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やさしい暮らしへのシフト 2

 考えてみると、私たちの暮らしは実に私が生きた僅か50有余年の歳月を振り返っても、何だか上っ調子で実を伴わないものが増えました。良くいえばそれだけこだわらなくてもゆとりのある毎日を送れていると言うことなのかも知れませんが、その希薄さは、私たちの暮らしそのものですから、何となく地に足がついていないような浮遊感がつきまとい、どことなく不安定なのです。衣食住全てにおいて、この感覚が否めないのは私だけではないと思います。一気に変えいてくと言うことが出来なくても、意識をして少しずつ変えていくべきだと強く思います。

 またこの不安定さの上に成り立っている社会が、どことなく優しくないのも深く感じるところです。みんなが、何となく上っ面でよそよそしく、人と人との優しさからも距離を置き始めて、それぞれがなんとなく寂しさを感じてしまうのも否めないような気がしてなりません。住まいの有り様も、囲炉裏端を中心としたかつての民家から、今様の間取りの住まいはどうやって変遷してきたのだろうかと時々考えます。ハウスメーカー誘導のLDKプランのパターンは、何となくですが、私たちの暮らしからは段々遊離して、そこに確固たる根拠はなかったのではないかとさえ思えてきたりするのです。明治の頃に始まった、玄関があり、前室と客間を備えたような小住宅は、かつての武家屋敷を模した庶民の憧れの家のかたちでした。憧れですから、暮らしに根ざして揉まれてひねり出されたものとは少し異なります。要は形から入ったのですが、LDKプランも、欧米の暮らしぶりを映画や輸入のテレビドラマを見て何となく憧れている庶民の感覚だったのかもしれないと思ったりしています。本当にそういう暮らしをしたかったのか、あるいは出来ていたのかと言う部分を、今の時点でもう一度見直したいと思ったりしています。(つづく)

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