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「あったかい」と、「寒くない」は違う...。3

 性能の良くない住まいで、局所的に短時間に「暖」を取ると言う事は、言わば屋外で焚き火をしているのに近いんです。焚き火は、火の前に向いているお顔は熱いくらいポッポしますが、身体全体が暖まると言う事にはなりませんよね。勿論、焚き火で屋外で無尽蔵な大気を暖めるなどと言う力はありませんから、私たちは空気の温度変化と言うよりは、炎の「ほう射」を暖かく感じているのです。屋外ではまあ、罪はありませんが、建物の中でこれをどれほどやっても満足に暖まりませんし、建物に対して結露リスクと言う罪なことも発生しやすくなります。快適でない上に建物も痛めてしまう、昨今の技術では省エネとも言いにくい状況になってきていますから、何処をどう切り刻んでもこういう手法は徐々にやめていかなければならないのです。エアコン嫌いの稿( エアコン嫌いの真犯人に突いて)でも述べましたが、エアコン嫌いの人の嫌いな原因のほとんどは、建物のスペックが低過ぎるために、無理な温度、無理な出力で運転を強いられるからなのです。本来、室内の温度キープが可能な住まいでは、ゆっくりと小さな出力で継続的に運転する事でそう言う不快感は殆ど解消されてしまいます。

 無理に「暖かく」しなければならないのは、加温よりも逃げる熱の方が大きいので、温度キープのために熱を多めに加えつづけなければならないからに他なりません。熱の逃げない空間では、少しずつ外部などから影響を受ける分だけ、熱を加減すればよいと言うことなのです。(つづく)

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