全国で、コロナの感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。感染の遺憾に関わらず、日に日に私たちの日常は一定のリズムをかき乱され始めて、鬱々とした空気感が少しずつボディーブローのように迫ってくる感覚は、きっと多くの方が共有できる感覚なのかもしれません。
髭のように、そもそもが一匹狼で、何もかもをほとんど自分裁量で生きている人間にとっては、常に孤独というものとは背中合わせで、普段から雑草のごとく生きている分、それほど暮らしぶりが変わるわけではないので影響は少ないのですが、たくさんの組織や社会の仕組みに組み込まれて、その一員であることでご自分のアイデンティティーを保たれている人にとっては、いつものように群れることも許されず、孤独を感じる時間も極端に増えて、不安ばかりが増えているのではないかと思ったりします。
ともすれば、感染と同じくらい、この心象に深く突き刺さっていくる感覚は、普通の人には影響が大きいのではないかと少し心配になりますが、それを補うものは人と人との本当の意味で心の温かい触れ合いと信頼だと思えて仕方ありません。昨年来、私のそういう思いは日に日に強くなります。そして、お体裁や表面の繕いはもう何も意味がなく、そんなことに一喜一憂する必要もすでにないことをこの激動の状況下で欲張らずに悟れば、信頼のおける者同士の触れ合いの中で、心は満たされていくと信じて病みません。
嘘っぱちな政治は心に響かず日に日に馬脚を表し始めています。人間の少々の誤魔化しなど、コロナには効かないという皮肉な現実でしょう。これから、きっと仕事も、学問も、組織も、あらゆるものが揺さぶられて明暗を分けます。生き残ると信頼し合えた者同士が、本音で励まし合い、助け合って生きていく幕開けかもしれません。
不安に思っているなら、優しい言葉を掛け合いましょう。
お互いに温度を感じる意志を伝え合いましょう。
もう、軽々しい体裁は入りません。
孤独は、優しさの「源」です。
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