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やさしい暮らしへのシフト 4

 家族と言う概念が徐々に希薄になり、住まいもそれにともなってどんどん変容してきたとしたら、私たちはそこをもう一度見直すべきではないかというのが、最近の私の中を経巡るテーマと言っても良いかもしれません。何となくですが、食卓を囲むシーンが浮かびにくい住まいが増えているような気がしてならない。本当は一番大切なことなのに、割と体裁だけは良いのですが、そこに生々しさが消えてしまっている。本来人間も動物ですから、共に好みの近しいものを口にして、舌鼓を打って語らいながら至福の時間を送るという家族が、今どれほどいるのかなと思ったりします。さながらコンビニのイートインコーナーよろしく、黙々と空腹を満たすだけの個人作業としての食事が、家庭内でも行われているとしたら、家族はなぜひとつ屋根の下に暮らすのかと言うことを考えてしまうのです。体裁はいらないから、もっと集える仕掛けが住まいには必要だと思ったりするのです。

 考えてみれば、漫画サザエさんは、家族が永遠に歳を取らず、食卓も昭和30年代40年代のイメージのままです。見ている人がどれほど意識しているかはわかりませんが、現代の食卓はもっとさめざめとしたものではないかと心配になってきます。

 人と人の意思の疎通はなかなか上手くいきません。コミュニケーション障がい、コミュ障なんて言葉を最近聴きますが、病名など付けなくても普通に人と人が意思疎通することは大変なことだと私は思います。ひとつ屋根の下に暮らす家族でさえ、わかってくれても良いもんだではなかなか上手くは行かないのです。共に美味しいと思えるものを見合いながら口にして、微笑み合うということは、万国共通言葉もいらない素敵なコミュニケーションの原型だと思いますが、「家族」という一単位の原点は、火を囲み、そんなことを共有する事からではないかと思ったりするのです。

 もう25年も前ですが、私と当時のお仲間は、当時から、体裁のソファーも、馬鹿でかいテレビも取っ払って、大きく不動なダイニングテープルと、家族分の座り心地の良い椅子を置こうと呼びかけていました。今まさにその必要性を感じます。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
やさしい暮らしへのシフト 3

 例えば、LDKタイプのダイニングが、奇麗にコーディネイトセッティングされた住宅展示場のようには機能せずに、ダイニングテーブルの上が雑多な台所用品で埋まっているような住まいは、案外少なくないような気がします。とどのつまり、もっと狭い茶の間の座卓で食事がとられていたり、お父さんが遅く返ってきたりした時にテレビの前のソファーのローテープルで食事をしているというような光景も少なくないのではないかと思ったりします。太古の竪穴式住居に代表するような、火を中心とした住まいを私たちの住まいのルーツだとすると、炉端を囲んで暖を取りながら火を見ながら語らう時間というものの方が、お洒落なテーブルコーディネイトよりもやさしく感じるのは私だけでしょうか。

 住まいはかつて、自分の身の安全を確保して、ゆっくりと睡眠する為の巣であり、やがてその次に食事が室内に持ち込まれたのだと思います。家族と呼べる複数の人々が、この「食事」を共にすると言うことが、私には「暮らし」の原点であるような気がします。そしてその場所こそ、「住まい」の中心だと思うのです。つまりは、家族が共に食事をし、時にはくつろいで酒を愉しみ、語らう場所がどのように構築できているかと言うことが、住まいの善し悪しを決めるような気さえしてきます。考えてみれば、直火で暖を取らない日常となって、住まいの中心は囲炉裏から壁際のテレビへと移っていきました。一方向に家族の視線はながれ、お互いの存在を意識しあうことも希薄になっているのです。ひとつ屋根の下で暮らすと言う家族意識は徐々にうすれ、各個人が個室で過ごすことが増えて、リビングダイニングは夜も8時ともなれば、ダイニングは消灯してしまう住まいも多いのです。この問題を私は25年以上前から、「家庭内ワンルーム化現象」と言ってきました。個室の羅列に便宜上の食堂がついているだけ、そんな住まいには魅力が余りないのかもしれません。お母さんが賄いおばさんになり、お父さんが外貨獲得の出稼ぎ労働者という機能のみを果たすようになれば家族の絆も希薄になっていくと言うものです。もっと語らい、もっと共にある設えが出来ないかといつも反芻しています。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
やさしい暮らしへのシフト 2

