建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
小は大を兼ね...ちゃう。3
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     間取りの話になるといの一番に出てくるのが客間と言うお話。お泊まりまでのお客様が年に何回あるかという話なのですが、「いやあそうは言っても」となる事もしばしばです。例えば、年に二度ほどご親戚がお泊まりになるとして、6畳一間の客間を取って3坪、坪単価60万としても180万+消費税で200万、その空間を常に冷暖房するコストと毎年の固定資産税がそれに対して約20年くらいとなります。逆に毎年2回、例えばお二人に3万円のホテルをご用意して年6万、20年で120万と言う計算になります。ここで、いやいや来た時だけ冷暖房だから光熱費は...と言われるかもしれませんが、2020年の省エネ基準完全義務化によって担保できる新築住宅の性能は、何とか全室冷暖房が出来る程度です。局所的に暖めたり暖めなかったりと言う不健康きわまりなく、なおかつ建物の結露リスクも膨大な現状の大半の住まいづくりはこれから消えていく運命にあるのです。健康的で、推奨されていく全室冷暖房にはそれなりのエネルギーコストがかかりますから、出来るだけ高性能にしていく事はこれからの住まいづくりの必須条件なのです。それから子供部屋ですが、冒頭で述べたように、将来的にご夫妻のご両親が同居となった事をふまえて時限的に二つの用途をワンヴォリウムでまかなうと言うのも手かもしれません。子供室も長い人生の中では一過性の需要だと言う事が出来ます。築40年以上の住宅団地では、殆どの2階建て住宅の2階が子供部屋で、今は老夫婦だけが残り、階下の1階でほとんどで暮らす。2階は階段が急だから、暑くて仕方ないからと言う事で、家中の不要物を2階に詰め込んで倉庫代わりに使って暮らしている。重しの下の老夫婦。今回の熊本の震災でも分かるように、こういう状態は甚だ危険な住まいだと言えると思います。そうならないためにも、不要な部屋は最初から作らない、ミニマルな発想が必要になってくるのです。(つづく)JUGEMテーマ:建築

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    | 若者・教育 | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
    生き抜くための住まい作り...。4
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       住まい作りにおいて、残念ながら塩漬けにするだけで無価値な土地のための資金を出来るだけ小さくした方が得策だと言うお話をしました。長期借地が出来るならばその方が良いと思うくらいです。土地にお金をかけるくらいなら、上物の資金に回した方が良いのです。設計屋だからそう言うと言われそうですが実は実例として、そうなっていない不幸なパターンが多く見られます。国策で煽られているせいなのか昨今建設コストは上がるばかりで、おまけに8%もの消費税は皆さんの建設資金をぐっと圧縮してしまいがちです。その上で高い土地を買わされれば、性能を語るまでもなく妥協の産物のような家しか建たないという不幸がそこにはあるのです。
       次に、なるべく小さく建てる事。生活感のないグラビアや最高グレードへ誘導する事が目的の郊外の住宅展示場に感化されて、およそご自分の暮らしとは似つかわしくない大きな家を建てる事も少なくありません。最近私はよく「一端、床・壁・天井で囲い私物化してしまった空間は、ずっと温度・湿度キープのためにランニングコストがかかって行く」とお話しし、出来ればコンパクトな空間の方が良い事を誰彼かまわず語っています。プランのテクニックで、現実の空間は広くも狭くも感じる事が出来るし、そもそも小さい限られたものを基本に大きな世界を構築して行く技術こそ日本人の真骨頂とも言えるものです。塩漬けにしかならない土地にコストを余り取られずに、小さくとも豊かな空間を創りだす事が出来れば、そこに「省エネで快適」と言うエッセンスを盛り込んで行く可能性が広がります。(つづく)
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      JUGEMテーマ:建築
      | 若者・教育 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
      新成人を言祝ぐ...。
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         昨日は街でちらほらと晴れ着姿のお嬢さんや真新しいスーツの集団を目にしました。成人式へ出席した若者たちです。娘が可憐な晴れ着姿を見せてくれたのももう何年も前だと我が身の歳を感じますが、彼らに明るい前途がある事を祈念してやみません。
