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いよいよスタート安倍内閣 「美しい国・日本」
「美しい国、日本」安倍内閣が所信表明演説を終えいよいよスタートした。まだ何もしていない時点で四の五の言うのは心苦しいから控えたいが、安倍総理が著書などでも示している冒頭の言葉を本当の意味で実現していただきたいと願うばかりである。
 四季に恵まれ自然豊かな国土を持った我が国は、戦後の利便優先主義、土建立国の真骨頂で乱開発が何処まで行っても三面側溝の河川、国道沿いは看板建築という風景を作ってしまった。決して美しいとは言い難い。公共事業をやるなというわけではなく、視点を変えてもう一つ上の技術、例えば自然環境を維持しながら国民の利便性を慮った事業を奴て頂きたいと思う。うる覚えだが、確か維新で荒れた何処かの松原かなにかを視察した大久保利通が、江戸幕府が莫大な予算で環境保護をしていたことに改めて気づかされ、明治新政府も慌てて環境保護に乗り出すという逸話があった。改革の名の下にすべてを刷新する気構えは好ましいが、取り返しがつかないものに関しては、今すぐにでも復旧を試みてほしいのである。
 そして本当の意味での美しい国とは、国民が微笑んでいる国である。一部の笑っている人とそうでない人が出来てはいけない。荒んだ心の若者達を見るにつけ、社会の荒廃が気にかかる。一見スマートで肌触り良さそうな安倍総理の風貌は、彼だけではなく彼の背後の国民全てが反映されているものでなければならない。どんなに街並が整備されても、どんなに建物が真新しくなっても、駅の周りにたむろすホームレスの数、コンビニやゲームセンター、パチンコ屋の周りでへたり込む若者達、引きこもり、幼児虐待、家庭内暴力などなど、実際は生身の人間が心豊かに美しく暮らせる国になってほしい。戦後の日本は、科学の進歩とともに既成宗教が弱体化し国民の心のよりどころが希薄になったことに悲劇が始まる。きっと神に変わるものは、冷静に思考する知力に他ならないのではないだろうか。教育・知育の手抜きが今後の日本を左右する。
 これから始まる政権にひと言だけ言うとすれば、サラブレットであり、一見柔和な安倍総理が、特権階級という狭いテリトリーの価値観だけで国の舵取りをしないでほしいということである。きっと、そこがこれからのキーワードになる。置き去りにする人々を作らないでほしいのである。秋空の、高い高い青のように、何処までも優しく清々しくあってほしいと祈らないではいられない。


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| 社会・事件 | 09:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジェネレーションギャップ 歳なんて関係ない
昔、高校球児が自分よりも年下になったときに「ああ自分も大人になった」と思ったものである。そのあと相撲の上位力士やプロ野球選手が、あの存在感と風格で自分より年下になったことに気づいたときにはちょっと焦ってしまった。先日就任した戦後生まれ初の安倍首相は御歳52歳。考えてみれば、私にとって少しお兄さんという領域に入ってきてしまっている。もうお父さんでは絶対にない。焦りはとうに通り越して、何だかいつまでも定まらない我が身を思うと世の中に置いてきぼりを喰らった感覚で呆然である。かりそめにも一国を担う総理になる人が、自分の想像のできる世代から出るなどということは、もっともっと自分が老成して起こることだと思っていたからだ。確かに、かつて前例を見ない最年少の首相の誕生ではあるが、立場が変わればと想像しただけでも自分の無力さに言葉もない。
 「ジェネレーションギャップ」なるものは、実は私が一番持ちたくないと自分に言い聞かせている考え方である。実年齢などというものはその人の賢さや人間の善し悪しには何の関係ない。問題はその人の資質であり、生まれてからその後の努力であると考える。以前も書いたことがあるが、歳を取っていてもどう考えても尊敬出来ない輩も沢山いれば、年下の意外な子達から実に沢山のことを学ぶこともある。常からそう思ってはいるが、自分の歳を考えるとき、比較対象が年齢のみということになると、ついついそんなことを閑々と考えてしまう。近頃は四季の移ろいがいかに早く巡ってくることか。ついこの間サクラをめでたと思ったらもう秋である。人間老いやすく学なり難しとは良く言ったもので、ただ煩悩のままに通り過ぎている時間かがいかに多いことか。私などは、早々に目下の若者達にシャッポーを脱いでいるからまだ良いが、下を認めない方達はさぞかし辛く孤独な人生なのではないかと思う。いよいよ持って実年齢など気にせずに心眼でその人を見なければならない。
 こうなったら、目下の総理が出現しないとも限らないので、せめて見た目だけでもと、一日約一時間のウォーキングと軽いストレッチは欠かせない。最近、体型維持に古墳奮闘している私に少しあきれ顔で「一体何者になりたいんですか」と問われることがあるが、そう言う時は決まって「年齢を解脱した仙人」と嘘ぶくようにしている.....。

