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プチ同窓会
 「プチ」という言葉が流行ったのはもう何年前だろうか。先日中学の時の同級生から、「プチ同窓会しない?」とメールが届く。少し遠くにお嫁に行った同級生の一人が里帰りで帰省するから、その機会にという。何か理由を付ける事が出来れば集まりやすいのかも知れない。無論、私もことわる理由などない。何のかんのといいながら、結局その夜は、市内の居酒屋にひとテーブル程の男女混合の中年グループが出来上がり、その晩はかなり遅くまで楽しく飲んだ。
 例えば中学の同級生などというものは、当時リアルタイムにお酒など酌み交わす筈はないから、後年になってこういう集まり方を覚えたのだが、その場で話す話題と言えば、何とも甘酸っぱい懐かしい思い出から、最近の近況報告まで、お互いに濁った大人の利害など、微塵もないから屈託なく、実に楽しいのである。どこかで中学のときに誰が好きだったなどと、たわいもない事を言い合って騒いでいるかと思えば、かたや段々立場も重くなる現状の仕事の難しさや、日常の家庭の憂さを愚痴と冗談で晴らしあっていたりと話題には事欠かない。
 昔から竹馬の友とは良く言ったもので、幼い頃の仲間などというものは、再会した瞬間に打ち解けて、そんなものなのかも知れない。最後の方で誰からともなく、「俺たちは兄弟みたいなものだから」と、その気のおけない関係を旨い表現で語った。兎角、仕事の関係や、好んでもいない人間関係を引き摺らなければならなくなっている、齢(よわい)の我々に取っては、ひとときのオアシスと言っても良いのかも知れない。お腹の底から屈託なく笑う事が出来る時間は、財産と言ってよい。夜もふけ、別れ際にお名残惜しく、「ちょくちょく飲もうや」とお互いに言いながら、それぞれの日常へ戻っていく。日々の事から考えれば、そうちょくちょくは会えない事は十分わかっているのだけれど....。

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| エッセイ | 08:44 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| JW CAD情報局 | 2006/09/10 9:32 AM |