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寒かったり暑かったりの言霊(ことだま)の話...。1
 日本には古来「言霊(ことだま)」という言葉があって、人の口から発せられた言葉の一つ一つには、霊(たましい)が宿るという考え方があります。確かに、言葉にして口から発すると、相手にも伝わりますし、自分でも黙読よりも音読の方が頭に入ります。これは私が随分以前からお話しする事の多いお話なのですが、insulation」を「断熱(dan-ne-tsu)」と和訳したところから、どうもこの音の部分が在らぬ悪戯をしているようで仕方が無いのです。特に九州などでは、「南国九州で断熱など必要ない」とか、「九州だからこのくらいて十分」という言われ方を良くするのですが、こういう理解をする方には、言霊の影響があるのかもしれません。例えば、「遮熱」という言葉を英訳でひくと、「thermal insulation」と出てきますが、逆にこの「thermal insulation」を和訳でひくと「断熱」と出て来たりします。つまり、遠からずのほぼ同意語ですが、音の力で私たちには「断熱(だんねつ)」と「遮熱(しゃねつ)」では随意分違った印象を持ってしまうのです。「遮熱(しゃねつ)」というと何だか夏の暑さを外から内に入れないために、熱を跳ね返す様子を想像しますし、「断熱(だんねつ)」というと冬の暖かさを保つための方法のような印象がつきまといます。この呪縛から離れるために、「断熱」と「遮熱」という二つの言葉を合体させると少しすっきりします。つまり「遮断熱」熱を内と外で遮断する事、物理的にはどちらもその現象をさしていると言えるのではないかと思ったりするのです。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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