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| エッセイ | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
アップル戦略の悩ましさ Ipodと一消費者
 アップルコンピューターのCEOスティーブジョブス氏のサンフランシスコでの基調講演は、パソコンと無縁の人々にも衝撃をもたらしたようだ。テレビやラジオ、新聞の取り上げ方がいつもより大きい。Ipodは、今では知らない人はいない携帯音楽プレイヤーの商品名だが、次世代のIpodは音楽配信への対応にとどまらず、映像配信の分野に進出するのだという。見たい映画をインターネット配信でダウンロードし、手軽に携帯し楽しめる時代がついそこまできているのだという。
 まぁ何処まで我々の購買意欲を刺激するのか、かのジョブス氏の戦略には、まんまとはまってしまっているひとりの私には計り知れないが、本当に厄介なものである。昨年末に、漸く娘に切望されてIpod nanoを購入した。実のところ、本当は私の方が欲しい。机の横のCD棚の居並ぶJAZZのCD音源を全てIpodに入れて、街へ出れたらどんなに素敵な事だろう。今度出たIpodシャッフルは手のひらの中に納まりクリップがついている。わずか15グラムで9800円というから、クラッと来る。
 私たちが学生の頃、勿論貧乏学生の私などは持ち得ないが、少し余裕のある学生仲間が、当時サルのCMで有名になったウォークマンの初期型を持っていた時、これから未来はどうなるものかと夢を見たものだった。それでも小さな弁当箱くらいはあった。あれから30年近く、この手の分野は確実に進化している。
 想像したものは形になるというから、先に予言しておこう、「これからの携帯音楽プレーヤーは、きっと耳のそばに軽く貼付けるような実態のない代物になって、ポケットに入る消しゴムくらいの本体から、無線で飛ばす時代が来ます。」これですこしジョブスの先を言ったかなぁ...。

