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「夏の快適」…がつくれる住まいかどうか。2

 昨年末から、国交省はこの国の住まいの省エネに関する進め方を変えました。近年の計画では、2020年4月に、何処かのメーカーが「国内省エネ基準準拠の最高レベルの断熱性能」などと唄っている基準をもれなく全棟義務化する方針で進んでいたのです。ところが、年末から年明けにかけて、それを辞めたのです。結局2020年からは、設計者が施主に住まいの性能を説明する義務が課されるそうです。なんじゃこりゃって感じです。皆さんどう思いますか?例えば、先ほどからの「国内省エネ基準準拠の最高レベルの断熱性能ですから省エネです」と説明されたら、皆さんそんなものだと思ってしまいますよね。またその説明には嘘はありません。ただ、私の説明は随分違ってきます。「そもそもこの国の基準はあまあまですから、冬の暖房を助ける事は出来ても、このレベルでは冷房負荷を下げる事が出来ません。すなわち、もっとレベルを上げるべきです」となります。同じ説明でも、随分違ってくるのがわかりますが、つまり、皆さんの判断基準にどれほど役に立つか、甚だ疑問なのです。ずっとお話ししてきていますが、この国の省エネ基準は、日本列島を気候区分に区分けして、寒冷地ほど断熱材を暑くしなさいと言う基準になっています。つまり、寒さ対策の断熱なんです。それが、夏にどう効くかと言う部分については希薄な基準です。

 ましてや、南西に下がるほど温暖だから断熱材は薄くていいよと言う基準で、どれほど夏が快適かと言う部分がまさにこれからの問題なのです。(つづく)

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