         ラジオで「今年はまたすごいですねー、昔はヤンキーのお兄さんたちが派手な袴くらいでしたが、最近はもはやコスプレ...」と毎年の夕餉の時間のニュースのごとく若者たちの式典での装束や振る舞いをとりあげていました。私は長年専門学校の講師をさせていただいた事もあって、時の若者というものを批判する気になれません。彼らは時代時代で姿形は違うにしても、とてもピュアであり、限りない可能性を持っている逸材の集団なのです。問題は導く鏡となっている大人であり、いつの時代もまた若者は傷つきやすく、ねじ曲がりやすいものでもあります。国政選挙の直前に秋葉原の街頭で怪気炎をあげる首脳が率いる国ですから、コスプレも致し方ないと私などは思うのですが、ド派手な格好は逆な見方をすれば一瞬にして自分の内実をなくし、擬態し、自己を消し去る毒性があるようにも思えます。で、中身はと問われるとその覚醒の中で空っぽだったりするのです。
         そういうことを個性だと安直に考える方達が主流だとは思いませんが、これからのこの国は、もっともっと若者のパワーを結集していかなければならない。若者の投票率が下落する一方のこの国にあって、新成人の方達には、当たり前の事が無関心の背後で、徐々に歪曲していってしまっている事実を見極める眼と頭を養ってほしいと思います。立ち止まり、その場にしゃがみ、よく考える事。時間がまだまだある若者だから出来る事は無限なのです。
         自戒の念も込めて若者には、良い大人を選んでつきあえと言いたい。私たちは、その良い大人を目指したいと思ったりします...。
        JUGEMテーマ:社会の出来事 
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        | 若者・教育 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
        母校へ...。
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           もう何年ぶりになるだろうか。先週末に母校に帰る機会を与えられた。一年後の卒業をふまえて就職を選択していかなければならない学生諸君への就職支援セミナーのパネラーの一人としての召還である。私のカテゴリーは意匠設計部門、その他に、構造設計、大手ゼネコン、地場ゼネコン、ハウスメーカー、公務員、設備メーカーなど多岐に渡る分野でご活躍のOBが集まられていた。卒業30年を照準に集められているので40代後半から50代の言わば親父集団であるが、二十歳前後の学生諸君と楽しい時間を送ることが出来た。
           国立工業高専の成り立ちからして、本来保私の母校の卒業生の進路はゼネコンやプラント、ハウスメーカーの現場での即戦力技術者というケースが主流であるが、私のような異端児にオファーがあるのも、女子学生が増えた事や意匠嗜好の学生も増え就職先も多岐にわたるという事かもしれない。改めて向こう見ずにも 26才で開業しこれまできた自分を振り返ると、どこかに帰属して給料をもらうという経験に乏しい私には、就職支援のお話が出来る筈もなく、もし意匠系に進みたければ本日ただ今この瞬間からその気になり、学生というくくりを捨ててクリエイティブ思考で上を目指せというに尽きた。学生諸君にはいささか唐突なお話だたかもしれないが、厳しい時代、荒波を思えば楽観論も酷である。学生へのアドバイスが、自分の足下を再確認する良い刺激だった。JUGEMテーマ:学問・学校
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          | 若者・教育 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
          至福の時...教え子たち。3
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             彼の務める家具メーカーのショールームに所属して販売や宣伝に携わる同級生のSさん、仕事にも慣れてこれからの展開で少しばかり閉塞感。何事をやるにしても少しずつ、まずは今の立場でできる事から行動する事を始めようと励ます。少し異業種ではあるが、卒業以来飲食の世界で店舗に立ち、頑張っているKさん、極める事の喜びはどんな仕事にもあるもので、食い意地の張った私は何処の何が上手いという話で盛り上がった。もう一人、育児奮闘中のKさんはご主人様とベイビーを携えて姿を見せてくれる。子供に構える時間はわずか、大変な事も多いけれども、楽しめ、味わえ、と励ました。私の入れる珈琲に彼らの笑顔がまぶしい。
