大切ではないかと思ったりします。ローンが終了して、それからが住まいの価値です。お仕着せのものは、買えばその時が100%。その日から目減りして、どうかすると完済よりも早く寿命が来てしまう。そんな悲劇が繰り返されています。

             冒頭で述べた過疎化が心配される大開発の住宅団地は、この四、五十年のこの国の負の遺産です。さらにそれを増やす必要はもうすでにないのではないでしょうか。(つづく)

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            | 住まいづくりのヒント | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
            残念ながら、そこにあなたの住まいはありません。2
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               さて、量産型の作っておいてみせる事が出来る住まいを「買う」住まいを、私は全面的に否定する訳ではありません。それで満たされればそれで良いと思います。しかし、どうしても「買う」のと「創る」のでははっきり言って全くものが違うのです。もちろん、画一化した方が有利なものもあります。例えば今注目されている温熱分野の快適性や省エネ性能です。一旦仕様を決めて量産するのですからコストも抑えられて、性能も担保できます。ただ、今のところそれに大真面目に取り組んでいる大手は本当に少ないのです。逆に言えば、一棟一棟手作りの家が、大手以上の性能をはじき出し、個性的で豊かな空間であれば皆さんはどちらを選択するでしょうか。推して知るべしですが、一般的な住まいづくりのプロセスの中では、そう言うルートがほとんど示されていないのです。住宅展示場や、折り込み広告やTVCM には出てこないのです。例えば私たちも、ほとんどがお仕事をさせていただいた方のご紹介と言う形でクライアントと知り合います。もちろん宣伝広告にお客様からお預かりした予算を割く訳にはいきませんので、自ずとずっと淡々とそう言う仕事の仕方でここまで来ました。もっと宣伝しなさいとお叱りを受けますが、コストも時間もそこに割けない現実があります。さて、「坪単価◯◯万円!!」と言うような性能や劣化対策を度返しのものは別として、真摯に住まいづくりをしていれば、それなりのコストはかかってきます。ただし、長年仕事をしてきてふと気がつけば、昨今の大手の予算を見てみると案外お高い。原価を考えれば、よくそんな仕様でそんなにかかるなと思いますが、決して量産する事でのメリットが消費者に還元する訳ではない価格になっているものも多いようです。世の中は個人より、より大きい企業にお金が集まり、内部留保が進みなかなか個人に還元されません。個人どころか地方にも回らず、中央に加速してお金が吸い上げられて行くシステムばかりです。果たしてこのままでよいかというお話です。住まいづくりは一大事業です。値も張りますから、その予算を一気に中央に吸い上げられるのは国策には沿いますが、地方には甚だ勿体ない事と言えるのです。(つづく)

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              | - | 09:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
              残念ながら、そこにあなたの住まいはありません。1
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                 スタイルブックや、居並ぶ住宅メーカーの合同展示場は、住まいづくりを少しでも考えた方にはワクワクして愉しいものです。「キッチンはこんな風にしたい」「形や色はこのテイストで」と夢は広がりますが、いきなりここから始る方が非常に多く、実はお仕着せのサンプル品から創造を越えられなくなるケースが殆どと言っても過言ではないかもしれません。私たちのような仕事をしている者を知っている人でも、そうなる事が多いので、この国の住まいづくりにおいて皆さんの住まいを熟考してひねり出すことを生業としている私たちはその流れの中では残念ながらほとんどの場合蚊帳の外だと言う事になります。

                 それで世の中が潤沢に回って行けばそれはそれで良い事であるし、私たちの方が自分の生業に関して考え直さないといけないのですが、たまたまお会いするご縁があり住まいづくりをさせていただくと、やはりお褒めいただくし、どうして皆そうしないのかと言っていただけるのでごまめの歯ぎしりでも未だこうしてこんな仕事をしていると言う事になります。今後、少子高齢化に伴う人口減少はこの国に劇的な影響を与えて、社会のあり方や都市そのものが大きく形を変えて行くものだと考えられます。おそらくは、高度成長期に大開発された宅地分譲地に並ぶいわゆる規格住宅は、性能面でも愛着と言う面でも不良在庫として見捨てられて行く憂き目に遭うのではないかと思います。ゴーストタウンが全国にいくつも出来、都市の規模減少はそんなところから始るのではないかと思われますが、もうそろそろ、そういう質より量の時代から、「質」にこだわって行く時代を押し進めなければならないのではないかと思ったりします。(つづく)JUGEMテーマ:建築

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                | 住まいづくりのヒント | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
                あたりまえの日常と暮らしを取り戻す。5
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                   極限まで「便利」を求めていくと言う事が絶対の正義だった結果、価値は全て貨幣価値に統一され、ひとつひとつの暮らしの淡々とした所作が非常に薄っぺらいものになってしまっている事を少しずつ改善して行く必要があるのではないかと書いてきました。均一化したもの・ことは、都心優先の社会を作り、田舎を置き去りにして、時短時短で端折る事が美徳とされ、高効率とされてきました。そうやってゆとりを作ろうと必至になってきた私たちは、豊かになった筈なのですが、ちっとも満たされていないのです。私は悪びれずに、ゆとりで面倒くさいことをしようと言いたい。食事のためにテーブルセッティングを愉しむも良し、器を吟味するのも良し、断捨離って捨てるものを残すのではなくて身の回りに置くものを厳選するので手間ひまがかかります。お買い物も、ちゃんと必要なものをメモって出来れば近くのコンビニではなくて少し予習をしてお気に入りのものが現れるまで我慢して吟味しては如何でしょうか。欲しいものが得られた瞬間は何よりの喜びです。メールで済む事でも、出来れば実際に会ってお茶でもしながら言葉を交わせる時間を作っては如何でしょうか。最初から最後まで、お気に入りの音楽を「ながら」ではなく味わうように聴いてみるのも良いかもしれません。身近にできる事で、少し端折りすぎているところを面倒くさくやってみるのです。最近私はそんな事をよく愉しんでいます。

