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快適は「漏」エネではない!! 4

 さて、快適とは遠い我慢しながらエネルギーをかなり無駄に使いすぎる住まいを、2、30年に一度、自分も子も孫も毎世代ごとに建てると言う日本の住宅事情は、かなり奇異な状態であることをお話ししてきました。一旦日本の外からこの状態を見れば、いったいどうしてそんなことをずっと続けているのかと言われてしまいそうですが、その原因は簡単です。まず皆さんが「快適な暮らし」を経験したことがないので「知らない」ということです。そしてこんなものだと思っている。外国旅行を楽しむ方も多いので、エコ先進国に行かれた方は、数日の旅でも大きく価値観を揺さぶられ、帰国後ライフスタイルが一変する方も少なくないのです。私のつたない海外へ旅行した経験でも、どんなに雪景色の冬のドイツでも、部屋の中で凍えるような寒さを経験したことがない。大きく取られたガラス窓の際に座って、夜中に仲間と住まいづくりの夢を語っていて、ふと自分が高層ホテルのガラスのファサードの際に座っていることにハッとするのです。エアコンの過乾燥の気流感もなければ、ガラスの冷輻射も感じない。そんな発見から、なぜだろうと思い始めると、自分たちの日常がどんなに我慢だらけで、しかもエネルギーロスは格段に多く、毎世代ごとに安普請を重ねたところで皆さんが一番気にするところの経済メリットもない現実を変えたいと強く思いました。気がついて、経験すれば決して後戻りできません。

 快適で、省エネて、経済的に長い時間スパンで物事を判断した場合優位であることに気付いてしまったら、今の住まい造りはほとんど空虚に感じることだと思います。誰が悪いとは言いませんが、内向きな国の基準も、何となく小出しの住宅メーカーも、短期イニシャルの経済性ばかりに焦点を当てる住まい手も皆が何と創り出している世界だと言わざるを得ません。

 本当の快適を究極まで求めると、それは決して「漏」エネではなく、間違いなく皆さんの日々の暮らしよりも格段に省エネなのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:31 | comments(0) | - |
快適は「漏」エネではない!! 3

 では、省エネをしていくと言うことは、それ程過酷で、皆さんにストレスや負担を大きくかけるものなのでしょうか。皆でこの地球上で共存するために、ひとりひとりがちょっとずつ譲り合うと言う精神は大変立派ですが、実は私たちはまだまだそんな域に達していません。いわゆる無駄を省くことで充分省エネが出来ていく。逆の言い方をすれば、無駄を省いて効率化を図ることで、今よりももっと「快適性が増す」と言えば、どうでしょう。にわかに信じて頂けないかもしれませんが、実態はまさにそう言うお話しになります。

 もっとわかりやすく言えば、今の大半の私たちの暮らしは、過酷な温熱上の「我慢」をしながら、エネルギーを無駄に漏らしながら暮らすライフスタイルになってしまっていると言うことなのです。さて家を建てようかと考えても、今までよりは多少ロスが少ない住まいをみせつけられ、何処へ行ってもナンチャッテを見せられて「これが省エネです」と言われるのですから、少々切なくなってしまいます。暮らしが始まっても実感に薄く、また快適性もこれまでと少しも変わらないでは悲しくなってしまいます。現実を知ることで、快適で省エネな住まいへシフトしたいと思いませんか? 

 2011年に建設した「福岡パッシブハウス」は、ドイツパッシブハウス研究所の認定を受けた、国内3棟目、九州初の認定パッシブハウスです。折しも東北の震災の直後で、工事も大変難航しましたが、私にとっては大変意味深いものでした。高性能住宅を30年作りつづけてきて、その延長線上にパッシブハウスはありましたが、性能を数値化し、物差しで性能を計りながら創り出すという実践のきっかけであったし、そこにこれまでとは格段に快適な暮らしがある現実は、衝撃的でした。その後も普及と啓蒙に務めていますが、何よりも皆さんにお伝えしたいのは、そこには「快適と省エネが矛盾しない」暮らしがあると言うことなのです。暮らしの中で熱的に我慢しながらエネルギーをたくさんロスし、しかも20年単位で建て替えなければならない今のこの国の住まいづくりのルーティンからなかなか抜け出せない状態を、ちょっとでも変えていきたいのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:02 | comments(0) | - |
快適は「漏」エネではない!! 2

 この国の住宅業界を、失礼ながらカオスだと言いました。物差しが適切でなく、かつ曖昧なために、何が省エネなのかがよくわからない状態にあると言わざるを得ないからです。国が定めている省エネ基準もあるにはあるのですが、甘々な上に義務でもありません。しかも少しずつ改訂してはいるものの1999年に出来た基準が未だ「次世代」などと言う冠を付けてまだ語られるのでいよいよ一般の方にはよくわかりません。ハウスメーカーが「国の省エネルギー基準準拠」などと書けば、さも省エネのようですが、私に言わせれば、その実感は皆さんには省エネの実感のないものなのです。国の省エネルギー基準の実態は、「無断熱のかつての木造よりは多少マシ」と言うべきもので、弊社の仕事で言えば25年前からすでにその基準は充分クリアしているレベルなのです。冒頭で取り上げたように、「高断熱高気密」と謳って基準ギリギリの断熱をして、気密レベルを多少意識して作られたローコストが、果たして省エネかと言えば、やはり「無断熱のかつての木造よりは多少マシ」というレベルだと言わなければならないのです。さて、商売本意な住宅産業会では、省エネと言う言葉はそんなレベルから語られ始めます。物差しのゼロ起点を何処に設定するかで印象が大きく変わりますが、そう言う意味では、現在の国の省エネ基準は低すぎてかえって罪作りな状態と言わざるを得ません。