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| 音楽・アート | 08:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
秋の空 「穂じそ」
 一年のうちで、風を心地よいと感じる時期はそうないと思うが、今はまさにその季節である。抜けるような青空に、爽快な風を感じながら歩いたりすれば、四季を感じることが出来る日本に生まれたことを幸福に思う。
 季節を感じるということでは、動くことが出来て五感で感じることが出来る我々動物よりも、きっと植物の方が役者は一枚も二枚も上手である。今年の夏、我が家の空中菜園(笑、バルコニーのプランター)は、青じその豊作で食卓をにぎわした。なければなくても構わないが、あると重宝するのがしその葉である。刺身のつまはもとより、炊きたての白ご飯に胡麻などと一緒に細かく刻んで入れて混ぜると、香りが立ってそれだけで美味である。夏はそうめんなどの薬味、葉の裏に衣をつけて天ぷらにしてもいい。今年はことのほか出来が良くて、我が家だけでは食べきれずに、手の平ほどの大きさのしそをご近所や訪問先の知人に配って回ったほどだった。
 大きくなった葉を、間引いてはまた大きくなりを繰り返し繰り返し、この調子なら何処までも増え続けるのではと我が眼を疑ったが、やはり見事なものである。秋風が、すうっと吹き始めると、それまで先端から次々に若葉が出て来ていたのが一転、別の形に変化し始めて、その後の数日で鈴なりの小さな白い花を咲かせている。いわゆる穂じそに変化した。どのようなメカニズムでそうなるのか私などに分かる筈もないが、その変容ぶりが見事で感心させられるのである。カレンダーがあるわけでもなく、その場所から動けるわけでもないのに、季節に逆らうこともなく変化している。煩悩まみれの私などは、穂じそは薄めの衣をさらっとくぐらせて天ぷらなどとすぐ思ってしまう。穂に実が結び立ち枯れると、秋も深まり寒くなる。自然に任せていれば、枯れ落ち来年の遺伝子の種子がぽろぽろと土に落ちるという手筈の輪廻のようだ。しそに限らず植物を観ていると、環境に抗うこともなく、淡々と自分の魅力をその場その場で最大限に表現して生きていることに感心させられる。出来れば人間も、かくありたいと思うのだが、余計な情報を入れすぎるからなのか、こう潔くはなかなかいかない。おそらく近日中に穂じその天ぷらでもちゃっかり口にしながらも雑念だらけの私は、一人そんなことに改めて感心してむにゃむにゃと独り言をつぶやいているのだと思う...。


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| エッセイ | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
ワーキングプアー 「ハタラケドハタラケド...。」
 この国の借金が、実に827兆円だという。そもそもお金の数字に疎い私には、この数字の意味するものが理解出来ないし、とにかくトンデモナイ事だくらいのことで、気の効いたコメントが出来ない。
 何気なくテレビをつけていると、「ワーキングプアー」という言葉が取り上げられていた。ハタラケドハタラケド、である。仕事をしていても生活水準に満たない収入しか確保出来得ない階層のことだと言うが、自営業なども含めてこの手の立場に追いやられてひっ迫している世帯が急増しているという。身につまされる話だが、私とてご多分にもれず仕事が切れれば、吹けば飛ぶような事務所である。景気回復とは、全くどこの国のことなのかとボヤキたくもなるものだ。このコラムが何とか続けていられることを切望しないではいられないが、国全体がそうやって疲弊している。かと思うとまた別の番組では、今度は振り込め詐欺の実態を追ったドキュメンタリー。業者を追いつめ電話インタビューを受けたその業者とおぼしき輩が開き直ってこうである。「そりゃね、こっちだってこんなことしたくないですよ。でもね、ここね、この国、日本はね、もう終わってるでしょうが。だからぱーっと稼いだらね、外国ででも暮らそうかなってね、そう思ってるのよ。」悪びれる様子もなくそう言う悪徳業者の月収は500万円だと言っていた。声にその業者の声が妙に頭に残ってしまって、いつまでも気分の悪い思いをした。これだから、「お金」という魔物があまり肌に合わないのだ。
 今回組閣の安倍新内閣は、格差是正を念頭においているという。国の政策で、急に山積する問題の改善が見られるとは決して思わないが、ぜひとも特効薬でも使って、今の日本のひずみを是正してほしいものである。若者達を「ニート」だなんて揶揄している余裕はない。世の中がどんどん疲弊し、犯罪が増え、治安が悪化し安心して暮らせない。安倍新総理、あなたのその何となく毛並みの良さそうなソフトな面持ちには、こんな荒んだ世の中は似合いません。何とかしていただいて、あなたが颯爽と率いる格好の良い国にしていただけないでしょうか...。テレビ番組を最初から最後まできちんと観る時間が、私の最近にはとんとない。従って甚だ無責任なパッチワークをしているようなものだが、観れば観るほど、符合する点も多々ある。この国、本当に終わらせてしまわない為にも、私たちひとりひとりが、頭を切り替えなければならない時が来ていると思う。

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| 社会・事件 | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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