建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
気持ちいいんだから、窓開けます...。2
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     それから一般的に高性能住宅には、そう形容する性能に到達できていない住まいよりも有効な24時間換気システムが搭載されている事が多いです。その場合、常日頃は閉め切った状態でも室内空気は概ね2時間に1回入れ替わる計算となっていて、システムにより入ってくる新鮮空気は、ほとんどが何らかのフィルターを通して入ってきている事が多いです。高断熱・高気密住宅の特徴として他の住まいよりも室内の埃が極端に少ないと言われる理由の一つですが、お察しの通り、窓を開ければダイレクトに外気が入ってきますから、その点は注意が必要です。以前は外気を「新鮮空気」と形容していましたが、最近はあながち新鮮とも言えません。花粉や黄砂、排気ガスなど、様々な塵埃をフィルターを通して濾過して取り込む事のほうが、実は快適な時代になってきました。木陰の涼しい季節だから、同じ空気を室内に…という想いは十分に理解できるのですが、申し述べたような理由から、程々にと申し上げたいと思います。私たち人間は感情の動物です。すなわち、感覚的に気持ち良かった感覚や逆に不快だった感覚を記憶としてデータで持っていて、その連想から、必ずしも同じ条件でなくてもデフォルメして想像を膨らませてしまう事があります。そう言う意味で、今外気を取り入れて気持ちの良い季節や時間帯は、環境が少しずつ悪化していく中で実際にはどんどん短くなっていると言う事を理解しなければならないと思います。(つづく)

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    | 住まいづくりのヒント | 06:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
    気持ちいいんだから、窓開けます...。1
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       たまにご質問で、「窓を開けていいですか?」というご質問を頂きます。多湿なこの日本でも空気が乾いて晴天日が多く、それほど温度も高くないこの季節では、どうかすると屋外の木陰の方が気持ちが良い場合がありますよね。そんな時は室内もそんな空気で満たしたくなるものです。もちろん、窓を開けで、外と内を一体化して、一年のうちでそれほど多くないこの中間期を存分に愉しまれると良いと思います。その時に、換気システムはどうしますか?というご質問もありますが、基本的に換気システムは閉じた瞬間からまた安定した換気を持続するだけですので、いつもの通りそのままにしていて構いません。「断熱・気密」とは内と外の空気を断って、例えば冬の寒さ、夏の暑さから室内の温度を断って適正な温度にキープするためのテクニックです。断つ必要がない季節は窓を大きく開放させて、十分に愉しんで良いかと思います。ただし、高性能住宅は力任せの空調設備を持っていません。持続的に温度をキープする程度に起動して消費エネルギーを少なく暮らすための設備をしてありますから、暖めすぎない事、冷やしすぎない事が肝心ですから、少し敏感に反応して、早め早めの開け閉めが必要になります。(つづく)

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      | 住まいづくりのヒント | 06:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
      マジでチョーカッコいい暮らし方...。5
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         思えば、カッコイイ事はそれなりに手間がかかり、面倒くさいです。世の中は何となく端折って表面だけで誤摩化すやり口が横行していて、少し目立てば一過性の商売としては成立するからそんな輩も少なくありません。「マージ、チョーカッコヨクネ?!」と若者達が感嘆するためには、我々がその面倒くさい事を率先していく必要があるのではないかと思ったりします。私たちが小さい頃のお年寄りは、何かにつけ矍鑠(かくしゃく)とされていて、私たちの手元を見ていては「どれ、かしてみなさい」などと器用に色々な事を教えてくださったものです。そして、無権に広がる経験値を語ってくれたものです。今のお年寄りの悪口を言ってはいけませんが、テレビの前でただ微動だにしない老人を介護していると、自分はそうならないために何をしたら良いかと身構えてしまいます。一国を任されたそもそもでんでんの御仁ですら、極めて薄っぺらく、口先だけで思慮深さや器の広さを微塵も感じない悲しい状況ですから、なかなか難しい時代ですが、気付いている者から変えていかにければならないのだと思います。

