建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
問わず語りの「寓話」
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     少しバラバラでしらけた学校でのお話。この間、なり手がない生徒会長に、お金持ちの家の◯◯君が選ばれた。「少しバラバラな雰囲気を一つにまとめて良い学校にしよう」と演説した。クラスメートは「やりたい奴にやらせればいい」と思っていた。そしたら副会長も書記も委員会の委員長も皆◯◯君のお友達ばかりの生徒会執行部が出来上がった。すぐには学校に変化はなかった。そしたら、何だか学校全体が○○君に気を使う雰囲気ばかりでつまらなくなってきた。そのうち新聞部が廃部になった。◯◯君は「僕が生徒会長になって学校が良くなった」と演説ばかりしている。ただ、本当はそうだろうかと心の中で思う人も増えた。ただ相変わらず、◯◯君は「僕が生徒会長になって学校が良くなった」と自慢げに演説ばかりしている。みんながこのままではいけないのではと心の中で思い始めた。執行部役員のテストのカンニングや、積立金の計算が合わないと言う問題が噂され始めた。そしたら◯◯君が会長の任期を卒業までに延長すると言い出した。執行部はお友達ばかりだからすぐ可決された。そしたらこの間、「人の悪口を言う人はいけない人だから罰を与えよう」と◯◯君が言い出した。あれ?と思う人が口を噤み始めた。いよいよ学校全体がしらけた暗い雰囲気になってきた。職員室から、先生が「勝手に校則を変えるべきでないと」◯◯君が注意された。◯◯君は生徒のみんなが自分に賛成していると強く主張した。そして隣りの学校の不良が攻めてくるから、自分に権限を集中してみんなを守ると言い出した。学校全体がいよいよ暗くなってきた。

     ◯◯君が生徒会長になるまで、校則を変える必要も、悪口を言う人も、攻めてくる隣りの学校もなかったのに....。

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    | エッセイ | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
    髭のお正月...。2
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       三ヶ日の最後は、決まって住吉神社三日恵美須神社の福引きを引くのが常となっています。晴天の良い日和となりました。体調も律儀に、何とか明日の始業には間に合いそうで、これまでの私ならもう三日も無駄にしてしまったと焦るのですが、笑、今年元旦に覚悟を決めましたので泰然自若、神が与えてくださった三日間を満喫して明日へと備えます。例年は福引きの賜り物を謎解きとして、この一年の仕事を私が占い夜の鍋会で疲労すると言う嗜好ですが、鍋会を7日に延期しましたので、それもそれまでお預けとなりました。奇しくも私は31日にフェイスブックで「毎日のルーティンを丁寧にこなし、そのルーティンかしばしば脅かされることに動じない精神から日々の幸福が生まれてくる。新年も、ただそうするだけ」とつぶやいています。この事だったかと番狂わせを思いながらも、良いことも、悪い事もやってくる人生を、噛み締めて前に進むぞと思いました。 

       思えば、家業が野帳場で大人の職人ばかりの中で育ち、勤勉と気が効くことを厳しく仕込まれた私は、気ぜわしく遊びがないのが良くない。もうそろそろ落ちついて、ゆったりとやれと言う事なのかもしれません。笑。そう言いながらも、このブログは元旦から上げていますが....。まあ、染み付いたものはなかなか拭えませんが、今年も皆様、ずずすいーっと、よろしくお願い申し上げます。

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      | エッセイ | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
      髭のお正月...。
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         今年の新年早々は寝正月を決め込んでいましたが、普段に似合わない了見が祟って、いささか風邪気味で本当の寝正月となっております。思えばこんなにゆっくりとしたお正月は初めてかも知れません。学生時代、貧乏学生だった私は、年末は同窓の実家の魚屋で住み込みのアルバイトが常でした。ゴム長にゴムの前掛け、赤手ぬぐいをきつく捻った鉢巻きをして、なかなか「いらっしゃい」が言えなかった。そのうち慣れてくると「ブリ買うてー、ブリ買うてー」というかけ声も勇ましく、向かいの八百屋のおばちゃんから「板についてきたね」と冷やかされたものでした。大将は実は土建屋から転職組で、仕事終わりに一杯やりながら「そんな七面倒くさいこと辞めて魚屋になれ」と言われると青二才の自分には返答が出来なかった。大晦日の夜、懐暖かく一年分の小遣いを手にして大将からタクシーチケットをいただき、ラジオの紅白を聞きながら実家に凱旋すると言うのがお決まりでしたが、思えばあれから35年、時間と言うものは残酷なものです。考えてみれば、あれからずっとずっと前のめりに日々を送ってきたのですから、こんなお正月も良いかもしれません。今年は、新しい流れの予感を感じています。