             私自身がそうであるが、若い頃は次々と立ちはだかる目前の壁に翻弄されて、時には押しつぶされそうであり、くじけそうになる事ばかりである。時間が流れれば、万事塞翁が馬で何が幸いで何が不幸かなどという事はその時点では決められない事が分かってくる。肝心なのは何事にも自分を励まし、褒め、時には楽観過ぎるくらい安心の状態でその壁を乗り越えるバイタリティーこそで、足りない部分は仲間と補えば良いのである。私が関わった若者たちに、当時ましな薫陶などできなかった私が、まるで補講を受けているような時間だが、成長著しい彼らと、そんな時間送る時は、私にとってはいつも至福の時なのである。
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            | 若者・教育 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
            至福の時...教え子たち。2
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             家具の街大川の家具メーカーで製造に従事するS君は、一度社会に出られて学費を貯めて入学されたから他の同級生よりは少し年増だった。その歳の入学生の情報はいち早く我々に届くことになっていて、彼が仲間の中で浮かないかと随分腐心した事を覚えている。一貫して木工家具の技術を習得したいと言っていた彼は、その初心を貫いて、「足もの」と言われる椅子やソファーの製造を行っている。デザインも手かけるようになっていて、若手のホープとなり始めている。そんな彼が、先日労災事故で指を落とした。数度に及ぶ手術が続き、今も苦痛を伴う日々を送っている。何もしてあげられないし、私の言葉などに力はないが、「痛みの分かる者にしか分からないものづくりがある」と励ました。以前私も左肘の腱を断絶し、ふた月ほど三角巾で左腕を吊って暮らしたことがある。痛みが引いてからも、脱力感で思考回路さえ停滞する。本当にその時ほど、五体満足である事の有り難さを感じたことはない。その前後で、私の設計も確かに変わったのだ。そのことを伝え、彼との再交流が始まった。まだ包帯はとれないが、最近の手術は上首尾だったようである。その彼が、先日同級生を伴って訪ねてきてくれたのである。(つづく)
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            | 若者・教育 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
            至福の時...教え子たち。1
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               およそ一年になるフェイスブックの効用は、全国に点在する仕事仲間の近況がすこぶる近しく感じられる事と、かつて講師をしていた時代に触れ合った教え子たちとの再会である。教え子と言っても、私に何かを教える能力があったかどうかは甚だ怪しいが、ご縁があって10年ほど専門学校のスペースデザイン学科の非常勤講師と言う顔を持っていた頃に触れ合った学生の数は相当数に及ぶ。その立場を退いて、もう6年も経っているが、あどけなさが残っていた当時の学生が、今では凛々しい社会人となって私に友達リクエストをしてくれる幸せを時折味わっているのである。愛すべき彼らとの再会は私の日常に暖かさと元気をくれる。当時の授業を良く覚えていて、時折私の方がそんな事言ったかと失念してしまっているのが冷や汗ものだが、多感な彼らに私ごときが与えた影響は大きいと、再会を希望してくださる方達には、足りない当時の自分のフォローでもできればと交流再会の糸がつながるという具合なのである。(つづく)
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              | 若者・教育 | 07:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
              教え子たちとの再会...。
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                 7年ぶりだと言う、かつての教え子たちが多数集まってくれた。こう言う場での出席は、あまりほいほい出て行ってもかえって迷惑ではないかなどと邪推が巡って、どこかでためらいもなくもないが、本当は何よりも優先して伺いたい気持ちが優先して楽しい再会の時間を遅らせていただいた。かつて専門学校の非常勤講師を10年ほどやっていて、もう引かせていただいてそんなに時間が経ってしまったが、未だにこうして慕ってくれる諸君がいる事は私の宝物である。当時何が指導出来たか甚だ怪しいが、彼らは私の想像に反して、私の一言一句を良く覚えてくださっている。気恥ずかしさ反省の連続ではあるが、少し大人びた彼らとの語らいは、至福の時間以外の何ものでもない。子供を抱いている者、これから結婚が控えている者、仕事に闘志を燃やしている者、更なるスキルアップに学んでいる者、みんなそれぞれいい顔をしている。最近はフェイスブックなどで再会する学生諸君も少なくない。折角だから、一人も欠けずに写真を撮ろうよとお店の方にシャッターを切っていただいた。私の幸福の一枚がまた増えた瞬間である...。
