2018.05.05 Saturday
家族に寄り添う住まいになりますように 1
長年住まいづくりをしていると、時々の流行もあるし、世相も反映しますから、都度、微妙にその時の傾向というのはあるかもしれません。最近は、随分省エネとエコという言葉が普及して、日本の木造住宅も少しずつそちらにシフトし始めていると言ってもよいかもしれません。2020年の法改正義務化も追い風として、住まいづくりをしようと思われる方の意識もかなりそこに集中していると思います。私もそれを啓蒙普及する立場でこれまで仕事をしてきましたから、全体の流れとしては実に喜ばしいことなのですが、この好機を最大のチャンスと思えば、少しでも横道にそれないようにと色々考えるばかりです。ブームの到来は一過性の盛り上がりとバブルがはじけたあとの反動としての減速をも意味しますので、そういう表面の泡沫の部分で住まいづくりをされないようにと私などは思います。本来、住まいは省エネで、快適で、エコであるべきですが、それは当り前のことで、その上でどんな住まいを自分たちの住処とするかと言うことが大切なのだと思いますから、主題である「どんな暮らしをするか」という所をよくよく考えていかなければならないと思うのです。(つづく)
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