建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
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建ててはいけない「家」について...。5
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     この稿の最後です。「予算がない」「この程度で良い」という常套句で、今後も日本のストック住宅の質が変わらなければ、この国の住環境はいつまでたっても進歩しないという観点から、かなり過激に書きました。それぞれに事情があることですから、一概には言えないのかもしれませんが、ただ、ほんとうに残念なのです。建替えはチャンスです。新築は無限の可能性があります。そこに、景気浮揚などと言う別筋の理由付けをしてスクラップアンドビルドはもういい加減やめた方がいい。皆さんの暮らしの豊かさは、貨幣価値では計り知れない部分にある筈なのです。価値観と時間軸の視点を切り替えれば、きっと日本人はもう少し豊かな暮らしを始められるのではないでしょうか。お仕着せの住宅政策などに惑わされ続けていくと、ほんとうにここが突破できないのです。幸いなことに、日本の木造住宅は18年もすれば税法上の価値はゼロになります。愚かなことですが、木造住宅の価値などと言うものは私はそこからだと思っています。したたかに、お国のこういう部分を十分に活用して、庶民はしたたかに生きていくべきだと思います。ドイツでは、性能が担保できている中古住宅は、新築の8割ほどの価格で売買できるそうです。この違いがストック社会の豊かさです。中古住宅が高いと感じるのではなくて、それだけ長年価値が下がらないものが社会にストックされていると考えると今の日本の愚かさが見えてきます。作り手は、ストックできる住まいを創らなければならないし、住まい手は社会にものを生み出す公共の精神を自覚して事に当たるべきだと思います。「自分の家だ、ほおっておいてくれ」と言われそうですが、結局のところそういう住まいづくりをした方が、豊かで快適、長期的にみれば価値も下がらないという福音が住まい手にも降りてくるのです。少しでも良い循環を考えた場合、建ててはいけない住まいがあることを、書きました。

     まず性能を担保できない住まい、現場の気密測定すら行わない住まいは論外です。20年の義務化前の不良在庫処分には乗らないこと。勉強不足の「この程度でも」は根拠のない話です。「予算がない」はよき住まいづくりのパートナーを選んで知恵で乗り切りましよぅ。ゆめゆめ不良在庫を掴みませんように。(おわり)

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