2020.05.22 Friday
これから先の住まい 1
私たちの暮らしが一変してすでに数ヶ月が過ぎようとしています。徐々に緊急事態も解除となり、ステイホームも少し緩やかなものに移行していくのでしょうが、第二第三の波も懸念される中、なかなか元どおりには戻っていかないと言うところが実際ではないかと思ったりします。
日々、住まいづくりをの案を提案し続けている私も、今回のコロナ禍によって我々が受け止めた様々なことを自分なりに咀嚼して、これからの住まい作りに活かして行きたいと思うのですが、今回はそんなことをお話ししてみたいと思います。まず、在宅時間が一時的にしろこれまでより格段に増えた方が多いのではないでしょうか。極端に言えば、今まで遅く帰宅して寝にだけ帰っていたと言っても過言ではない人が、仕事まで自宅に持ち込んで、始終「家」にいたわけですから、生活のリズムをキープするだけでも大変だったかもしれません。まずは暑い寒いをはじめとする住まいの性能に疑問を持った方も多いのではないでしょうか。見た目は欧米とそう変わらない佇まいの住まいでも、日本の家はそこが決定的に違います。ちょっと言い方が悪いですが、日本の大半の住宅は、ちょうど働いて遅くに帰って寝るくらいが良くて、それ以上時間を楽しむようにはできていません。今回皆さんが抱いた疑問があるとすれば、それは至極当然のぎもんなのです。ハリボテで性能のない住まいを実感していると言うわけです。人生の9割以上を屋内で過ごすと言われる現代人、その時間の自宅率が一気に増えれば、???の不満が湧き出てくるのも当然なのです。(つづく)
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