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愛着仕様の住まいのためにできること。5

 さて、この稿の最後です。「愛着」というテーマでお話ししてきました。どんなに頑丈に創っても、どんな快適な性能を実現しても、その住まいが住まい手にとって「愛着」の持てるものでなければ話になりません。常日頃から私は住まいに「消費税」がかかっている事に疑問を投げかけています。これは、住まいも消費するものと言う認識のもとの政策でしょうか。10月から一割にもなる住まいづくりの消費税が、どれほど住まいづくりの予算に重大な影響を与えているか考えてもらいたい。本来住まいは、消費とは真逆に、創り、済み始めてから育てていくものだと想います。愛着をもち、手入れをして、何十年も大切に温存できていく住まいのスタートに、一割の負担を強いる消費税は、そこから始まる住まいのスタートに大きなダメージを与えるものです。そういう発想から変えていかなければ、この国の住まいは良くならないのではないだろうかと想ったりします。

 愛着を持つために、住まいはきっと、買っちゃいけない。創らなければならない。育てるのです。しっかりとしたプロセスを共有しながら、育てていくべきものなのだと想います。全てがその場限り、実は短い時間スパンで、貨幣価値のみで計る世の中が続いています。そんな中で人が済む住まいは、単なる愛着が持てない「箱」に成り下がってはいないかといつも想ってしまうのです。住まい手も、数字の性能スペックは気になっても(ベースとして大切な事ですから出来て当り前ですが)どんな暮らしをするかと言う部分に想像力を働かさない住まいづくりに終始しては、建てた瞬間が絶頂で、どんどん劣化してしまう住まいになってしまう可能性が高いのです。弊社のお客様とのお付き合いは15年、20年と続き、手入れや時代に合わせたアレンジのご相談も良く受けます。「この住まいで良かった。ありがとう」と言われるのが何よりのご褒美ですが、本来の住まいづくりの時間スパンとは、そんなものだと思うのです。

 安近短はほんとうの満足度に至る事なく、消費され、寂寥感だけが残るものだと想ったりします。住まいは私たちの暮らしのベースです。これだけは、安直にお仕着せのものを買うのではなく、位置から構築して「創る」ものであるべきだと想います。誤解を恐れずに言えば、「愛着」ことが、何よりの耐久性であり、また、性能であると想ったりするのです。お手伝いします。あなたのためだけの住まいづくり。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛着仕様の住まいのためにできること。4

 住まいは住まい手の日々の暮らしの具現化です。朝どのように起きて、誰と何を語って食べて何をして過ごすかということを具体的な形にしていくものです。単純に、性能の良い「箱」頑丈な「箱」を創るだけなら簡単ですが、繊細な人の心と身体を包み込む日常の場としての「住まい」は、そんなに簡単なものでもないと想うのです。大昔、人は多くの動物がそうであるように、自分の住処を自分で創りました。巣作りは生きている根源と行ってもよいかもしれませんね。それが、一人では大変だと言う事で地域のコミュニティーで協力して建てるようになりました。地方の民家の合理性のある共通したデザインはそんなところから産まれ始めたのかもしれませんね。それがやがて段々専門業となり、地域の材木供給業者が職人さんを斡旋したりして専業化していきました。それでも戦前までは地域の材料と人の手に寄って、住まい手を見つめた住まいづくりが行われていたようにも想います。

 戦後の住宅難は、とにかく早く大量に住宅供給を実現する事が急務でした。よの巨大住宅メーカーのほとんどのルーツは、この辺りにあります。住まいが、考えて創る時代から、作って売る商品になった瞬間です。その時代のニーズとして、必要だった事は事実ですが、地方色や、個性も地場の伝統や材料、職人の供給体制を破壊するに余りあるものでした。今も、各地の住宅展示場に行くと、列島縦断して同じような企画住宅が並んでいるのを見ると、私などは不自然さしか感じませんが、大多数の日本の住まいづくりがそういうシステムのもとに作られているのは事実です。

 少子高齢化で、少なくとも縮小傾向にある経済と家余りの現状からして、今も戦後の住宅難のときの体制で住まいが造られているのは残念だと想ったりするのです。

 考える事は、一見面倒くさいようですが、その面倒くさい所を請け負うのが、私たち設計事務所です。一杯考えなければ、愛着はわいてきません。どうせなら、一杯考えた住まいを手に入れませんか?