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                | 若者・教育 | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
                いい窓から景色をみよう。1
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                   この時期、早朝のぴーんと張りつめた空気感や、随分早い日暮れの時間など、窓辺からふと外を眺めたくなるシーンが多い季節で、そうなると窓と言うのは大切だなと思ってしまう。普段アルミ枠の窓に慣れきってしまっている私たちは、少し麻痺しているが、美しい紅葉の景色などを一傍観者として眺めるには、絶対木製のなどだよななどと思ってしまう。そして、ちょっと驚くほどに音が切れていたりすれば、視覚的な刺激だけが私たちの脳内を刺激して、なんだかきゅんとなるのである。絵画が、その額によっても随分印象が変わるように、景色もそう言うところがあるように思うのである。

                   近年の日本の住まいは、田園風景だろうが街場の建て込んでいる場所だろうが通り一遍等のプランがなされて、敷地の真ん中に建物を置き、決まって南側を開けて掃出しの窓を取りと、敷地や周囲を無視したものも少なくないから、リビングを開けるとお隣さんのエアコンの室外機がこちらに向いてぶんぶん回っていると言うような光景がざらなのではないかと思う。

                   窓はもっと良く考えないとと、時々自戒の念も込めて思うのは言うまでもない。

                  (つづく)

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                  | 若者・教育 | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  寿(ことほ)ぎ...教え子たちの結婚。
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                      最後の年に出した卒業生が弊社を訪ねてくれたのは1か月ほど前。同じクラスだった一組のカップルが、見事ご結婚すると言うのだ。社会にもまれて幾分たくましくなった彼と、
                    お年頃で美しくなられた彼女が、福岡での親父代わりくらいに思って慕ってくれることは私に取っての宝物のひとつである。披露宴の招待と祝辞を所望された。私は普段晴れがましいそう言うことはお断りするのだが、彼らには断る理由が見つからない。
                     先日、さながら同窓会のような披露宴に赴き、なんとかたどたどしくもスピーチも終えて、彼らのはなむけとすることが出来た。若い二人は、見ているだけで表情が緩む。これから大変だとは思うが、未来と言うものには悲壮感は本来ないものである。どうにでもなる。これからのことなのだから。少しばかり先を生きているものとしては、なるべくならば順風満帆、穏やかで実りの多い人生の航海とならんことを祈念するばかりである。私に実子は女の子一人だが、その他にも、こんなにも慕ってくれる子たちがいる。新しき事、次の事を産み出す我々は、常に孤独との戦いであるが、機会をいただいて一定期間でも教壇に立ち、彼らのような子たちとご縁をいただいた事にただただ感謝である。宴でご両家のご両親様とも歓談した。私の事を良く話してくれたそうだ。スピーチもどなたよりもいの一番のことだった。大切に思ってくださるありがたさを感じる時間だった。
                     私は自分をブッデイストだと思っているが、チャペルの賛美歌とパイプオルガンとその愛に満たされた空気に、ともに彼らの未来を祈った。もはや宗教の色柄などどうでも良い。その奥にある大きな流れに対して、彼らの幸せを祈るばかりである。
                    | 若者・教育 | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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