 本当に皆さんたちに省エネを語るのであれば、これまでの暮らしを基準として、格段に消費エネルギーが掛からなくなる住まいを提案するべきだと思います。そう考えれば、まず皆さんには国の省エネ基準は一旦忘れてもらう方が懸命かもしれません。建設コストを余計にかけた上で、余り実感に乏しく、その上で更に快適でもないとすれば、これは皆さんにとって不幸なことです。それを助長するような物差しはない方が良いと思います。

 ここで改めて言っておきますが、現在技術的には、今、皆さんの日常よりももっと快適で我慢のない暮らしをしながら、格段に消費エネルギーを減らす住まいを実際に創り出すことは可能なのです。しかも、途方もない予算がかかる分けではない。この国の住まいづくりにおいて、皆さんが多く知らされてる情報になかなか乗らないだけなのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 23:54 | comments(0) | - |
快適は「漏」エネではない!! 1

 先日お客様とお話しをして、改めて昨今のこの国の住宅業界のカオスな状態を感じ入るに至りました。お客様はその時「ローコスト住宅の会社だけど、高気密高断熱だって書いてあるんですよ」そういうメーカーさんは確かにあるようです。ローコストですから、様々な材料手順を端折らなければローコストにならない訳で、性能も出来もそれなりなのでしょうが、確かにチラシやコマーシャルではそう謳っているらしい。まあ、強いて言えば、「スカスカの昔の日本家屋に比べれば」とか「無断熱に比べれば」という冠をつければ、嘘にはならないと言う代物なのです。30年も前古くからそう言うことに取り組んでいる我々としてはちょっと「何だかなぁ」と思わずにはいられません。国が義務化すらしていない省エネルギー基準をギリギリ攻めれば、無断熱の木軸在来に数センチの発泡ボード系の断熱材をぐるりと張って覆えば、ハイ「高気密高断熱」と言われてしまうとあたかも高性能であるような誤解を生みかねません。ただ、多かれ少なかれこういうものが巷には蔓延しています。皆が、省エネ・エコをそこで語る訳ですから、お客様は一体どれが本物かがわからないと言う訳です。

 なんとかその違いを皆さんにお伝えしたいと日々奔走している訳ですが、省エネルギー基準を中途半端にお茶を濁している国と、かなりの大手どころのビルダーがこぞってそんな雰囲気ですから、多勢に無勢と言うイメージはなかなか拭えません。ただ、昨日もダボス会議の模様をニュースでやっていましたが、世界に目をやれば、この国の住宅事情はまさにガラパゴス。グレタ・トゥーンベリさんの明日でも数年後でもなく「今」という言葉に習い、出来る行動をとりたいと思ったりします。今回もそんなお話から(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | - |
エコハウスってことで、イイでしょうか。5

 この稿では、全世界レベルで進みつつある温室効果ガス対策としても大切な住宅の省エネ化が、何となく私たちのこの国では上っ面で、なんちゃってエコハウスの横行でカオス状態に陥っているために、皆さんも判断を誤りかねない実情をお話ししてきました。国内で省エネとかエコハウスと言われるものの中には、かなり怪しいものが含まれています。まずは国の省エネ基準が義務でもなくしかも甘々であること。その基準があるだけに大手がそれを盾に実のある省エネに取り組まないこと。地場中小もなかなか意識が薄く、国交書も「市場がついて来ない」などという変ないい訳で義務化を先延ばしにした現状は信頼における状態ではないと思われます。

 写真に象徴されるようにエコハウス先進国では、一旦創り出したエネルギーは完全に使い切って、漏らさないという気概に溢れています。各国がカーボンゼロを発表し始める中、この国はまだ国や大手ビルダーが率先して看板ばかりの「ナンチャッテ」をやっている訳です。市場原理で技術を小出しにして、今までのスカスカ住宅の断熱を少し進めたところで、エネルギー消費は増えると言う実情をHEAT20の物差しでご説明しました。

 しかも、この国の市場の原理が一番無視しているのは、皆さんの「快適」だということなのです。エネルギー消費を極端に減らしながら、今の皆さんよりも断然快適な身体に優しいくらしがそこにあると言うのに、それをあえて方向へ導くと言うことを、私は犯罪とは言いませんが決して誠実な業界だとは思えないのです。

 ずっとこんなことを言い続けている私などは、多勢に無勢からすれば異端児ですから、いつも冷や飯ぐらいです。ただ、もう、待ったナシです。あなたが気軽に呼称しているエコハウスは、本物でしょうか。本物のエコハウスは、皆さんに我慢の強要をしません。むしろ今の皆さんの暮らしよりも格段に質の良い熱環境なのです。

 あなたのイメージする住まい、ほんとうにエコハウスってことで良いでしょうか。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:23 | comments(0) | - |
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