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住まいづくりに込めていくもの。5

 おじいちゃんたちにご用意したお部屋はベッド暮らしに相応して以前の畳間でなくフローリングの洋間です。全く別の設えですが、床柱を採用したお仏壇の入る場所は、向きも位置も旧宅になぞらえてあります。そして、お仏壇に向かう時に正座が厳しくなってきているので、低い座面の椅子に座り礼拝できるようにお仏壇自体の高さを工夫しています。経机のレベルから少し床上げして設えました。感覚的に旧宅の位置や方位を踏襲し、以前より楽な礼拝を可能にしています。

 極論を言ってしまえば、ただ頑丈で高性能な「箱」を求めるのであれば、私たちの存在は必要ないのかもしれません。規格化して、一律の箱を沢山安く創れば良い。今の資本主義社会の一番得意といる部分で供給してけば良いのかもしれません。ただ、「住まい」となればそうではない部分が沢山あります。もっと言えば、近年感じる社会のゆがみは、そういう一面から観た価値観のみで効率化が図られた弊害ではないだろうかと思ったりもします。住まい手の思い、作り手ひとりひとりの思い、企画立案から完成まで沢山の人の思いを介在して形作られていく住まいと言うものは、単純な企画の箱ではあり得ない複雑な個性を持っているべきものなのだと思います。

 お客様が、何年も、何十年もその住まいを大切にされ、自らの住処として定めて手入れをしながら暮らしていくためには、そこに愛着と言うものが湧かなければなりません。愛着は、人の思いです。まさに思いの連携こそが、その住まいを何十年も存在させるのだと思ったりします。今回のHOUSE-Mにも、様々な思いを沢山埋め込みました。私だけではなく、関わった人ひとりひとりの思いも含めて形にしてきたと思います。私は住まいづくりで大切なのは「プロセス」だと良く言いますが、まさに住まい手を中心としたプロセスづくりを交通整理しながら、沢山の素敵なエピソードを埋め込んでいき、住まい手の暮らしの中でそのエピソードが時々顔を除かせ、暮らしを豊かにしていくような住まいづくりをする事が、私の仕事だと考えています。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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