         リアルな世界で、何かを産みだしている人はとても魅力的です。わたしにも人生の中で何人か、そういうお年寄りの薫陶を受けた事がありますが、そういうお年寄りを見習って行きたいと思います。

         冒頭で書いたように「マージ、チョーカッコヨクネ?!」と若者達は目を見開く感性を失わずに持っています。それを何処に向けるかは私たち次第なのかもしれません。ともすると、ヴァーャルに沈み込む若者達を利用しかねない今の体制です。ヴァーチャルな世界から、もっと温度のあるリアルな世界の方がもっともっと素晴らしい世界がある事を伝えなければならないと思います。そのためには、衣・食・住の丁寧な暮らしを取り戻さなければならないのだと思います。どんな住まいで、何を食べて、何をして過ごすか、あなたも身の回り点検をしませんか?(おわり)

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        | 住まいづくりのヒント | 10:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
        マジでチョーカッコいい暮らし方...。4
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           ひとたび考え始めると、この世の中、変な事が一杯あります。矛盾の坩堝(るつぼ)と言っても過言ではない。どこでもコンセントにプラグを差し込めば電気があり、蛇口をひねれば水が出る。コンビニに行けば食べられるものがすぐ買えて、スマホさえあれば何処の誰とでも話す事が出来るし、情報も取り出す事が出来る。実はすべてがちょっと変だと思いませんか?ときどき、ふと「そんな筈ないじゃん」と思います。であれば、何処かで辻褄合わせの誤摩化しや嘘が隠れているわけで、お手軽の食品がいつの間にか知らないうちにフェイクの人工的な素材に変えられていたり、ものの価格を下げるために遠い国の何処かで無理が生じていたりするということはよくある事です。目をつぶって、それこそモニター画面を見ていれば時は過ぎていくのですが、全ては無理でも一つ一つを検証し、自分で確証があるものにしようとする試みはあらゆる分野で老若男女入り混じって少しずつ始っているように思います。衣・食・住、私たちの身の回りの全てにおいて、再確認が必要な気がしてならないのです。そんな事を今、嬉々として自分の事と受け止めて取り組み始めている人が増えてきました。私はそう言う人を「マジ、チョーカッコよくね!?」と思いますし、お話を聞いていてワクワクします。私もそう言う人のひとりでありたいと思います。

           上から下までお体裁と嘘で固めてモニター画面の一方向から取り繕っていることにも、少しずつ無理が生じ始めているのです。それを果敢に軌道修正しようとする動きはあらゆる分野で起こっています。例えば私の住まいづくりの世界では、より個人が快適に大切に時間を送れることが前提で、創りだすエネルギーに見合った消費だけで十分に暮らせるための性能の確保などがそれに当たると思います。生身の温度をしっかりと感じながら、一瞬一瞬をリアルに生きていくことのための暮らし立てを考えていきたいと思います。

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          | 住まいづくりのヒント | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
          マジでチョーカッコいい暮らし方...。3
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             ヴァーチャルな世界に逃げ込む人は、ある意味不快なものから逃げだす安直な方法なのかもしれません。思えば私たちは、現実の世界から、このヴァーチャルな世界がどんどん肥大化していく時代の狭間を生きている世代だと言う事も出来るかもしれません。現実の快適性を唱えながら、現実の住まい空間を提案して行く者のひとりとして、この事を意識しないではいられません。ぐるっと回って、チョーカッコいい暮らしとは、この現実の世界で、しっかりと豊かに快適に健やかに暮らしていく事だと言っても、ピンと来ない方も多いかもしれません。何処で作られた、あるいは何処で採れたものを足るほどに食して、自分の身や骨として、日々の時を丁寧に扱い、快適センサーを鈍化させる事なく活き活きと暮らす事がチョーカッコいいのです。今は、その感動が希薄な世界です。全国五百メートルおきにあるコンビニでは、画一的で、何処でどう作られたのかピンと来ないようなものが、安定的にそろっていて、それで空腹を満たしたり、意識を向けなければ事足りる時代は便利ですが、やはり「感動」には欠けるのです。食卓に上る一片の青菜の素性を語りながら食する事の豊かさを、少し取り戻した方が良いと思います。コンセントに差し込めば何処でも電気が供給される世界を、蛇口をひねれば何処でも水が出てくる世界を、一旦疑ってかかる必要があるかもしれません。知らない間に、どんどんヴァーチャルな世界に置き換えられてしまっていないとも限りません。

