2018.09.09 Sunday
災害と快適 1
本州を総嘗めにして甚大な被害をもたらした台風21号の通過が終ったと思いきや、今度は北海道を襲った地震はほんとうに沢山の人々に被害を及ぼしています。これでもかと言うくらいの様々な災害がここ数年続いていますが、報道を目の当たりにする度に胸が締め付けられる想いがします。即年の北部九州豪雨災害もひどいものでしたが、今回もたま、自然の大きな力にはほんとうに無力な人間の小ささを感じてしまいます。北海道の長期にわたる停電は、都市のインフラの脆弱性を露呈して、「電気がもしもなくなったら」という想定外の想定をまた一つ増やしました。
翌日にはコンビニスーパーの食料品がなくなり、信号機が止まった町ではまともに車が走れない。情報の源であるテレビが見れない。PCが使えない、スマホの充電が出来ない。と言うお話しが相次ぎました。あらゆる事がままならず、安全を確保してご自宅で復旧を待つ方達の投稿がSNSでも多く見られますが、これほどまでに日常が一変してしまうということを誰が想像できたでしょうか。夏であったから良かったが、冬の北海道だったらと言う指摘が多数ありますが、本当にそう思います。住まいづくりをしている者の一人として、やはり住まいの役割として、「シェルター」としての機能、身の安全を守り一定時間住まい手を包み込み守るという機能を改めて考えなければならないと思います。(つづく)
JUGEMテーマ:建築
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