 考えてみると、私たちの暮らしは実に私が生きた僅か50有余年の歳月を振り返っても、何だか上っ調子で実を伴わないものが増えました。良くいえばそれだけこだわらなくてもゆとりのある毎日を送れていると言うことなのかも知れませんが、その希薄さは、私たちの暮らしそのものですから、何となく地に足がついていないような浮遊感がつきまとい、どことなく不安定なのです。衣食住全てにおいて、この感覚が否めないのは私だけではないと思います。一気に変えいてくと言うことが出来なくても、意識をして少しずつ変えていくべきだと強く思います。

 またこの不安定さの上に成り立っている社会が、どことなく優しくないのも深く感じるところです。みんなが、何となく上っ面でよそよそしく、人と人との優しさからも距離を置き始めて、それぞれがなんとなく寂しさを感じてしまうのも否めないような気がしてなりません。住まいの有り様も、囲炉裏端を中心としたかつての民家から、今様の間取りの住まいはどうやって変遷してきたのだろうかと時々考えます。ハウスメーカー誘導のLDKプランのパターンは、何となくですが、私たちの暮らしからは段々遊離して、そこに確固たる根拠はなかったのではないかとさえ思えてきたりするのです。明治の頃に始まった、玄関があり、前室と客間を備えたような小住宅は、かつての武家屋敷を模した庶民の憧れの家のかたちでした。憧れですから、暮らしに根ざして揉まれてひねり出されたものとは少し異なります。要は形から入ったのですが、LDKプランも、欧米の暮らしぶりを映画や輸入のテレビドラマを見て何となく憧れている庶民の感覚だったのかもしれないと思ったりしています。本当にそういう暮らしをしたかったのか、あるいは出来ていたのかと言う部分を、今の時点でもう一度見直したいと思ったりしています。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
やさしい暮らしへのシフト 1

 巨大な台風が日本に接近していて、西日本から関東に向けては大変な注意が必要だそうです。先日大変な被害となった千葉などは、本当にこれ以上の被害が出ないことを祈ります。この台風、世界でも例を見ない速度で巨大に発達した台風だということで、世界的に見ても例を見ないのだそうです。近年急速に台風の進路も変わり、私たちの福岡は以前よりは直撃のルートの頻度が減りました。不知火海を通り、五島あたりから東にルートを変え北上すると、福岡はいつも中心の東側になりかなりの被害が出ました。先日の17号がその類でしたが今年もそのひとつと激減しています。一方四国や広島などの豊後水道から中国に抜けるルートが常となり、今回の巨大台風の10月に入ってからの襲来などとを見ると、明らかに気候変動が加速しているように思えてなりません。こういう時に最近耳にするのは、あらゆるメディアが流す「自分の命を最優先して、行動してください」というフレーズで、自然の猛威に対しては、只そう言うしかないのかと言う空しさを感じずにはいられず、何もかもがコントロールできるなどと言うことの方が人間の驕り、単なる幻想でしかないと言う想いが巡ります。巨大停電にしても、何か近年のこの社会のメッキが今、ぽろぽろと剥げかけているのではないかと思えてしまいます。

 自然は、摂理に基づいて何か意味があって変化しますが、我々人類にとってそれは都合が良いことばかりでもありません。つまり、逆に言えば自然にとって我々が脅威となれば、我々に自然が牙を剥き始めると言うことに他なりません。私などは近頃それを強く感じます。荒々しい自然が、我々に警告しているものはなんなのでしょうか。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
「謙虚な住まい」は、きっと優しい。5

 スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんは、私たちの未来を奪うなと今の政治を叱責します。今の政治は、今の大人全体の選択です。本当に、速やかに全てをシフトしなければ後戻りは出来なくなってしまう。もしかすると、もう戻れないのかもしれないほど緊急を要しています。私たち現代人は、猛省するべきです。自己否定して自分を虐めろといっているのではありません。貨幣経済一辺倒の価値観、物差しをはずしたところで、いかに謙虚に自分の存在を肯定できる立ち位置を見つけ出せるかを創造するべきです。我慢はきっと続きません。知恵を出し合い、持続可能な立ち位置を早急に構築するべきだと思うのです。21世紀に入り、あらゆる宗教の神がその存在をなくし、人類はより傍若無人な存在になりました。あらゆるものが人知によって制御できるかのような幻想が、今日の環境破壊を助長しているのかもしれません。私たち人類も、この地球と言う宇宙空間でも極めて稀な優しい環境の中にある一要素だと思えば、「生きている」という感覚から「生かされている」感覚に戻れる筈です。

 私のつたない経験値でも、より環境負荷を助長しない本来の省エネ性能は、環境に優しいばかりではなく、私たち人間にとっても非常に優しく快適な住まいとなることは自明のことです。巷には言葉面の「省エネ」は乱舞していますが、その粋に達していないものの方が大半であることを今一度再確認しなればなりません。価格の手頃感で企業が売れると踏んだ性能では、根本解決しないのです。日本の基準ではダメんなんです。本当に環境に優しい住まいの性能は、きっと私たち人間にも優しいのです。気付いた人から、いち早くシフトしようではありませんか。この期に及んで、まだそんなお茶を濁すようなことをやっているのかと地球に叱られない為にも。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
「謙虚な住まい」は、きっと優しい。4

 私はお客様に、無理な予算で発電パネルを上げて創エネするくらいなら、徹底して建物自体の性能を上げて、いずれ創エネする本来の準備をした方が良いとご説明します。いわゆる創エネと省エネを混ぜこぜにしてしまっている提案の中には、本来の省エネが出来ていないで将来的なオフグリッド(よそから電気を買わないでくらす)には耐えない中途半端な性能のものが少なくないからです。発電パネルの創電効率はどんどん良くなっていますし、やや遅れている蓄電池の技術も追いかけるように進み価格もこれからこなれて来ると想われます。つまり、技術は後戻りせず日々進化しますから、慌てなくても大丈夫です。逆に一旦創り上げた外皮性能はなかなか向上改善することは大変ですから、スタートからその時点で出来るだけ性能を上げておくことが大切なのです。

 お金で換算して徳だから省エネって、少しばかり傲慢な感じさえしてきます。本来の省エネは、私たちに優しいと同時に、環境負荷も小さく、地球に優しい筈なのです。省エネの原点は、自分という存在に対してなるべくは他に負担をかけない「謙虚さ」が原点ではないでしょうか。そう考えると、創電をごちゃ混ぜにして消費を減らさないと言う手法は何だか今風の詭弁に見えてきます。

 近頃、世の中は、上を見上げるほどに厚顔無恥で、いわゆる「自分さえ良ければ」という風潮が多く見受けられて切ないです。傍若無人に振る舞う輩ほど目立ち、品のなさを露にしながら、それでも注目されている分何となく世の中をリードしていく。裸の王様とお友達内閣はその象徴ですが、格差社会の増大や、遅々として進まないこの国の省エネの元凶は、やっているフリ出来ているフリのそう言うところのような気がしてならないのです。

 省エネの原点は、本来もっとささやかな環境負荷でも存在できる一人の人間が、近代膨大化したエネルギーロスを反省し、もっと謙虚に、もっと少ないエネルギーで暮らす為の知恵の構築だと想います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
「謙虚な住まい」は、きっと優しい。3