                   こんな事を書いている途中で、あの105才の現役医師、日野原先生がお亡くなりになりました。まさに天寿を全うされたのだと思いますが、人間というものは、何処かまで頑張ってあとはリタイヤして楽をすると言うような人生設計がほんとうに満たされた幸福ではなくて、実は生涯現役で、淡々といるべき居場所でその最後の瞬間まで生き抜く事こそが幸福だと言う事をその105年間が教えてくださっているようでなりません。むしろ私たちには、その105年もの長い時間はあてがわれていないかもしれない。そう思えば、暇だ、つまらないと抱く前に、面倒くさいことを愉しみ続けなければ勿体ないと思ったりするのです。淡々と。ただ淡々と。(おわり)

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                  | 住まいづくりのヒント | 06:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  あたりまえの日常と暮らしを取り戻す。4
                  0

                     何も感じないということは、一概に悪い事ではありません。私たちは温熱的にはそう言うストレスのない住まいを目指していたりします。それは安心であり、癒しであるからです。ただ、そこにはただただ鈍感力で傍若無人な住まい手を想定しているのではなく、そうある事の感謝であるとか自然への畏敬の念によって次なる発想を抱く理想の住まい手を想像しているのです。「面倒くさいもの・こと」がこれからキーワードになると書きました。本来、人間として生きていくということは、全てが面倒くさい事かもしれません。それを愉しむ事こそが、人間としての第一義だと考えれば、私たちは便利になって時間をかつての人々よりも授かっている分、大切な面倒くさいもの・ことを実践していく事こそが大切だと思います。AIの台頭によって、人類の職業が奪われていくと言うお話はよく聴きますが、これから膨大な「暇つぶし」の時代が来るのかもしれません。暇だ、つまんないというお話を若者達から聴くとほんとうに勿体ないと思いますが、世の中には実は、ハリウッド映画のような刺激とはまた別のワクワクするような事が沢山転がっています。その愉しみ方を知らないだけです。私はよく、「愉しいでしょ」「幸せそう」だと声をかけられます。確かにそう言う境地は多いのですが、これでも人並みの切磋琢磨の狭間で生きています。愉しい事は、便利で、楽で、お手軽で、暇つぶしでは決して得られないという事を理解するべきだと思います。もっと言えば、愉しい事のほとんどは視点を変えれば面倒くさい事です。繋がりました。私たちは、便利を追い求めるあまり、愉しい事すら省いてきたのです。

                     クリエイター要請の講師時代よく学生に、「発泡スチロールのお持ち帰りパックに入った牛丼を犬のように食べるな」と話していました。そんな言い方をするとワンちゃんに申し訳ないのですが、笑、あくまで例えです。何でも良いのでどんぶりに盛りつけ、紅ショウガの位置もこだわり、美味しそうに設えをして塗りのお箸で食べなさいと。なかなかそんな時間は取れませんが、たとえとしてそう言う愉しみ方を覚えた方が良いと話しました。パックを開けて割り箸で搔き込めば済む話ですが、そこから先がありません。まさに現代の私たちの暮らしは、この手のオンパレードなのです。(つづく)

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                    | 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    あたりまえの日常と暮らしを取り戻す。3
                    0

                       例えば、世界の潮流から一脱してこの国で進められている原発は「トイレのないマンション」と表現される事しばしばです。使用済み核燃料の再生や廃棄の目処が立っていないのに拡大する原発に対してこう言われるのですが、この表現すらピンと来ない人が増えているのではないかと思ったりします。トイレこそあれど、私たちは日常的に自分たちが動物で、何かの命を頂いてそれを栄養源とし、消化したものを日々出し続けているのですが、暖まった便器に座り、出せばボタン一つで消し去る事が出来るために、その当たり前の事を感じない暮らしに慣れきっています。昔はいわゆる便槽に貯めるトイレがほとんどで、月に一度バキュームカーが汲み取りにくるまでは自分達が出したものはそこに溜まっていくのでそれがつぶさに認識されていました。月末には溜まったものの悪臭で、早く来てくれないかなどとつぶやいたものです。近代化されるまでの人間の暮らしは、まず生活に必要な水をくみにいく事から一日が始りました。今は蛇口をひねれば何処でも水が出ます。この国では、まだ飲める水が何処でも出る。こんな便利な暮らしはありません。数時間をかけて水汲みに行った先達達を思えば、私たちはその数時間をどう使って暮らしているのでしょうか。以前、満員電車に無表情で揺られる東京の風景を切り取った外国の写真家の方がおられましたが、私たちはどうも、その恵みのように頂いた便利のお陰で得た時間を、豊かな使い方で埋めているようにも見えないのです。

                       便利に鈍化して、現代人は膨大な暇つぶしに興じています。その暇つぶしは、私たちを豊かに満足させるものとは少し毛色が違います。ここに、キーワードがあるようにも思います。「便利」と引き換えに私たちはどうも「考えない」「感じない」時間を得てしまいました。だから、感覚が鈍化して、豊かではないのかもしれません。

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                      | 住まいづくりのヒント | 07:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
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