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        | エッセイ | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
        安っぽいSF小説ではありませんが...。
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           8兆円にも及ぶ原発の廃炉費用が、黒字計上の事故を起こした電力会社ではなく国民に押し付けられていく。豊洲の汚染土の未処理問題は藪の中、地方議員は政治資金で高級クラブに通い、海外視察の報告書を何十人も完全コピーで澄ませ、閣僚は危白紙領収書を都合良く使い回し全く問題ないと開き直っている。防衛大臣は子ども手当をするくらいなら防衛費をと過去の発言に悪びれず、あれほど絶対反対とポスターまで作っていた与党は、アメリカさえも躊躇しているTPPを早々に批准するために虎視眈々と準備し、憲法違反である安保改悪から挙げ句の果てには憲法改正を企んでいる。書いて並べてみるとすべてが全く無茶苦茶な世の中です。

           考えてみれば、何時からこんな世の中になったのでしょうか。ここまで来ると本当に変です。何処かの宰相が「お腹痛いー」と全てを投げ出してからズルズルとねじ曲がり始め、まるでゾンビのごとく再びその席におさまってから、これらのことが矢継ぎ早に起こっています。安っぽいSF小説ではありませんが、まさに「あの頃」すべての世の中が何かの手違いで変な方向にずれてしまったのではないかと私などには思えてなりません。

           最近、ふっと目覚めると、「実はそんなことなくて...」と昨日までと全く違う全てが淡々と流れていた頃の日常に戻っているのではないかと思ったりすることがあります。もちろん3.11もなく、戦後がまだ続いている。であれば本当に良いのですが、この世の中は自力で私たちが戻していかなければならないのです。マスメディアが完全に異常な今、その現実には目眩を覚えますが、この過酷な現実と私たちは向かい合って先へいかなければならないのだと思うのです。

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          | エッセイ | 07:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
          ひとの縁(えにし)...。
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             季節外れの台風が過ぎて昨日はご縁の深い会社の全国会議が福岡であると言うことで、その夜の宴にお誘いいただきました。思えばオーナーのD氏とのご縁も四半世紀となりました。まだ何も分からない青二才が突然福岡から札幌に押し掛けて、九州で高断熱高気密住宅をやりたいと言い始めたのを真摯に受け取ってくださって、あらゆる業界の方をご紹介くださり、当時の人脈は今でも私の仕事の太い太い動脈となっています。業界の父とでも言うべきD氏のご子息が、九州支店を任されるから頼むと言われてから早16年、今度は私が親代わりと言っては見たものの、いつも食いあぐねている私には見守るくらいが関の山でどんな助力も叶いませんでしたが、そう言う人の縁を本当に幸福に思います。

             何と当日の朝に、酒席のあとの二次会の席で少し話をしろと言う無茶ぶりも、無論断る理由もなく、笑、社員の皆さんに、近年立て続けに訪れているドイツの話などを少し面白おかしくお話しさせていただきました。考えてみると、私の建築YA人生は殆どの部分がこの会社と重なります。創業23年と言われるから創業前からのつながりで、社員の皆様が私のことを古参の先輩のように扱ってくださるのはいささか恐縮ですが、いつも居心地の良い席をご用意くださって感謝です。私が話しの最後に、この混迷の時代に、出来れば目立たず、淡々と自分の食べれるだけの仕事をこっそりやりたいと語ったのを、さすがに今年喜寿になられると言うD氏は聞き逃しませんでした。しみじみと杯を交わしながら、「最後の部分は私は承知しませんがね...」と優しい親心の一言に、またしばらく突っ走れそうな元気を頂いた夜でした。人の縁とは本当に有り難くも不思議なものです。

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            | エッセイ | 07:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
            裏窓の風景....手を挙げろ!!
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               寝室の北窓のすぐ向かいは、隣接するマンションのとある一軒のリビングダイニングのバルコニーになっている。至近距離で若干むこうが高いからか、姿は一切見えないのだけれど、窓を開けていると全ての音が降り注いでくる。あちらさんの窓は常に全開。お若いご夫婦と3人の子供さんといった感じで、それはそれはにぎやかな日常である。夜更かしな私は仕事が興に入り深夜に床につくこともあるのだが、そんなことはお向かいさんは知る由もない。毎朝、日の出とともにまずは子供達の兄弟喧嘩から始るのである。一戦二戦交えたあと、きっかけを待って一番下がワーンと泣いて、これまた元気の良い母ちゃんが「うるさーい」と一喝して一旦おさまり朝食が始る。そのうち取った取られた、自分は何が足りないと再び騒ぎ始め、食器のガチャガチャという音とともに子供達が大合唱で泣き始め母ちゃんが「いい加減にして!!」と絶叫。(おいおいそれ僕の台詞)またシーンとなり保育園への準備が始ると言う毎朝五時代、六時代のルーティーン。余談だが、こういう時、決まってどこもお父さんの声は全く聞こえない。気になり始めた頃には苛立ちもし、これ見よがしに音を立てて「バターン」と窓を閉めることもあったが、最近は完全に諦めた。心の有り様によっては、少子高齢化のこの国に、子育て世代など希少な存在、社会貢献の一助ともなれば、少々の騒音もまた楽しからずや...いや寝不足の時はちと辛いが、街暮らしの我慢の範疇と達観の域である。

