2019.03.16 Saturday
シェルターとしてのエコハウス 5
さて、安らぎの日々のマイホームと、いざという時のシェルターという言葉は、ある意味一般的には対極にあるのかもしれません。ただ、住まいの性能を語る時に、シェルターというこの言葉は、日常の住まいの延長線上にあるように思えて仕方がないのです。最近良く言われていることですが、日本の住まいの現状は、知らず知らずのうちに我慢を強いているそんな性能レベルで、「快適」という言葉にはまだまだ足りないといわなければなりません。そう言う住まいが、いざという時にどんな実力を発揮していくかと言うお話しを今回は取り上げました。シェルターという意識をすると、日常の快適レベルにまで性能を引き上げていくことが、とても有効であることが考えられます。インフラがストップしてしまった時に、その基本性能がものを言います。つまり、冬の極寒の時でも、暖房がなくてもある程度室温がキープできる性能、夏の猛暑の時に、日射侵入だけを気を付ければ、過剰な高温を避けられる性能です。体育館の避難生活が少しでも短くて済む性能が、本来の住まいの性能ではないかと思うのです。また、そう言う性能の住まいであれば、日常のエネルギー消費も極めて小さいので、本当の省エネが実現すると言うことが言えます。私たちは、躊躇うことなく、住まいをその性能レベルにしていくことが大切だと思うのです。(おわり)
JUGEMテーマ:建築
◆↓読まれたらココをポチッとお願いします!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