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気密って、「夏」どうなのよ。 2

 いわゆる気密性能がないスカスカの家がなぜ悪いかといえば、一言で言えば「コントロール不能だから」と言うことになります。あらゆることが制御できなくなります。

 まず大前提として閉じたい時に閉じれずに、解放したい時に解放できない「コントロール不能」が第一。この梅雨の時期に湿度をコントロールしたり、夏の酷暑、冬の厳寒を私たちは空調で整える事で室内を快適にしたいのですが、整えた空気がどこからともなく漏れて出入りしてしまってはこの性能が発揮できません。皆さんが普段使っているエアコンは短時間で空気の温度を所定にしてしまう大きな能力を持っているのですが、実はスカスカな住まいではその性能を遺憾なく発揮する条件に欠けます。整えた空気がダダ漏れで、外の空気がどんどん入ってくるのでは、地球全体を力任せに温めたり冷やしたりしてるようなものです。非常に効率が悪いということになります。エアコン設定温度を室温より夏、極端にさげたり、冬、極端に上げなければ効かないのは、能力が発揮できない要素が多々あるからに他なりません。その一つとして、まず漏れていてはダメだということになります。

 気密性能は「密閉で窒息しそう」というイメージをお持ちの方は想像してください。家を解放したいときは、いちいち壁に穴を開けますか? 窓をあけるのです。気密性能は「窓」を作らないのではありません。壁や屋根や、窓以外のところから勝手に空気が行き来しないためにそこがきちんと閉じているかどうかという性能なのです。窓以外は漏れない方が良くないですか?閉じようとした時に、閉じても漏れるような窓ではない方が良くないですか?内と外とのメリハリをコントロールするという意味において気密性能は必須なのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:27 | comments(0) | - |
気密って、「夏」どうなのよ。 1

 設計事務所として30年以上活動してきました。そのほとんどをこの地、九州は福岡で高気密高断熱住宅の設計に終始してきたわけです。時代は回り、いつしかエコハウス・省エネ住宅・高性能住宅と呼称は色々と変わってきていますが、今もその方法論の基本はなんら変わりません。はじめた当時、高断熱はわかるけれども、気密はどうなんだということをよく言われました。プロの間でも、「断熱はイイんだが気密はしたくない」などという無茶苦茶なことを言う人も結構いて、よくよく議論してみるとその主張の根拠を紐解くと「なんかいや」と言うようなイメージ先行がほとんどだった事をよく覚えています。「中気密」なんて奇妙キテレツな造語をして変な誘導をする学者が現れるほどに、何となくいいイメージを持たれ難かった「気密性能」。さすがにそんな方はもういませんが、取り上げる方が少なくなっただけで、この国ではいまだ断熱性能の基準はおぼろげにあっても、タブーのように気密性能に関しては語られない現状があります。

 時代は巡って今は空前の高性能住宅ブームで、一般の方がUa値を語り時にはC値を語ってくれるようになったから

良い時代になりました。ただ、いまだ当初のようなイメージは名残としてあって、これまたこのところのコロナ禍で、「三密」はよくないなんて密を連呼して言われるものですから、これから変な亜流がまた生まれないかといささか不安を感じないではいられないこのごろです。長い間こんな事をしていると、業界が盛り上がっていてもこっちは案外俯瞰で眺めて冷静なもので、笑、時流に流れてバランスを欠く事が一番怖いのでそう言う時は原点に返りますが今回は「気密」に関して少しお話をしたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 06:53 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 10

 エコハウスとか省エネとかの言葉が踊り、皆さんの機運が高まっていることは悪いことではないと思います。ただ、業界がそれにきちんと答えているかといえば、知ってかしらずか世界基準からすれば周回遅れの国内基準に終始して、性能も小出しにしながらスクラップアンドビルドの延長線上に自分の立ち位置を模索するような住まい作りがまだまだ多く見受けられることは、私も一業界人としては忸怩たる思いがあります。素直にエコ・省エネといえば、皆さんの月々の光熱費が目眩しなしに下がらなければ話にならないし、(太陽光は省エネではなく創エネです。混同すると間違いを起こします。創エネの前に徹底した省エネです。)実現した空間は身をもってストレスを感じない暮らしでなければ、事実には多分に中途半端さが残っているといえるでしょう。