何気ない日常がストレスなく、スムーズで、かつ何となくウキウキするような時間になるような仕掛けを一杯埋め込む事が、住まいづくりの本来だと想うのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛着仕様の住まいのためにできること。3

 それでは、「愛着」いうものはどんなものでしょうか。ひと言で言えば、「思い」なのです。どれだけその住まいに思いをかけられるかと言う事なのですが、最近の風潮としてあらゆるモノ・コトがドライに片付けられて、安近短が理想とするなかで思いを込めていくことはなかなか難しい。ひとえに、貨幣価値と言う一元的な価値観で結果だけで物事を進めれば、「思い」などというものは置き去りにされていく事は自明の事なのです。私は逆に、住まいづくりは「プロセス」だと言います。誰とどう考えて、どんな時間を使って、どう一つ一つ納得しながら住まいづくりをしたかが大切なのだと想います。「いくらで、どんな性能の住まいをどれくらい短期間で建てるか」というところばかりが問われますが、それはプロセスを無視した物差しだと想います。建ってしまえばそれで終わりであればそれで構わないのですが、実は住まいは出来上がってからが始まりです。住まい始めてからどんどん愛着が増していくような住まいづくりをしたいものです。最近の傾向として、「いくらでどんな性能でどれくらいの時間で建つのか」と矢継ぎ早に質問をされるのですが、こちらから「ではどんな住まいを建てたいのですか?」とお伺いするとなかなか返答が返って来ないと言う場合が少なくありません.申し上げたように、一元的な結果に注視するあまり、住まいの本来のあり方に関しては、骨抜きになってしまうという事だと想います。その部分が不安で仕方ない業界の責任も大きいのですが、本来住まいはどんな暮らしをするために、どんな住まいを建てるかと言う事が一番大切です。

 弊社ではまず、かなり詳細なアンケートで情報共有をした上で、価値観を共有するべく様々な話題のお話しをさせて頂きます。その上で、そう言う暮らしにはこんな住まいが良いのではないかと言う提案をしていくのです。具体的に、「どんな住まいか」の部分は我々が知恵を搾り分担するとして、「どんな暮らしをするか」の部分をじっくり考えて頂きたい。「考えない事が便利」という風潮は蔓延していますが、こと「住まい」に関しては、それではフィット感と愛着に繋がっていかないのだと想います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛着仕様の住まいのためにできること。2

 近年の住宅業界は、エコ・省エネと高耐久を唄い、あたかも劇的に進化してきているようなイメージがあります。イメージと書いてしまいましたが、確かに確実に前進はしているようですが、ただ、そうでないもの、過去のちょっとしたアレンジや焼き直しのものも巷には少なくはありません。住まいがお客様とおつき合いする「時間」は、貨幣経済優先の劣化してゆがみを見せ始めている今の社会が扱う「時間」とは全くの別物です。また、高性能、高耐久になったら愛着仕様と言う訳でもありません。そう考えると、住まいづくりと言うものは実に奥が深く難しいものなのですが、私に言わせれば、エコ・省エネと高耐久は住まいの前提条件として一定レベル以上のものである必要があります。本来の住まい創りは、そこから先の事と言う事になります。エコ・省エネと高耐久を声高に唄いながら、それ留まりでは何ともお客様に申し訳ない気がしてならないのです。

 例えば、文句なしの耐久性があったとしても、その住まいが住まい手にとって、愛着の持てないものだったらどうでしょうか。長持ちする事を望まないその時点で、その耐久性に意味がなくなります。また、文句なしの温熱性能があったとしても、居心地が悪く落ち着けない場所になってしまっていたらどうでしょうか。他の様々な要素も含めての、居心地のための高性能だと想ったりします。せっかく巨費を投じて、自然界から空間を切り分け、自分仕様に仕立てていく訳ですから、やはり心から憂いなく愛着仕様の住処にしていく方が幸福だと想うのです。

 では、「愛着」は、どうしたら湧いてくるのでしょうか。少し考えてみたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛着仕様の住まいのためにできること。1

 オープンハウスを終えて、頭の中は色々な事が去来しています。中でもうちのオープンハウスは、いわゆるOBの方達が沢山おいで頂く事が少し他と変わっているかもしれません。「もう建ててしまったのになぜ?」と良く言われるのですが本当に沢山のOBの方にご参加頂いています。自ずと四方山話は、互いの近況報告と住まいの維持管理のご相談だったりしますが、こういうOBの存在こそが、まさに弊社の愛着仕様の住まいゆえの特徴かもしれません。カフェスタイルのおもてなしは、さながらOB会となります。以前そう言うお客様のお一人から、「私がオープンハウスに伺うのは、初心を思い出すため。こんなに創ってもらって、うちも同じように真新しかったんだから、掃除をしようというきっかけになる」と言われた事もあります。そういうOBもすでに25年以上前のお客様が増えてきました。先日も、これから住まいづくりを検討されているお客様に、OBが直接住まいづくりを指南。仕込みでも何でもなく(笑)、「先生の住まいづくりの考え方はいいですよ」とやっていたり、「プランはすごく時間掛かるから早めにね」などというのもあったりします。私がいないところでのやり取りが、時折吹き抜け越しに聞こえてきたりするのですが(笑)、まさにこれこそが生のご評価だと有難く感謝したり、肝に命じたりの連続です。

 創り出すものは毎回全く違う別物なのですが、どうも私が創り出すものの共通項が、そんな瞬間に垣間みれるような気もします。時間が増すほどに愛着が増してきて、自分の住処として想いがどんどん深くなるような、そんなものが創れたらいつもいいなと想うし、創ったあともお付き合いを通じてそう言う方向へ少しでも導けるようにお付き合いをしていますが、今回はそんなお話です。あなたの住まいづくり、愛着仕様になってますか?(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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