             私たちは、自分の身を守り、食するものを確保し、周りの人とコミュニケーションしながらその暮らしを維持しています。実は、一本橋をヨロヨロと渡るように生きています。決して安定した未来が保障されている訳ではありません。だからこそ、そこに日常があることの喜びが沸いてくるのです。

             実感できる「チョーカッコよさ」は、実はモニター画面の中ではなくて、足元にあります。その感覚を共有するために、沢山話さなければならないと思っています。

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            | 住まいづくりのヒント | 06:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
            マジでチョーカッコいい暮らし方...。2
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               何となく周囲と同じである事が、安心に繋がるということは誰しも思っている事なのかもしれません。ただ、良くない事まで大半がそうだからと言って同じ色に染まる事はないのではないでしょうか。もし、スマホの画面や、PCの中だけの世界で私たちが完結するならば、私たちは本当にひとりひとり棺桶のようなスペースで満足できるのでしょうが、実際のところ、そこには現実のリアルな暮らしがあります。その暮らしは、多岐にわたる複雑な時間の連続で出来ていて、しばしば私たちはその時間に翻弄され不安になったり、迷ったりします。ただ、「チョーカッコイイ暮らし」とは、まさにその実の部分をきちんと見直していく事から始るのではないだろうかと最近良く思います。ヴァーチャルな世界の進歩の方が目覚ましく、ともすると私たちはあたかもその中に住み着いてしまったかのような錯覚を起こします。瞬時に自ら鎧を付け、時空を飛び、敵と戦い、凄まじい戦いを繰り広げながら、実は血も流れず痛みもない世界がそこにあるから、刺激はあってもあくまで「虚」の中にあるから、少しおかしな事になっています。現代人のコミュニケーション下手や、実世界をしばし敬遠するような傾向は、「実」よりも肥大化してしまっている「虚」の中のそんな錯覚の連続が由来しているのかもしれません。「感動」も画面の向こうにしか抱かなくなってしまっているから、その時に誰と向き合い、何を食べ、何を語ったかと言うことが少しおろそかになってしまっているのかもしれません。実は、「チョーカッコいい暮らし」とは、この部分をうざったい事から逃げずに、一つ一つ整理して暮らしていく事ではないかと思います。お金を単なる価値の代替物であることを再確認して、本当の価値を実生活で取り戻していく事だと思います。そこに気づけば、コンビニで手軽に買えるもので埋め尽くされた暮らしが、何とも色あせて見える筈なのです。(つづく)

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              | 住まいづくりのヒント | 06:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
              マジでチョーカッコいい暮らし方...。1
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                   とかく夢のない世の中ですが、先日、電車の移動中で車両の入り口付近にいた高校生くらいの男の子たちが、「カッコヨクネ?!」と結構な大声を上げました。「マージ、チョーカッコヨクネ?!」を連呼します。ヨクネの語尾をぐいっと強く上げる事で、感嘆疑問符になるのですが、「ねえ、これ真面目に、ものすごく格好よいとは思わない?」とでも口語訳しましょうか。笑。みているとひとりの子のスマホの画面を大勢で食い入るようにみてそう言っているのです。みな同じ言葉で、「うん、カッコイイ」という自分の判断決定の応答は聞こえてこないのが親父には引っかかる。そう、一方通行に感嘆疑問符だけが飛び交う会話でした。その画面に何が映し出されているかは知る由もありませんが、その「マージ、チョーカッコヨクネ?!」の言葉のインパクトに心奪われながら、わずか数センチ四方の液晶画面を凝視している彼らの関心の矛先を、様々なヴァーチャルなメディアから、何とか現実世界へ向けられないかと思うのでありました。もしかすると「感動」という温度を持ち合わせている彼らに、リアルな感動をきちんと伝える責任は私たちにあるのです。

