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住まいづくり報告 山口F邸 22 子供スペース

 2階にあるF邸の子供スペースは3人のお嬢ちゃんが、これから成長に応じて可変的に利用していくスペースです。最初は3人一緒に遊べる床をたっぷりと確保して使いながら、やがては学習机やペッドを入れながら、必要に応じて間仕切っていきます。大きな空間は希薄で何も考えないようで良さそうですが、実はそうではありません。間仕切ることを考慮して、コンセント、スイッチ、窓の位置、照明計画などをある程度想定して柔軟にしておかないと対応が出来ません。このこどもスペースも、ご夫妻と将来的なシミュレーションを何度かしながら設えを考えました。お子さんが小さな今のうちは、遊び場として開放的に。建具でむやみに切り刻むのではなくて、リビングの吹き抜けとも、スリットで何となく繋がっている部分があります。プライバシーを守りながらも開放感を損なわないバランスを考慮しました。子どもたちの笑い声が耐えないスペースとなりそうです。

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| 住まいづくり報告 | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいの性能は誰が決めるのか! 3

 「国民の財産と生命を守る…」というのは建築基準法冒頭の条文の一節です。しかし、住宅性能の基準がないこの国の住宅は、生命を危険に晒す危険性をいまだ孕んでいます。今回見送られる事になった「省エネ基準の義務化」は私に言わせれば「省エネ」とは名ばかりの「温熱性能安全基準」だった訳です。ヒートショックによる宅内死亡者数が、すでに交通死亡事故を大きく上回っている状況下で、この基準を義務化できないのですから、もはや国の基準は問題外と言わざるを得ません。これからは民間と、消費者の認識で創り上げて行かなければならないのだと実感しました。

 例えば、建築基準法の住宅の階段の基準は、踏み面は15センチ以上あればよく、蹴上げ(1段の高さ)は23センチ以下であれば合法となります。こんな梯子のような階段を実際に作る事は余りありませんが、最低基準とはそんなものです。その性能基準が義務化できなかった訳ですから、そもそも期待しても仕方ないかもしれません。

 住まいの性能は、順序から言えば、次のように整理できるのではないかと思います。

 

第一に 通年を通して命に危険のないレベル( 他国では無暖房の最低室温が定められたりしている )

第二に その上で快適な状況を維持できる( 熱エネルギーを加減して行けば )レベル

第三に そしてそのエネルギーを極力小さくできる本来の省エネレベル

第四に その消費エネルギーを再生エネルギーで賄い持続可能社会に貢献するレベル

 

 本来の「高性能」「エコハウス」と言われる部類はすでに第二、第三段階を実行しているのが現状。比率は少ないですが、それが現実の世界です。今回はあくまでそれに付いて来れない第一段階レベルに満たない住まいのボトムアップを期待していた訳ですから、これはもう意識のある実務者の啓蒙活動と実践しかないのだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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