建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
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住まいを創るということをもう一度考えたい。2
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     豊富な森林資源に恵まれたこの国であっても、本来の木材の使われ方は、もっともっと長い時間スパンで考えられるべきだと思います。植林して、更新できる材料が育つまで、少なくとも今の建物は維持できなければなりません。持続可能なサイクルを考えていけば、実はそれが、本来の使われ方だと言えないでしょうか。ただ、それでは今の経済という物差しには間尺が合わないらしいのです。だから、建物のパーツの更新などと言う事を意識せずに、20年もすれば、建てては壊しなのです。まず、つくり手である私たちが、ここをしっかり意識する事が一番なのではないでしょうか。私は最近よく、本当に新築して良いかという自問自答をしている事があります。人口が減り、これから住まいは余っていきます。そんな中で、あえて新築する正義があるのだろうかと考えます。このためらいを、払拭する者でなければ、建ててはいけないのではないかと思ったりします。例えば、105ミリ角の柱一本を芯取りでとる丸太に育てるのに、50年くらい掛かると聴いた事があります。であれば、木材の事を考えれば住まいは50年以上は住み続けなければ、次の材料の更新がままなりません。私たちがもし、新築の住まいを建てるのであれば、この意識をして、他所から木材を調達しないでもよい地域木材の活用とリサイクルを確立していけば良いのだと思います。「新築」する事にためらいを持ち込まない為には、材料が更新可能なサイクルでの使われ方をする住まいにしていかなければなりません。

     もし、数余りのこの状態で、あえて住まいを新築する理由があるとすれば、スクラップアンドビルドの悪しきルーティンから抜け出す為の一棟しか建ててはいけないのです。(つづく)

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