 私の住まい作りはHEAT20のG2グレードを下限としていますが、先日見学会を実施した大宰府のS邸もこの基準を満たしています。28日にご家族が入居されてすでにファミリーの新しい暮らしが始まっています。一昨日、諸々のフォローで立ち寄ったのですが、お客様はその快適性に満足されながら、こう言われました。「説明を受けていても半信半疑だった暮らしがこれほど快適なのは驚きました。吹き抜けのエアコン一台を常時使って、気がつけば、引越し以来「窓」は開けていません。開ける必要がなく、むしろその方が快適です」と。お打ち合わせの中でむしろ梅雨時期はその方が快適だと言う室内環境を実感されたようです。私がよく言う「低くない温度の冷房が効く」と言う一面矛盾したような表現の室内環境は、冬用からもう一歩進んだ、夏のための断熱によって実現できるのです。いつもの倍の長さでお話ししました。夏のための断熱は、冬のための暖熱よりも強化されるべきです。ゆめゆめお忘れなく。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:37 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 9

 冬だけに効く断熱レベルを1日も早く卒業して、冬も夏も効く断熱レベルにまで押し上げていくことがこの国の住まい作りの急務です。「断熱」という言葉を、「防寒のために厚着をする」という認識から、内外の熱(温度と言ってもわかりやすいかもしれません)をできるだけ遮断して、室内環境をできるだけ小さいエネルギーで整えやすくするものだという認識に立たなければなりません。「暑いとき脱げない」は外部と同化することで温度が少しでも下がる通風を期待しての言い回しです。すでに体温を超えようとし激化する夏の気候には、「脱いでも暑い」が待っているだけではありませんか? 私たちは冬暖かいウールのセーターを薦めているのではなくて、全天候型の命を守るための宇宙服をお勧めしているのです。

 日本の断熱が進まないのは、そこ一点。「そこそこでいい」というのは「断熱」と「夏」がこれまでの起居様式に囚われて、なかなかイメージを払拭できないからです。窓を開けて暮らすと気持ちが良い、いわゆる「中間期」と言われる時期は、年々短くなってきてしまい、そもそもが自然と共生するという思想根底が根深い東洋思想の中にある我々は、ここを少し冷静に判断し修正するべきなのです。

 もちろん力任せの西洋の合理主義を全面的に受け入れろというのではありません。センチメンタルに伝統工法を追い求め(表層だけで亜流であることが多いのですが)共生型に見えるなんとなく解放された作りの住まいにすみながら、何台ものエアコンを断続的に動かさなければ住めたもんじゃないという暮らしを余儀なくされることは、一言で言えば不幸なのです。本当の共生は、環境の分析理解とそれに対するできるだけ無理のないライフスタイルだと思わないではいられません。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:28 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 8

 読み進まれていく中で、少し断熱に関する考え方に変化が生まれてきたかもしれませんね。総じて「冬のための断熱」が、中途半端なために夏に逆効果に働くレベルがあって、現在まだまだごくわずかですが、さらに進化した住まいでは、「夏のためにも大きく貢献してくれる断熱レベル」があるということをご理解いただければうれしいです。

 今、この国の省エネや断熱のレベルは、平均気温が高い南西部に降るほど、断熱は軽微なもので基準を満たすよという基準になっています。この基準は完全な「冬目線」であることに他なりません。まあ、かつては冬の室温がキープできずに冬にお風呂やトイレで倒れる、いわゆるヒートショックを食い止めなければという基準ですから、そういうことになっているのだと思います。凍死はあっても、夏の暑さでは死なないだろうという旧型の牧歌的な基準なのです。ところが、近年なんと宅内で熱中症を起こし、悲しくも命を落とすお年寄りなどが増える今、それではまだまだ性能が足りない。気候の方が年々激化していく中、真剣な「夏対策」が急務となってきているということなのです。