               今朝は、いつものようにバタバタと始ったかと思うと、一番上が大声で叫んだ。「手を挙げろー」アクションドラマか何かの影響かもしれない。すかさず私はベットの上で寝たままゆっくりと両手をホールドアップ。何だか笑いがこみ上げてきた。そのままぐーっと背伸びした。隣家の子供に銃口を向けられる平和な朝だ。

               とかく最近は人間関係がギスギスして、何かと言えばすぐにファイティングポーズで臨戦態勢。近頃はそうしなきゃ損すると思っているような輩が多い。おかみが戦争したがるのもそういう感情の澱の集積なのだ。人は、いがみ合い、憎しみあい、淘汰しあうものではないと思う。想い合い、理解し合おうと努力し、みんなで仲良く生きるもの。笑って生きる知恵を出来ないなりに考えて、時には笑ってお手上げになるのも良いものだ。さて、一日を楽しむとするか...。

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              | エッセイ | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
              辻褄は...必ず合う...。
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                 台風一過、今日の福岡は漸く雨が上がりました、いゃぁこのところ良く降りました。

                 若い頃、ある時期、自分の心身を鍛え直したく、実家のやっていた建設現場に潜り込んでいたことがあります。佐賀の山奥の高速道路の土木現場です。素性を言わず泥まみれに仕事をしていたら、あえなく親会社のスーパーゼネコンに見つかり、しばらくそこの助監督に招集されることになりました。今から思うとハチャメチャな日々ですが、良い経験のつまった貴重な思いでです。そこで私に課せられた仕事の一つは天候と温度・湿度などを詳細に記録することでした。野丁場では天候が工程を大きく左右しますので大切な仕事なのですが、過去2年間のデータとともに同じグラフに降雨量を記していくと面白いことが分かるのです。しばらく晴天が続き例年より降雨量が下がると何処かでどんと大雨が来て、例年の量に追いつき、また雨ばかりだなと思っているとしばらく晴天が続きグラフは例年の値に戻ります。自然と言うのは面白いもので、そうはぶれない。だからある程度予測がつくようになるのです。そろそろ雨が来るとか、あまりにも降らないからどかっと来るから備えろとか。結構な確立でそう言う予測が当たっていました。当たり前のことのようですが、私たちはその当たり前を良く忘れています。「雨ばっかり降る」としばしばぼやきますが、例年に照らすとそうでもない。普通です。私たちはその自然の中に身を置いて生きています。あのときの経験は、私に、何事も必ず辻褄が合うときはくるから、無理に抗っても仕方がないということを教えてくれました。大雨や、台風の時期に心がざわつくと、あのときのことを思い出します。

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                | エッセイ | 08:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
                備忘録 暮らしの信条 8
                0

                    さて、この稿の最後です。半世紀を過ぎる時間を生きてきて思う事は、かけがえのない一度きりの時間を、楽しく過ごすも鬱々と過ごすも全てにおいて自分自身の心の有り様と言う事なのかもしれません。風潮は便利便利と一見正当に見える効率と、「経済」という免罪符で全て貨幣価値でものごとを計る拝金主義がはびこっていますが、この風潮が決して私たちの心の奥底を満たしてくれる訳ではないと言う事をそろそろ気付かなければならないと思います。これまでよりは、残りの時間の方が短いのだから、なるべく効率よくとは思いますが、すこし立ち止まり、ゆっくりと物事を見つめ、味わい、楽しむ事は決して無駄ではないと思います。だから私はなるべく丁寧に一つ一つの事を見聞きし、行いたいと思います。基本は全て好奇心と信頼のもとに、前向きに取り組みたいし、それが出来ない事には無理をせず、はなから手を付けないようにしたいなと思います。常から足下の幸福をなるべく拾い集め、回りの人と共有したいと思います。色々ありますが、絶望は封印して、少しでも良くなる事を信じて、言うべき事は言い、言わなくても良い事は寂しくなるので言わないようにしたい。どうせぷっつりと、いつかは自分でコントロールできないその瞬間が来るのだから、どうせ尻切れトンボなのだから、焦らず、楽しんで自分に課せられた仕事を淡々とこなし、一々幸福を味わって生きたいと思います。暮らしを楽しむ事こそ、人が生きている事だとよく思います。

