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漏エネ住宅よ、さようなら! 2

 気密・断熱という性能に基づかなければ、日本の木造家屋は、自ずとエネルギーだだ漏れです。いわゆる「漏エネ」そとにエネルギーを垂れ流しています。この垂れ流しをとめるものが、気密・断熱性能と言う訳です。なぜここまでずっとそうであったかというと、ひとえに温暖で多湿なこの日本のエリアにおいて、室内空間の環境を整えるために最近まで決定的になかったのが冷房除湿の機能、つまりエアコンです。どんなに暑くても、涼しくなる手段がありませんでした。私たちの短い人生を物差しにしても、エアコンが普及し始めたのは物心ついてからですから、冷房の歴史はそんなものです。「暖」は屋外であろうとも、採暖というかたちで(いわゆる焚き火のような)とれますが、「冷」は自然に任せるしかなかったのです。いわゆる吉田兼好法師の「住まいは夏を旨とすべし」の台詞は、蒸し暑い当時の京都の気候の中から産まれました。冬は着込んだり暖を取ったりしたら、何とか凌げるけど、夏は溜まらんと言っているのです。我慢の範疇の話ですし、生死に関わる話です。およそ「快適」を論じる話でも、エネルギー消費を語る話でもないのです。冷房を語る必要のなかった、北海道に「気密・断熱」の技術は芽生えました。オイルショックによるエネルギー問題の打開策としてです。それが今何度かウェーブとして南下を繰り返し、エコハウスブームになって来ている。これは、効率の良い冷房装置の普及と大きく関係していると思います。(つづく)

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