 「ここは暖かいから、断熱はそこまでいらない」ということばを発しているプロがいるとすれば、その時点でもうプロとしては信頼おけないという基準の一つかもしれません。「ここは冷暖房の設が必要だから冬にも、夏にも効くより高い断熱性能が求められます」というのが本来だと思います。快適と省エネを求める上で必須となる断熱を中途半端にした結果、どちらも得られない中途半端な住まいがこの国には蔓延しています。建築物理はイメージでは覆せません。繰り返しますが、まず冬に効く断熱のレベルがあって、そこ止まりでは夏に効きません。性能レベルの数値だけに拘れば、窓の面積を減らすという本末転倒な荒技も出てきますが、こういう事の逆効果として夏に蒸れて逆効果な住まいのレベルというものがあるのです。コストをケチり、日本の基準を意識し、体裁だけの断熱ではここに落ち着かざるを得ない現状をご理解いただきたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:17 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 7

 木軸在来工法が大半のこの国の住まいの現状は、いまだ混迷の途中です。ようやく「気密・断熱」という手法が肯定的に考えられる機運が高まり、ようやく進歩するスタート地点に立ったということかもしれません。

 日本の住まいの断熱は、オイルショックによる暖房コストの高騰から、北海道を中心に始まり試行錯誤を続けてきました。当時の気候は北海道にはほとんどエアコンという冷房装置の普及はありませんでしたから、今とは大きく違います。まさに、暖房効率のために断熱が始まった。その経緯から「暖を採るための断熱」というイメージが未だ抜けないのかもしれません。「夏、暑いのに脱げない」というイメージも着衣調整で夏を凌げた当時からの発想なのです。これからは、夏も冬もしっかりと断熱をした空間で僅かなエネルギーで空調をする時代。

 無断熱の家を、少なからず断熱しはじめると、わずかでも冬暖かいと褒めてもらえます。そのうち、でも、夏は熱気がたまり2階などは上がれないというようなお話が始まります。日本の基準や今出回っている性能のかなりの割合の断熱を意識した住宅は、未だ、ここどまりです。

 もう20年以上も前のお話ですが、私が建てさせていただいたお客様がお電話をくださいました。「ウチって、高気密高断熱ですよね」と。そうですよと答えると「ウチの前にも某メーカーの高気密高断熱の家があって、そこの奥様が言うんです『冬は暖かくていいけどこの家は夏暑くてたまりませんよね』って。夏も涼しいというと不思議がられるんです。何が違うのですか?」と返ってきました。当時から、私は北海道に学んだ高気密高断熱の家をこの九州で建てることをすごく意識して改良を重ねていました。無論、断熱レベルも周りが変人扱いするほどに高めていましたし、日射のコントロールもかなり意識していました。断熱は、まず、冬に効くレベルがあり、実は、その先に夏にも効くレベルがあるのです。ここを間違えると大変なことになります。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:55 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 6

 かつての伝統的な日本の民家を否定するものではありません。深い軒が出て、足元はほぼ解放、壁もほとんどない形で、屋根だけは意外に断熱性能が高いバランスだった民家は、夏のジリジリと刺すような日射に対して遮蔽が結構できていた。その上、室内に熱気が貯まる要素がほとんどなかったために、打水通風で凌げていたと言えると思います。ただ、これも昔の通風が望める野中の一軒家で、しかも日の出と共に外で仕事をし、日暮れとともに帰宅して就寝してしまうライフスタイルには相応しいものだった。宅内にあらゆるものを持ち込んだライフスタイルに変化していった現在には追随できていないのが正直なところです。木造の住まいの維持管理上、湿気のたまりにくかったこれらの住宅は、永年にわたって住み継がれていく素晴らしいものでしたが、正直、冬は一箇所の直火で暖をとることくらいしか策はなく、夏は外と一体化する他ない室温環境でした。