 太陽光で電気をつくって、売電しているから電気代が安くて済みます。あるいはすごく少なくて済みます。省エネです。といううたい文句の住まいも多いですね。悪くはないですが、省エネと言う観点から考えると、こういう手法は現在の「経済の仕組み」の上で成り立っています。つくった電気を電力会社に買い取ってもらい、自分が使う電気と相殺して特になった、儲かったとやっているのです。悪くはないですが、売電価格制度が10年と言う時限的なものである以上、その後のことも考えなければ間違いを起こします。愚行である原発の電気を使うよりよっぽどマシですが、「貨幣換算」と言う物差しではなくて、エネルギーそのもので考える必要があるのではないでしょうか。買い取り制度が終れば、これからは自己消費型のエネルギーに置き換わっていくことは自明です。「電気代が掛からないから、もっと消費する」では、本末転倒と言うものです。

 視点を変えれば、厳密に言うと太陽光発電は「創エネ」であり、いかに使うエネルギーを減らすかは「省エネ」です。創エネも悪いことではないですが、順序から言えば、断然「省エネ」でなければ間違います。いかに減らして、更に使うものすらクリーンなものを自らつくってと言うのが理想の順序です。冒頭でお話しした、「太陽光で電気をつくって、売電しているから電気代が安くて済みます。あるいはすごく少なくて済みます。省エネです」という奴の中には、この順序を間違えたり、「省エネ」の部分をいい加減にしているものも少なくないので注意が必要です。目一杯自分の屋根で「創エネ」すればいかにも「省エネ」できているように見えますが、

パネルが発電しなければ、下の器は今までと変わらない只の箱です。それを省エネ住宅だと売ってる訳ですから、勘弁してほしいものです。

 本来、外皮性能を徹底して良くして、エネルギー負荷を極端に告げると、私たちの暮らしは一変します。やがて、おそらくどの家でも電気は自前で屋根でつくって、それを蓄電池に貯めて、EVカー用の電源もそれで事足りる暮らしが待っています。ただ、言っているように、ナンチャッテではなく、消費を徹底して少なくしてが前提なのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
「謙虚な住まい」は、きっと優しい。1

 先日の、スウェーデンの16歳のグレタ・トゥーンベリさんの国連での地球温暖化を訴えるスピーチは、世界に大きく報道され、待った無しの環境問題に一石を投じるに余りあるものがありました。ネットでは16歳の少女である環境活動家に戸惑う大人たちが右往左往していますが、著名な方が彼女に対してヘイトまがいの書きようをしているのを目にすると本当に胸が痛みます。今回、諸手を上げて賞賛し拍手するのも「だったらこれまで何してたんだ」と彼女に叱られそうですし、自分なりのこれまでを振り返り、「そうだな、もっと加速して取り組まなければ」と静かに決心を新たにすると言うのが、私の正直な感想でしょうか。そして、まだ学びの途中で、本当は周囲のことより自分のことを一生懸命しなければならない時期に、そんなことを言わせて、させてしまう大人の一人でごめんなさいと言いたい気持です。

 さて、一転この国に目を落とせば、秋の臨時国会が始まり、時の首相は所信表明演説を行いましたが、まともな人が聴けば、何だかおかしなことばかりの演説でした。嘘とは言わないまでも、やっているフリ、出来ているフリのオンパレードで、突っ込みよう満載なのですが何故か報道はそれほど異様さを伝えない。最初から最後まで聴いた方はおそらく苦笑いしか出ないのではないかと思われる内容でした。彼に言わせると、私たちは平和憲法の改正を切に望み、遮二無二65歳を越えても働きたくて仕方ないのだそうです。呆れます。ただ、だからと言って苦笑いだけで終らせていては、とんでもない方向へ進んでしまっているのではないかと恐ろしいです。先日の国連での彼の演説はインスタ映えがするように、度アップのいかにもの写真ばかりが上げられていますが、すでに当日の会場がスカスカで、聴衆があまりいない場での演説であったことはネットで振り返れば自明のことです。さて、両者の国連での演説でもわかるように、私たちはどちらと何をしなければならないのかよくよく考えなければなりません。早急に何かを言い、行動しなければいけないと思います。ということで、住まいづくりについてはどうでしょうか?(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 06:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
仲良く暮らすということ。5

