2018.09.02 Sunday
「猛暑の夏」と世の矛盾 4
近年自然災害が俄に多発して、ニュースで見る体育館への一次避難の光景も、絶対にそうなってはいけないのですが、何だかしょっちゅう見ているようで、あのプライバシーも何もない辛うじて雨だけ凌げる大空間に、何日留まれと言うのかと毎度切なく感じてしまいます。そしてその先の仮設住宅と言えば、私たちがよく見るプレファブの現場事務所のような作りで、およそ室温などキープできる性能ではないものがかなり長期間にわたって住まいとして使われる有様なのです。「全国の学校にエアコンをつける」という政治的な宣言は、一見華やかですが、このような対策とも関連して、根本から変えていくべきものなのではないかと思うのです。したり顔の政治家先生たちには、もっともっと根本的な部分に着目してほしい。なぜに、災害の度に、あの体育館の生活を強いるのかと言う事を。
庶民的には今一盛り上がりに欠ける、2020年に膨大な費用を使って行うと言う東京オリンピック。ほんとうにこの季節のこの温度で、世界各地のアスリート達は、日本に来てくださるのでしょうか。来ても協議中に、命の危険に晒されることはないのでしょうか。私は単純に、それにふさわしい湿度、温度の時期、場所で行われるべきで、私は今回の東京五輪ほど、ほんとうに現実を見ていない政治のなす徒花のように見えて仕方ありません。福島の汚染水を海洋に希釈して流すなんて馬鹿げた事を、汚染土壌を建材にして全国にばらまくなんて事を一刻も止める事にそのお金を使えば良いと思います。いずれにしても、体温があり、呼吸があり、日々の連綿とした暮らしがある、「人」にとって、安全で幸福であるために、色々な事が進められるべきだと思います。(つづく)
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