 ましてや戦後の住宅は、これらの雰囲気は模倣しても、根本的に足元を耐震目的で開放型から布基礎を回す隠蔽型の形状にして、合板新建材、アルミサッシで湿気、熱気がたまりやすい工法に変化してしまっている、見た目はなんとなく和風でも、かつての民家とはコンセプトが「別物」になってしまいました。その上で、湿気、熱気がたまりやすいと書きましたが、一旦作られた冬の暖気ゃエアコンの冷気は、どんどん逃げていくレベルですから、結果的に冷暖房が効かないというお話になっていくのです。

 私はずっと言い続けていますが、日本の住まいは戦後日米工法のミックスされたものに置き換えられて以降、いまだ発展途上で、これからももっと進化させなければならない代物だと思います。戦後の在来工法をかつての伝統工法と混同してしまうことは間違いです。

 田舎の在来工法の和風デザインの住宅に、結果的に5台も6台ものエアコンがついて地球温暖化に拍車をかけると言う、冗談のような悲劇的な現実はそんな誤解がら始まっているのです。(続く)

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| 住まいづくりのヒント | 07:24 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 5

 この季節、このテーマは大切なことなのでいつもより長く、もう少し書き進めてみたいと思います。「温暖な地域で、断熱はそこそこでよい」という認識は完全に間違いです。そもそもこの言い方は、「断熱は冬の寒さを凌ぐためのもの」という断熱が始まった頃のイメージを引きずっているだけのもので、本来の「断熱」の意味合いとは少しズレがあります。日本でも北海道などの寒冷地化に始まった経緯がそういうイメージを抱かせるのかもしれません。私はずっと以前から「断熱」の「断」が「暖 (だん)」と同じものであるために、言霊的にそちらにイメージ付けされているのではないかと言っていますが、「断熱」に「遮」をつけて「遮断熱」とでも造語すれば、イメージは本来に近づくかもしれません。

 保温ボックスが、保冷ボックスとしても有効なように、魔法瓶に氷水を入れていても緩くなりにくいように、断熱性能というものは熱い冷たいのお話ではなくて、単純に内外の温度差をキープする性能なのです。このイメージをしっかり持てば、断熱は冬のものだとか、寒冷地のみ有効だとか、夏はぬげないなんて話にはならないと思います。今、私たちが取り扱っているものは、冬に着込み夏には着ないだうんじゃけっとのお話ではなくて、様々な厳しい外的条件を緩和して、我々の快適を創り出すいわば宇宙服とか、ライフジャケットのお話をしているのです。

 しかも、体温越えもするような気候風土になってきている関東以西のエリアでは、とても窓を開けて自然通風などということは言えなくなってきています。宅内で熱中症でお亡くなりになる方が増えている今、ここを抑えなければ住まいづくりは間違った方向へ行かざるを得ないのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:27 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 4

 お話を先に進めると、夏は薄着論から始まって、「そこそこ、これくらい」という中途半端な断熱をした場合、少し罪作りな事が起きてしまいます。実は「断熱」は夏こそもっと必要になってくるのです。

 冬のパターンの場合、内部では生活排熱が➕、暖房が➕に動きますが、外との関係において、このつくられた➕の温度が、まず逃げていくことで➖、そしてそもそもの外気の低い温度が入ってくるので➖、このプラスマイナスのバランスで室内環境が整っていきます。ここで断熱が足りないところは、皆さん暖房を強めて凌いでいるのです。「まあ、快適だけどあんまり省エネではないな」という印象でしょうか。我慢できるのでクレームになりにくい。

