建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
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梅雨を快適にすごせてますか? 4
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     断熱・気密で基本性能を平均的にあげていくと、例えば福岡の場合、年間を通した空調にかかるエネルギー負荷は冷房の方が大きいので、やがて暖房は必要ないけれども、冷房は必要と言う領域に入っていきます。冬の暖房は、日射や生活による内部発熱が助けてくれるので、極端な話、何処までも性能をあげていけば無暖房は可能になってきます。ただ、夏は日射や内部発熱が逆に負荷となるので冷房はなくならないのです。この話は実感に乏しいかもしれません。何せ徒然草の「夏旨」によって、夏の蒸し暑さは通風のみでしのげと言われ続けていたのですから。もちろんスカスカの家ではそうなるのです。昨今の都市型の住宅事情では、隣棟間隔も確保されず、通風もままならず、と言う場所で、自分だけが通風してもご近所はエアコンを使いまくっているのですから、快適な筈はありません。いや、兼好法師も最初から快適などとは最初から言っていないのです。冬の寒さは何とかしのげるけど、夏の暑さは溜まらんと言っているのです。では、夏冬ともに極限まで小さなエネルギーで、快適な暮らしを想像しませんか?それはもう、皆さんの身近で可能なのです。

     意固地に夏旨を主張しながら、冬はコタツにファンヒーター、九州でです。笑。夏は6畳一間ごとにエアコンを着けて、室外機がぶら下がっていると言う家がまだ余りにも多いのです。野中の一軒家、炉端で暖を取り、夏は打ち水風鈴で暮らすのも情緒があって良いと思います。ただ、そういう温熱の負荷は、結構私たちの身体に負担になっているのです。しかもエネルギーは、莫大に消費している。交通死亡事故で亡くなられる人の数よりも、ヒートショックで亡くなられる人の数の方が多い国。それがこの国なのです。(づつく)

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