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ミニマルライフが始まっています。4

 老朽化でやむを得ず解体した旧宅でのご家族の暮らしには、今回のHOUSE-Mの大いなるヒントがありました。本当に同程度の規模の住まいに、ご家族4人が暮らされていたのですが、和気あいあい、愉しげなご家族の日常には、巨大なAVポードも、カウチソファーもありませんでしたが、そこにはご家族の何かにつけ全員が言葉を交わすコミュニケーションがあったのです。戦後の日本の住まいはどんどん個人のプライバシーが強調され個室分断化が進んできたのと同時に、みんなが一方向的にテレピに向かって暮らすLDKプランが多く見られるようになりました。壁に向かうその設えは、しばしば夜8時ともなれば、リビングは消灯し、それぞれの個室にこもってしまう。これを私は20年以上前、「家庭内ワンルーム化現象」と言いました。

今回のHOUSE-Mでは、向かう壁はありません。オープンキッチンと、集いのための大きな少しいびつな形のダイニングテープルがあるだけです。視線はこのテーブルの中心にいつも集まるように意識しました。つまり、ご家族の集いが中心の住まいなのです。立体的にも吹き抜けから見下ろせるのは、まずこのテーブルなのです。何処からもここに向けて、ご家族が某か声が届くように、階段の昇り降りからも、玄関ホールからも、直接的な視線は切れていますが、気配は感じられるのです。

 結果規模はすごく小さく出来ましたが、必要な個室は確保した上で、皆が狭いと感じない設えとなり得たのです。見学の方達が口々に「これでいいのかも」と言われたのは、いつの間にか「ねばならない」と固定化したLDKの発想からは一脱しているものの、個室の確保の他の設えとしては、家族が集う中心があれば、あらゆるモノ・コトがそちらに向かっていれば、かなり肉迫したスペースでも家族にとってそれは狭さではなく、程よいコンパクトさに出来ると言う実感のような気がします。勿論、家族同士が何となくよそよそしい暮らしでは成り立たないかも知れませんが、これからは、本当に仲の良い家族は、小さな住まいに住むとより仲良くなれると思ったりもするのです。社会情勢を見ると、暮らしが楽になる傾向とは言い難い気もします。そんな中で、最前線基地として家族が集う住まいは、コンパクトでも堅牢で、実のあるものにしておきたいと思うのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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