 次に夏のパターンですが、夏も生活排熱は➕、唯一の文明の利器冷房装置が➖、外の圧倒的な高温の流入が➕ですから、生活排熱が冬は味方してくれていた要素でしたが今度は逆に不利な要素となります。さらに言えば、中途半端な断熱は熱が内部に篭りやすく逃げてくれません。結果的にこれも➕要素。しかも、外気がそもそも不快なほどに高温な場合、主張される窓を開けて自然通風というものがどれほど有効かは想像出来ると思います。現実は➕要素です。書くとわかりますが、➕要素ばかりになり、➖は冷房装置だけで快適を作らなければならない状況が生まれています。同じ断熱性能の場合、暖房より冷房の方がエネルギー負荷が大きくなるということです。

 つまり、中途半端な状態から、夏はなかなか快適にならず、しかもエネルギー負荷は増大です。このプラスマイナスをさらに断熱強化させることは、冬も夏も改善に導くということになります。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | - |
夏のための断熱について 3

 着衣量の調節を断熱に例えると、「夏は薄着しろ」ということになります。建物は夏、ダウンジャケットを脱げないから「断熱なんてそこそこで良い」となるわけです。私もずっとこの言い方に悩まされてきました。建築物理の分野で扱う「熱」は0℃も100℃も熱であり、「断熱」とは介在する断熱材で内外の温度差をキープするために施すものです。放っておければ、平均化しようとなるのは常ですから、内外はは同じ温度になろうとするわけです。ここまで書いて、私は、暑い・寒いは何も書いていない。夏も冬もない。つまり、「断熱」は温度差キープなのです。「遮断熱」という言葉を造語して使うとイメージができるかもしれません。

 さてここからです。「じゃあ、夏、薄着できない」の例えはどうなるのかといえば、「身体」と「住まい」という比較しているものがそもそも違うのです。それをご説明しましょう。

 着衣のお話は住宅を人体に、断熱材を衣服に喩えているのですが、要素を整理します。人の体は常に食事などのエネルギー補給でそれを体内で燃焼させ発燃させています。いわゆる発熱体で、呼気や発汗などの体温調整を施しながら、平熱を保っています。いわゆる「恒温動物(ここ重要)」なのです。生きている限り、莫大なエネルギーを入れて (常にご飯を食べていますよね)発熱しています。夏も冬もです。人間には身体の表面での体温調整の機能はありますが、内部でその温度を極端に冷却する機能はありません。夏も冬も発熱体、外部の温度との調整で平熱を保っている。だから、冬は熱が逃げすぎないように衣服を増やします。夏は効率よく熱が逃げるように着衣を減らします。これと「住まいも一緒でしょ」という言い方がずっと続いてきたわけです。

 肝心なのはここからです。では、「住まい」はというと、常に生活排熱などの内部発熱はしているものの、冷暖房をしない限りは、圧倒的な外部の影響を受けながら温度を乱高下させます。1日の中でも上下しますし、四季の流れの中でも大きく変化していきます。常に温度を保たなければ死ぬわけではないからご飯を食べ続けて発熱しているわけではありません。むしろ外部の乱高下で内部も変わります。いわば「変温動物」に近いかもしれません。しかも近年まで、例えば夏に壁を薄くして、仮に薄着になる事ができたとしても、内部の熱を外に吐き出す方法は窓を開けて「自然通風のみ」と言う、風任せだったわけですから、実際にはほとんど制御不能という事が言えると思います。打ち水、通風で涼を取るのはせいぜい30℃前後の話しであって、昨今の体温越えの40℃にも到達しようとする温度帯の夏に関しては、窓を開けてもそんな空気が入ってくるわけですから、むしろ閉じで小さいエネルギーで制御した方が良いという話になります。ここまで読んで、「いゃ、薄着通風だ」と言われる方は、申し訳ないですが、スカスカな家で体温より高い空気の中で通風を実践してあとは我慢ということになってしまいます。

 もう一つ言えば、そもそも論として「人体」も、最近の激化する気候風土の中で、薄着になっただけで暑さを凌げているでしょうか。炎天下、素っ裸になったところで熱中症で命をうばわれかねない昨今の気候からすれば、薄着論はすでに現実に合わなくなってきているのも現実なのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:02 | comments(0) | - |
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