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「猛暑の夏」と世の矛盾 5

 

 まもなく、この猛暑も終わりを告げるのでしょうが、週明けから今年最大と言われる台風が待ち構えています。なんだか荒れ狂う日本列島ですが、気の弱い私などは、この国の社会の矛盾とも連動してやしないかと思わないではいられない。何だかパフォーマンスばかりで実が伴わないもの・ことが多すぎる。簡単に言えば、モラルと言うものが、昔と逆で実は上にいくほど欠落してしまっている。厚顔無恥にも程があるトップ達の発言には呆れ返ります。不公平がまかり通り、弱者が追いつめられる。拝金主義はこの数年で揺るぎない価値観としてはばからない。格差は広がり、優しさがどんどん失われていく有様に、夏の暑さでなくても私の頭の中はヒートアップしてしまいます。「学校の校舎に来年の夏までにエアコンを付ける!」という政治パフォーマンスは、そんな中で私には矛盾だらけの戯れ言にしか聞こえないのです。

 ほんとうの快適を学ぶ子供たちに提供しようとすれば、順序としては、通常の夏であれば関西以西の鉄筋コンクリートの校舎であれば、屋上のコンクリートスラブの上に、しっかりと断熱を施すのが良いと思います。屋根スラブからの熱の侵入はとてつもないものがあります。そして窓の外側に何らかの日射遮蔽の対策をするべきです。自然光で照度を確保するかつての法律のままの建物ですから、それだけ熱も入るのです。LEDに照明に変わり電力消費は照度のためには微々たるものです。むしろ懸念すべきは空調です。そう考えれば、窓の外側での日射遮蔽が最優先です。そして、今年の夏のような状態が今後も続くのであれば、日射遮蔽と通風だけでは室温を維持できないのですから、エアコンが効くように、外皮のかなり割合を占める窓の高性能化が優先。そして外皮全体を外側から断熱する事だと思います。外側から断熱する事で、蓄熱量が大きいコンクリートも、冷えにくい、暖まりにくい特徴を室温キープの良い作用の方にシフトできます。断熱性能が上がれば、夏も冬も小さなエネルギーで少しだけ室温を足したり引いたりするだけで快適な室温がキープ可能になります。快適と省エネには矛盾はないのです。この進化には有効な換気計画が必要です。脳の働きを左右する空気の鮮度は重要です。書き並べたこれらの事は、何も難しい技術ではありません。戸建て住宅は個人の資本で創り上げていかなければならないので民間任せで急加速は出来ません。引き換え全体のパイとしては、公共の大きな建築を省エネで快適にシフトさせていく事は、社会への影響も格段に大きいと思います。ここをしっかりと理解して、わかりやすくこういう指針を示す政治家が、一人くらい出ないかと思いますが、ルール無視のお友達優遇政治にひた走る現在の体制では、望んでも無理だと言えるかもしれません。

 今の状態は私たちが作り出しています。これからおそらく激化する自然環境にあって、社会として対応していく事が求められています。その場しのぎ、党利党略、政争の具に終始する今からの脱却には、他人事でなく、自分の事だと自覚して、意見を延べる市民ひとりひとりの自覚ではないでしょうか。

 大いなる矛盾だらけの今から、早く抜け出したいと自分で出来る事を探る日々です。(終わり)

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