                 私は団塊と団塊ジュニアと言われる世代との狭間の生まれですが、やはり同世代の数は大勢で、「カッコイイ」とは少しでも他人と違う目立った事と同意でした。出来ないながら、それを目指す事が格好よい事だったのかもしれません。近頃の風潮として、他人と違い目立つと言う、時にはリスクを負ってまでもカッコ良くならなくても良いと思っているのか、若者は一旦現実から距離を置き、第三者としてのコメンテーター的な立ち位置を好みます。自分以外の事はよく語るのだけれど、ではあなたは?と問われると沈黙してしまう傾向にある。数人で小さな画面を見て、ああだこうだは言えるのだけど、それになりたいと思うか、なるためにアクションを起こすかと言われると少し寡黙になる。もしかすると若者ばかりでもなく、この国の人すべてが何となくそう言う傾向にあるのかもしれませんね。

                 この世相の中で、本当に快適でカッコイイ暮らしがあると言う事を理解していただくのは大変だと思います。伝え方が難しいのですが、硬軟取り混ぜて、時には現代用語も駆使しながら語り続けていかなければならないなと思います。(つづく)

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                | 住まいづくりのヒント | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
                快適な住まいは人間を堕落させるか…させるわけないじゃん。笑 5
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                   とかく都合のわるいことを精神論で片付けてしまうのは、日本人の悪癖の一つかも知れません。昨今の世相、全体主義への不快な加速は、その国民性を政治家達が熟知して利用しているからなのかもしれないのです。私は、戦時中のシーンでよく出てくる「ほしがりません、勝つまでは…」という決め台詞を思い出します。「我慢」が美徳だと言う感覚は、ある意味この国の国民の良い部分でもあるのですが、裏表で欠点でもあります。血となり肉となる「辛抱」なら良いのですが、ただただその場凌ぎの「我慢」は何も産まないのです。もっと言えば、日本人のほとんどが、本当の快適な住まいの暮らしを知らない悲劇をもっと理解して、改善を加速してなんとかしなければなりません。小洒落た装飾や尖ったデザインも大変重要な要素の一つではあるものの、エネルギーダダ漏れの温度ムラが当たり前の住まいから脱却する事が前提で、悲しくも現在「超高性能」などと表現しなければならない「普通の家」になることが先決です。

                   最後にもう一度言いますが、温度が暮らしに快適な状態をキープできて、小さなエアコン一台で暮らすような住まいは一般的な技術で実現可能です。要は、作り手が知っているかいないかだけです。「そんな暮らしをすると身体が怠けてしまう」という台詞は、「写真をとられると魂を抜かれる」という台詞に匹敵します。逆に、「超高性能」はただの住まいです。日本の住まいが、超低性能なのです。ヒートショックで命を奪われる人が交通死亡事故よりも多い現実を受け止めて、私たちは加速しなければなりません。予算がないからと言って、あなたはタイヤが3本の車を買いますか?大きくないと嫌だからと、エアコンも効かない、ブレーキもたまに故障するボロボロの大型車を買うでしょうか。住まいとなるとしばしばそう言う選択がなされます。土地代が高かったから、断熱に予算が回らない。部屋数がいるから、性能はそこそこです。同じですよね。あげくに「身体が怠けて怠惰になる…」

                  わけないじゃん。笑。ということなのです。(おわり)

