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「愛着」のもてる住まい 2

 例えば国内外のどの場所でも、長い時間がかかって出来上がった佇まいに対して、私たちは何らかの郷愁を感じ取る事が出来ます。古都京都や奈良が好きなのもそう言う部分が少なからず作用しているのではないでしょうか。例えば初めて訪れるヨーロッパの田舎町でも、万国共通そう言う「懐かしさ」に似た想いを抱く事が出来るのには大きな意味があると思います。20年で消費してしまう住まいとは真逆な魅力なのですが、何とか住まいに、そう言う魅力を取り戻したいと思っています。戦後70年以上の月日が経って、とりあえず足りない数量を満たす事に終始した時代はもうとうに過ぎてしまっているのに、私たちはいつまであくせくと量を満たす、もっと言えば有り余っているものを更に、という衝動で暮らさなければならないのでしょうか。量ばかりに気をとられて、実は中身がどんどん稀薄になってしまっていると言う事に気付かずに、何だか無味乾燥だと小首をかしげながら、暮らしてはいないでしょうか。

 住まいは、その人の暮らしそのものです。「暮らし」はリアルタイムに流れている時間であり「住まい」はその時間を包む器だと言えるかもしれません。何せ量が足りない頃は、雨風凌げればと粗悪でも何でも大量に作り増やす事が主でした。おそらく90年代のバブル終焉を境に、数はすでにあって、ほんとうは「質」を上げていかなければならない時代になっていたのに、この国はそうなかなかなりませんでした。蓄積なく数十年で消費されて、やがて捨てられてゴーストタウンとなっていく街並には、始めにお話しした魅力は感じられないのです。いまだ消費を煽り、それを経済と呼び、空回りさせる事で潤ったつもりになっている。そんな社会はいずれ破綻します。大量消費型から、蓄積循環型への変換をしていかなければなりません。(つづく)

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