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「愛着」のもてる住まい 5

 「安・近・短」の蔓延で、私たちの暮らしそのものも何となく薄っぺらくなってしまっている現状の中で、住まいづくりも出来合いを買って20年で消費してしまうパターンが随分根付いてしまっています。実はこれは由々しき問題で、私たち自身がそういう価値観ですべての時間を使っていることに他なりません。貨幣価値と言う計りでしか計れない拝金主義は、人の心を荒んだものにしてしまってはいないでしょうか。初めて立ち寄った場所であっても、時間と言う濾過装置に晒されて、馴染んだ街並に共通の郷愁を感じる事が出来るのは、まさに私たちがそう言う現状に物足りなくて渇望している部分があるからではないでしょうか。

 住まいは、私たちの「巣」にほかなりません。出来合いではなく、よく考えて、時間の濾過も計算に入れて創り上げていく住まいは、逆に暮らしそのものの質を上げていくと言うものです。戦後70年余り、高度成長も遥か遠くの昔、この国はそろそろ成熟した大人の国として、都市のインフラや街並のあり方を考え直していかなければならないのではと思います。かつての日本は千年という時間スパンでそう言うものを内包していました。何よりも、住まいのあり方をもっと熟考していくことで、時間の流れを加速度的にではなくむしろ減速してじっくりと味わう設えをしていくべきです。人間一人の一生と言う時間で言えば高々80年の短い時間ですが、その時間の中で何を言い、何を食べ、誰とどう時間を送るかが非常におざなりにされてしまいがちです。ほんとうは、その部分をじっくり味わう事がきっと私たちの「幸福」なのですが、それを味わいにくい佇まいの住まいになってしまっている。そこを少しずつでも改善していきたいと思います。「愛着」は、その設えにこそ湧いてくるものなのです。(おわり)

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