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                  | 住まいづくりのヒント | 06:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  快適な住まいは人間を堕落させるか…させるわけないじゃん。笑 4
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                     「甘やかしていると怠け癖がつく」という言い方は、ある意味シーンによっては真理だとは思います。しかし、性能の悪い住まいに暮らす事は、鉄下駄や鉛のウエイトを身体に付けて鍛えながら暮らす事と同意でしょうか?私は違うと思います。むしろ身体に負荷を与えすぎる事が、健康被害の温床となってしまっているのです。自動車の安全性は進歩を減速する事もなく一気に自動運転の世界へ突入しようとしています。年間の交通死亡事故よりも、宅内でヒートショックで命を落とされる方の方が多いこの国の実態は、少なからず「住まいが身体を鍛えてくれる」レベルではないのです。「これ以上安全性能を上げたら人間の判断能力が鈍る」と自動車業界が言うでしょうか。言わないと思います。住まいを創るものからどんどん売るものにしてしまってきたこの国が、性能アップこそ邁進しして良い課題なのに遅々として進まないのは本当に不思議な現象です。そして住まい手は、図らずもそうやって建てている住まいのなかで、結構大きなエネルギーを消費して暮らしているのです。スカスカな住まいの壁に5つも6つもエアコンの室外機を取り付けている光景を見ると、その論理はすでに破壌していて、性能が足りない住まいの罪深さを感じないではいられなすいのです。小さなエアコン一台で、制御できる住まいはすでに一般的な方法で現実に作れます。「エアコンの風が嫌いだから…」という台詞もよく聞きますが、これは部屋の中を吹き捲くらなければ効かないような使い方の結果でもいると言えます。もっと静かに、足りない温度だけ補うような使い方であれば、その不快感は激減します。感覚的な様々な台詞が、実感としてはあっていても、必ずしも実態をあぶり出しているかと言う事はよくよく見ていかなければなりませんね。(つづく)

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                    | 住まいづくりのヒント | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    快適な住まいは人間を堕落させるか…させるわけないじゃん。笑 3
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                       日本の住まいは、30年は遅れているとよく言われます。「いや、日本には日本のこれまでの歴史があって…」と反論されます。そうですね。それは確かにそうです。ヨーロッパと日本では根本的に気候が違います。しかし、地域性や歴史を変に語るほど、私は迷走を極めて行くのではないかと心配しています。今でこそそんなことを言う方は減りましたが、よく以前は、「断熱は北国のもの」と言われたものです。私は以前「だんねつ」という「だん」という発音が暖かい「暖」と同じで連想させる言玉(ことたま)のなす仕業だと書きました。断熱は「断つ」ためにする訳で、暖めるためにする訳ではありません。外気の影響を断つ訳ですから、暑さも寒さも断つもので、万国共通室内環境を整えるためには有効な方法論なのです。「昔の人はもっと辛抱して暮らしていた」というのはご先祖様に対しての冒涜ではないでしょうか。彼のご先祖様も、ヒートポンプの原理がまだないなかで、必死に快適な暮らしをしようと進化し続けてきたのです。私たちはその先端にいます。初めてインスブルック大学にパッシブハウスの提唱者ファイスト博士をお訪ねした時、お仲間が地域性や定義する性能に対して質問した際、博士は数々のデータを示されながら、パッシブハウスは世界の何処でも有効であり、南極にも建っている。そもそも研究の発端はルンド大学で博士が恩師と進められた中国大陸での省エネ課題が発端である事を示されました。この事だけでも、「多湿な日本には向かない」などという意見を一掃します。一つの物差しが示してあり、地球上の何処のポイントでもその地域特性を分析しながらパッシブデザインをしていくと言う事は有効だと仰ったのです。

                       要は、実際に暮らしてみて、快適であり、元気であり、笑顔であり、幸福であると言う事を実感されれば、後戻りはない訳です。むしろ住まい手は、徐々にそれを実感しています。一番遅れているのはそれを創りだしている私たちかも知れません。(つづく)

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                      | 住まいづくりのヒント | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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