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住まいのバランス「コストと快適と性能」2

 例えば、世界的に先進の「認定パッシブハウス」は、ドイツ国際パッシブハウス研究所がその性能に値する住宅にのみに認定を出す最高レベルの性能を誇りますが、この10年ジワジワと国内でも棟数を増やし、今では数十棟になっています。私たちが取り組んだ福岡パツシブハウスもそのひとつで、9年前に認定を受けていますが、この認定パッシブハウスは全て、各地のお仲間である中小の設計事務所やビルダーが取り組んだプロジェクトなのです。はっきり言えば、大手のハウスメーカーはまだその域に達してはいないのです。こういうと、にわかに信じて頂けないかもしれませんが、少し調べて頂ければすぐに分かる事実です。「パッシブハウス」とか「パッシブデザイン」とかいう言葉も最近は乱用が目立ち、私たちが「パッシブハウス」といえば研究所がお墨付きを出した認定パッシブハウスしか呼称しませんが、何となくハイスペックなイメージを演出できるこの言葉は至る所で使われすぎているきらいもあるのです。「パッシブ」とは、「受動的な」という意味ですが、アクティブの反対語として、地の利を使い、冬の太陽光を暖房補助として利用し、夏は遮蔽して熱の流入を防ぐ知恵を意味し、パッシブハウスとはその知恵の結晶で消費エネルギーを極限まで減らした快適な住まいの呼称なのです。

 昨今の傾向は外皮性能「Ua値」のみを取り上げ、「我々が日本一」を豪語する大手メーカーもありますが、どんな日本一なのか理解に苦しみます。俯瞰すれば、海外資材で固めたスペックの割には決して安くないし、外皮性能だけでは「超高性能な保温箱を作りました」と言っているだけで、それだけで省エネで快適かと言えば、あらゆるバランスをとらなければ、オーバーヒートしたり省エネにならなかったりと言う要素も拭えていないのです(勿論、Ua値的にもパッシブハウス基準はそういうものよりも数段上です)。まあ、「大手メーカー内では…」と冠を付ければ嘘ではない部分もあるので難しいですが、大半のみなさんが地域の住宅展示場へ赴く所から始まる住まいづくりでは、あたかもこの「日本一」が真実のように思われてしまう危険性があるので少々問題なのです。性能もコストもそして快適性についても、与えられるワンパッケージではなくて、自ら考えてバランスを整えてオーダーする時代にきていると言っても良いのかもしれません。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:05 | comments(0) | - |
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