建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
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ドイツ視察2016-9【第20回国際カンファレンス・オプショナルツアー1】
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     カンファレンスの翌日は、4つのコースが用意されたオプショナルツアーに参加しました。ツアー1では、「ファィスト博士と行く!stパッシブハウス」というのもあったのですが、私たちはおすすめのツアー3を選択。このために私たちはカンファレンス前日に、自分たちで1stパッシブハウスを訪れたと言う訳です。ツアー3では街全体がパッシブハウスと言うハイデルベルグの再開発の街を散策するツアーに参加しました。まず、道すがら立ち寄ったのは、リンバッハと言う町の集落にある実に1733年に建築されたと言う歴史的保存建築物の改築実例で、現在内部はモダンなオフィスになっていますが、周辺の街並にマッチするように意匠的には出来るだけ創建当時のままを維持し、性能をパッシブハウスレベルにまで押し上げた仕事は圧巻でした。先年のカンファレンスで、私は「レトロフィット」という言葉に感動しましたが、まさにその実践と言う感じでした。1733年と言えば、日本は暴れん坊将軍徳川吉宗の時代です。そう考えると、日本のスクラップアンドビルドとは真逆の取り組みと言えます。設計者のご説明を伺っていると、そのご苦労話も聞けて、我々だけではなく、やはり同じように、法律やコストの許す中で格闘するように世界各地でパッシブハウスを建てていっていることを改めて知り、もっともっと頑張らねばと思いました。半地下の現在設備室として使われている部屋は、なんとかつてジャガイモの貯蔵蔵だったそうで、工事前まではたい積した土で人間の胸くらいまでの高さが埋ていたそうで、工事はその土を搔き出して今の設備室になった事などが説明されました。徹底した断熱と熱交換換気システムで、ごくわずかなエネルギーで空調が行われている、一旦私たちが享受してしまえば、決して後戻りできない快適レベルの空間は、本当に豊なものに思われました。18世紀の歴史的建築物が、今も現役のオフィス空間として使われていて、しかも日本のあらゆる建物のほとんどよりも高性能にレトロフィットしていると言う事実を目の当たりにすると、やれる事はこれから無限だと本当に元気を頂きました。もちろん、このような難しいプロジェクトをこなされたのはパッシブハウスの建築に豊富な経験を持たれた熟練の建築家さんだそうです。計画当初、歴史的建築をそのように扱う事に対して、地元の抵抗もあったそうです。しかし、出来上がってみるとご好評だそうで、これからこういう案件が増えていくのかもしれません。内部にいると、不思議と落ちつき、いつまでもいたいと思える空間でした。
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