2017.11.16 Thursday
エコハウスに暮らされて一年 「OB見学会でみえてきたもの」 1
さる11月12 日(日)ご夫妻に無理をお願いして、「糸島の終の住処」のOB見学会を実施しました。昨年の11月がお引き渡しだったので、まさに丁度暮らされて1年のお宅になります。ご予約の数組のお客様を迎えての愉しい時間が過ぎていきました。当日はお天気で、気持ちのよい日でしたが、お客様がまず驚かれるのはポカポカと寒くないと言う事です。しばらく双方のご挨拶が終わってから、ふっとお客様が言われるのは「アレ、これって暖房は入っていないんですか?」というひと言。これに対して奥様が、「あ、はい。入れていません。まだ今年は…」そこから皆さん「えーーっ」という事になるのです。随分と朝晩は温度が下がってきて、木造住宅にお住まいの方は朝晩は暖房を入れられているお宅も多くなってきている中で、今年はまだ使っていないと言うお話にまず驚かれるのです。これは外皮性能が極めて高い住まいだからと言う事の実証です。かといって、室内はガンガン暖房を入れている部屋のように蒸れた暖かさではない。熱が漏れない住まいの特徴かもしれません。
俗にいう中間期と言われる一年の中で暖房も冷房も使わない期間が、住宅性能が上がるほどに長くなってくる事が知られていますが、まさに暮らしてみての実感として、奥様はそう仰られたのです。しかも、それが温度ムラのない、床壁天井の表面温度もついてきてくれている空間でのお話ですから、驚きは倍増するのだと思います。和やかに住まわれている方の実感をお伺いする事は、何より参考になるものだと今回改めて分かりました。(つづく)
JUGEMテーマ:建築
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