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住まいのバランス「コストと快適と性能」5

 さて、この稿の最後です。住まいづくりのバランスに関してお話ししてみました。コストと快適と性能という三角形をどれだけバランスの良いものにするかと言う事が、生涯に一度の住まいづくりのかなめである事は自明で、そのバランスの良い三角形の向こうにあなたの安定した暮らしがあります。いわゆる「安・近・短」が長く続いた結果、近年日本人は「自分で考える」という事が苦手です。垂れ流されてくる情報の中でも、ワンパッケージで楽なものを選び勝ちですから、どうしても住まいづくりも大手主導のありきたりなものに行きがちです。

 事実だけを述べれば、先ほどの三角形を見て、コスト、快適、性能のどれをとっても地域のビルダーとしっかりタッグを組んで我々のような設計事務所が個別に企画立案した住まいの方が優位である事を書きました。ただひとつ、何が違うかと言えば、「安・近・短」でないのです。皆さんにも少し考えて頂かなければならない部分が多いのですが、その分カスタムメイドのフィット感のある満足度に関しては断然優位なのです。

 粗悪なローコストは論外として、コストも、快適もそして性能に関しても我々の方が優位であるのに、なぜメーカーに流れるかと言えば、入って来る情報の誤解と安直な方向に流れる近年の傾向と言わざるを得ないのです。

 コストに関しては、同じ物差しで性能を測った場合、大手のハイスペックなものは確実に我々より割高であり、性能値も我々の方が優位にあります。そもそも画一化した規格住宅と完全なカスタムオーダーを比較するのもおかしいのですが、そこをあえて比べてもそうなのです。ましてや超高性能の世界は、規格住宅では実現しません。「日本一」を豪語するメーカーとて同じです。嘘とは言いませんが、確実に我々の方が優位なものを創っています。そして、快適性と言う意味においても、省エネと我慢の混同が甚だしい価値観の中で、業界全体の性能がまだまだ足りていない現状からして、その認識の中での選択は心もとないと言わざるを得ないのです。

 あえてのように基準を低く保ちながら、省エネ・エコを誇大広告して、20年でスクラップアンドビルドを繰り返す負のルーティンから、早く気付いた人から抜けていかなければならないのではないでしょうか。そう考えると、すでに量産規格住宅の時代は終わっていて、その土地に、誰がどんな暮らしをするかをしっかり熟慮したカスタムメイドの住まいを、時間をかけて建てていく時代を構築していかなければならないのだと思うのです。考える事は、苦痛ではありません。むしろ、考える葦、人間に取っては至福の行為なのですから。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 14:07 | comments(0) | - |
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