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                  | エッセイ | 07:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  備忘録 暮らしの信条 7
                  0

                     さて回り道しましたが、衣食住の「住」の部分、一般論でどんな住まいが理想かと言うお話は常日頃語っていますので、自分の居場所と言う部分でお話しすれば、私は出張以外の殆どの時間を事務所のデスク回りで過ごしています。パソコンと、制御不能の書類と多岐にわたる書籍の山の中にその場所はあります。紺屋の白袴とはよく言ったもので、かなり粗末な空間で日本でもトップクラスの性能の住まいを目指して悪戦苦闘しています。笑。かれこれ30年近くこの場所で様々な仕事を行ってきましたが、かつては両親が与えてくれた実家の2階の勉強部屋と隣りの一部屋をセルフでぶち抜いてリフォームした空間です。帰福して独立直後の仮住まいにと事務所にしたまま、諸事情で動けずそのままです。階下の年老いた母の世話をしながらの空間はそれなりに快適です。北海道の樺のフローリングを自分で張りオイルで仕上げた床は時を経て味が出て、何より素足が気持ち良いです。壁は化粧ベニヤの元の壁に気密シートをはさみ、プラスターボードを張り、漆喰ペイントを塗って仕上げました。デスクトップも大きければ大きいだけ有り難いので、知り合いの施工店に安く譲ってもらった厚物の品ベニヤをオイルで仕上げたものです。最低限の目に降れ肌で感じる部分だけを治した場所なので愛着を持つ空間というにはほど遠いですが、時は、良い味付けをしてくれて、来客はまるで「誰にも教えない隠れ家」のようだと褒めてくれます。要は、その本人が気に入っていて、また本人に似合っている事が一番のような気がしてなりません。そこは一応プロですから、笑、どんな隙間にもそう言う場所を構築するのは得意なのかもしれません。

                     お客様にも、まずご自分で暮らしを見つめる事が良い住まいづくりの前提条件である事はご説明するのですが、世の中全体が何だか思考停止になっている今、世間体や常識がことごとく揺らいでいる今だからこそ、何をもって「幸福」とし、どんな暮らしをしていくかと言う事がより大切になってくると思ったりします。

                    JUGEMテーマ:コラム

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                    | エッセイ | 10:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    備忘録 暮らしの信条 6
                    0

                       「消費」という言葉には、どうも環境と共生をして暮らす知恵が感じられない。本来私たちはあらゆる環境下で様々なものを使わせていただいて、生かしていただいているものだと思うのですが、その畏敬の念がその言葉に感じられない事から、昨今の世の中は殺伐としているような気がしてならない。ちょっとアクセルを緩めて、よく足下を見つめて、個々の事を丁寧に観察すれば、実はそこに沢山の幸福が転がっている。そんな気がします。私は学生時代、ジャズとともに覚えた珈琲が暮らしのリズムを支えてくれていて、豆をひき、沸かしたお湯を一旦鎮めて、一筋の流れとしてドリップした珈琲を頂く時間を楽しんでいます。ひとりの時に自分だけの為にゆっくりと入れる事もありますし、大切な客人に心を込めて入れるときもあります。私の通常の毎日は、自分とアシスタントのMちゃんが仕事をしながら飲むための珈琲を、多めにドリップしてお気に入りのポットに溜める事から始まります。いわゆるルーティーンで、なるべく静かに細く一筋の線となるようにお湯を注ぐことに集中しながら、何となくその日一日のことを企てているのです。一日に一度でも、誰にも邪魔されない自分のスピードで流れる時間を持つと言う事は、大変大切な事だと思います。不調法で語れませんが、室町に起こる御茶道も自分を沈め、相手との間合いをつくり、またコミュニケーションを産み出すそんなところから始まったのかもしれません。「喫茶去」とは禅の言葉ですが、口語訳すれば、「まあ、お茶でも飲んでいきなさい」と言う事になるのかもしれません。私にとっては若かりし頃、足しげく通ったジャズ喫茶のマスターが教えてくれた珈琲こそが、この喫茶去の大切なツールなのです。「幸福」は、自分を磨く道具として、また他人様との意思疎通の道具としてのどれだけいろいろなものを持っているかと言う事ではないかと思ったりします。それはお金では買えず形もありません。珈琲、お酒などを介した時間だったり、音楽、芸術、あるいはスポーツだったり、人それぞれが心から味わう事の出来る「時間」なのかもしれません。

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                      | エッセイ | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
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