2018.07.21 Saturday
猛暑の夏に考えなければならないこと。4
昨日は福岡でも38℃という表示でした。寒暖計の数字は体感とまた誤差はありますが、筋肉量が少なく、代謝が少ないお年寄りや、身体が小さい子供にとっては、この数字より体感の方がよりストレスなので、いよいよもって注意が必要です。とにかく、室温を下げる努力、逆に外の影響で上げない努力をするべきです。窓から入ってくる日射を制御するには、室内側のカーテンやブラインドでは制御しきれません。日射をガラスの外側でシャットアウトするのに有効なのが、先人達が使っていた、葦簀・すだれの類いです。先進のエコハウスでは、高価な電動の外付けブラインドの採用などが目立ちますが、まさにこの先人達の知恵を真似る事からはじめるのが良いと思います。高性能なエコハウスでも、しっかり断熱した壁に比べると高性能な窓を使っても4〜5倍の熱が出入りします。日射を窓の外でとめることができれば、8割程の日射侵入量をカット出来ます。これはかなり有効な侵入熱の制御となります。昔の人が行った路地の打ち水は、見た目だけではなくて、気化熱を利用したクールダウンの方法ですし、今すぐ出来る事からお試しべきだと思います。しっかりと防水が出来ている屋根に水をまく事も少なからず有効かもしれません。戦後70年余りの土建立国のこの国は、右肩上がりの高度成長と引き換えに、表土をアスファルトで覆い、見掛けだけのハリボテ住宅を量産しつづけてきたのです。反省はいずれ、命の危険が遠ざかった秋移行にするとしても、まずは身の安全の確保に務めればいけません。(つづく)
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