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気密と断熱の浅からぬ関係 2

 そもそもこの国の断熱基準では、気密性能と言うものがおざなりになる傾向が色々な場面で見られます。一戸一戸、個別の気密性能測定が義務化などになれば大手ビルダーなどが大変だからか、基準が明確に示される事もとても少ない気がします。エコハウスを自称していても、全棟検査が出来ていなければ、どんな性能なのか担保できないということなのです。ごく単純なお話をしますが、壁の中の断熱材は、グラスウールだったり、羊毛だったり繊維系のものが考えられますが、繊維そのものが熱を伝えにくい性能を持っていない事はご存知でしょうか。実はその繊維に絡まって動かない乾燥した「空気」その「空気」が熱を伝えにくいために断熱性能があるのです。気密が取れていないとか、常套句となっている「壁の中が呼吸する」などと言う状態では、この断熱性能がしかるべき値で担保できないのです。最近は、気泡が固定してあるボード類で断熱する事も多いですが、この手の材料で気密が取れていないとなるともっと始末が悪い。つまりそれ以外の致命的な隙間が何処かにあると言う事になるからです。極端な欠損があれば、そこに温度差が生まれ、結露の原因にもなりかねません。そう言う理由から、気密測定は確実に実施して、その性能を担保しなければ想定した性能が出ているかどうかが、よくわからない訳です。(つづく)

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