 何とかして、ほんとうの快適を得られる住まいにしたい。夏の宅内の熱中症や冬のトイレやお風呂でので命を奪われたりする住まいが、どんなに規模があっても、お体裁の仕上げを施していても、本来の住まいの役目を果たせていないのは明白です。ただ、これだけ色々なものが進歩しても、この国の住まいはまだ、そのあたりをウロウロと迷走しています。少子高齢化、人口現象で住まいはこれから余ってきます。なのにひとりひとりが生涯をかけた多額のローンを抱える現実を繰り返す必要はないと思うのです。一棟一棟、然るべき性能にすること。本当に心から快適な空間を求めること。そしてそれが本当に環境にも大きな負荷をかけずに優しいこと。それを優先するべきではないか。そして、本来家族であるものが、仲良く暮らせるサイズで豊かに暮らせたらと思うのです。各地の総合住宅展示場にあるテーブルコーディネイトされたダイニングが、そもそもの皆さんの日常の暮らしのリアルでしょうか。リビングの大画面のテレビの前のソファーに、どれほどの安らぎがあるでしょうか。個人の個室に占有する規模やプライバシーとは、どれくらいのものが適正のなのか、個々によくよく検討するべきだと思います。ここで言う家族とは、かつての父系血族の単位とは限らずとも、そこに一緒に暮らす意味のあるもの同志であれば、どんな家族の形成があっても良いのではないでしょうか。今流の家族を考えてつくれば良いのだと思います。

 今の政治もそうですが、上っ面のやっているフリをもうそろそろ脱却して、リアルな、実のあるものにしていかなければ、この閉塞感はかなり極限まで来ていると思います。住まいも同じ。どんな家族が、どう言う暮らしをともにしていくかと言うことを、大真面目に再検討する必要があると思うのです。そうすれば、国や業界に翻弄されることなく、あなたの為だけの最良のの住まいに出会えると思います。あなたは、誰と、どう仲良く暮らしていきますか?(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 06:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
仲良く暮らすということ。4

 かつてのあり方を懐古的に全て正しいと言う事を言いたいとは決して思いません。物事が変わっていくには理由があります。故あって自由と貨幣経済の豊かさを求めて都市型の核家族化が進んで来た中にも正義はあるのです。ただ、その過程において取りこぼしてきたものを拾い集めてみて、これまでよりもより良い暮らし方を模索していく必要があると思ったりするのです。

 核家族向けに大手ビルダーが用意し続けた住まいは、安・近・短で買うことが出来る、無難な間取りのそこそこの性能(もはや快適で省エネな暮らしには貢献しにくい代物ですが)の、皆さんが生涯をかけて支払えるギリギリのローンの予算に見合った住まいでした。結果、この国の住まいは不良在庫となり、子供の代も、孫の代も、それぞれが同じ生涯をかけて支払い続けるよくわからないそこそこの住まいを創らなければならない負のルーティンの渦中にあります。もうそろそろ、このルーティンから離脱して、身のある暮らしがしたいとは思いませんか?とりあえず、今のところ、国や業界は、このルーティンに疑問を持たない人たちには引き続きそう言うものが売りたいようです。商品を消費させると言う回転で、消費税を課して、業界も更新を繰り返すことで自分たちの仕事を減らさない方向で利害が一致しています。

 ただ、そこに豊かな暮らしがあるかと言うことがほんとうは、一番重要です。私は本来の性能を確保する為に、限られた予算の中でそれを実現する為に、住まいを小さくする提案を時々します。HOUSE-Mはその象徴的な仕事となりました。奇しくもオープンハウスでお客様がその小さな住まいの出来を褒めてくださった時に「ただし、家族が仲いいことが条件ですね」と言われたのは、的を射ていました。当り前のことのようですが、果たして安・近・短で買い求めた住まいの中で家族が仲良く暮らし、幸福だとしたら良いのですが、果たしてそうかという部分に想いは至るのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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