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光市の母子殺人集中審議を想う...。
 光市の母子殺人の集中審議の内容は、物議をかもしている。
 犯人の元少年の陳述が180度反転し、殺意の否定や、亡骸を辱めた行為においても、再生の儀式などと変な論法に終始している。弁護団は、「元少年が犯行当時の正確な記憶を呼び起こして...」等と言っているが、犯行当初に自白証言した内容を何年も経って覆す事が、正確なのだろうかと思ってしまう。司法の独立性を思えば、世間が一つの論調に傾いて大騒ぎする事は、必ずしも良い事ではないかも知れないが、事件が事件だけに、被害者と被害者の家族を思えば、切ない限りなのである。
 少年であるとか、精神鑑定だとか言う人権擁護は、ある程度性善説に基づいた考え方であって、家に押し込み女性と幼気な子供を殺害し、その女性の亡骸を辱めると言った行為に対して、それが通用するのかと言えば疑問が残る。この国の、モラルの基準がガラガラと音を立てて崩れ去ろうとしている昨今、こういったルールもまた、秩序を維持するためにも見直しが必要なのかも知れない。
 もっと、ウエットな部分で、この犯人は母子の霊に陳謝し悔い、自分の犯した罪を噛み締めなければならないのではないだろうか。いかなる動機や背景があったにしても、被害者には全く預かり知らない事なのだから...。どう考えても、命を奪われた母子の事が切なく、やるせない残された家族を思うと、いつまでもいつまでも胸が痛くなる事件である....。
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| 社会・事件 | 14:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
長持ちする建物とは....。
 建物が長持ちをすると言う事は、例えば耐久性をあげると言うテクニック上の事だけではなくて、きっと生身の人間が相手だから、もっと様々な要素があるのではないかと思うのである。
 設計段階で、収納の棚の寸法まで現在お持ちのものにきっちり合わせて創り込むと言う作業は、真面目な設計士さんの仕事としてしばしば見られる光景であるが、それをあまりやりすぎると後々困った事になる。ものは朽ちて新陳代謝するし、人の心も裏腹である。何事もほどほどが肝要で、ある程度自由である事が長く使っていただく空間の作り方の一つではないだろうか。時間スパンをもっと長く見れば、家族構成とて50年も変わらない過程はないし、間取りすらもある程度自由でなければならないと思うのである。例えば子供室などと言う細かく間仕切った部屋も、子供が巣立てば利用価値のない部屋になってしまう。その時のために、先々ワンヴォリウムにできるように、構造などを考えている事が重要なのである。
 長持ちする建物とは、材料や構造の明快さや、耐久性を保持する技術は基礎力として必要であるが、その上で、50年、100年と言う時間スパンに寛容な自由度を持った空間と言えるのではないだろうか。
 また別の回答として、例えば30年というスパンをにらんだリサイクル率の非常に高い特化した建物が実現できれば、「スクラップアンドビルド」と言う言葉すらも、耳障りが良くなる。むやみに我慢して古いものを尊ぶのではなく、価値あるものを残したいと思って手入れしながら使う事がその建物の本当の寿命なのである。一言で言えば、どんなに丈夫な材料で創り込む事よりも、その建物を長持ちさせるためには、「飽きさせず愛着を持ってくれる建物」を創る事に他ならないのではないだろうか.... 。
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| 住まいづくりのヒント | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
スクラップ・アンド・ビルドと都市景観...。
 近頃、大手企業の好調かはたまた東京資本の流入か、福岡の都心部の建設ラッシュは凄まじいものがある。
 少し通りを通っていなかったなと思うと、みるみるクレーンが組み立てられて、気がつくと大規模なビルに青空が虫食い状に切り取られている。同じ業界の端くれにいる者として、極端な否定をする気はないけれども、そのスピードが凄まじく、時折息苦しさを感じるくらいである。都市には、新陳代謝が必要だから、古い建物が解体されて、新しい建物に置き換えられていく事は悪い事ではないが、よくよく街並になじみ、先人がよく考えて手間ひまかけて建てた建物が簡単に壊されて、何だか本当に良く考えたのかと言いたくなるような生産性のみを考えたようなばかでかいビルになっていくのが忍びないのである。
 世の中は、経済という法則の中でひしめき合っている。建設と言う行為も、ご多分に漏れず、そう言うスピードについていかなければならないのではあるだろうけど、あとで後悔しないかなと心配にならざるを得ない。例えばパリの街並は、そう言う新陳代謝をうまくやっている都市に思えてならない。老朽化したり、役目を終えた建物だけをうまく取り除いて、新しい伊吹をそこに埋め込んでいく。歴史的な建築に、そう言うものを付加する事で、いつも瑞々しい都市を保っているのではないだろうか。
 自分の仕事も含めて、後悔のない建設を心がけたいと思うし、自分が呼吸する都市景観が、そう言う成長を遂げていく事を願わないではいられないのである。

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| 建築・デザイン | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
社保庁でもボーナス支給...。
 夏のボーナスの季節である。ボーナスは「賞与」と書く。例えば会社の業績が良かったり、売り上げが伸びたりすると、月々の給与とは別に、労をねぎらっていただくものだそうである。一匹狼である私などは、若い頃に何度その恩恵にあずかった事か、少なすぎて記憶にないくらいだが、こういう季節は何ともお勤めの方がうらやましいものである。
 ニュースで、あの社保庁でも本日付けて支給とか、一部を今回の問題をふまえて返還と言う事らしいが、この期に及んでゆとりがあるものだなと穿った見方をしてしまう。例えば民間企業では、そんな事が許されるだろうか。何だか甘さが目立って仕方ない。そもそも、年金制度を混乱させ、監理もまともに出来ない組織に、何の賞与なのだろうか。
 昔から疑問に思っているが、総理をはじめ国会議員の方達やお役人たちの賞与と言う名目がわからない。もし月々のものが足りないのならば、適正の金額で給与を支給するべきで、あとは貢献度に応じての臨時手当とするべきだ。何もかもを民間ベースに投げ出しているのだから、給与体系も民間に合わせていただきたい。まんべんなく賞与が支給できる中小企業がどれほどあろう事か。この辺りが、永田町、霞ヶ関の真剣度に欠けて見えてしまうところなのである。年功序列、護送船団、寄らば大樹の悪しき慣習は随分風通しよくなったかと思えば、まだまだだ。
 これは、自営業にボーナスがないから僻んで言っているのでは決してないのである(笑)。
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| エッセイ | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
あなたは何坪の家に住んでいますか?
 「あなたは、何坪の家に住んでいますか?」という問いにあなたはなんと答えるだろうか。例えば1階が20坪2階が20坪とすれば、単純に述べ40坪の家と言う事になるが、実はなかなかそうはいかないから問題なのである。
 日本の家の場合、これまで温熱の事をあまりに考えて来なかったから、実は皆さんはそんな面積の家に住めていないのが実情なのである。
夏場は2階は蒸し風呂状態、おまけに階段の上り下りも急で危ないから、滅多な事では上がらない。物置状態にはなっているが、実質のところ、単純にこれだけで夏場は20坪の家に住んでいるということになる。今度は冬と言えは、寒くて底冷えするようなレベルの家では、とても部屋の隅々まで使うと言う感覚じゃないから、結局は茶の間の6帖か何かのコタツの周りに家族がひしめき合っている。冬場はそんな状況だから、実際に使用されている空間はさらに狭くなる。
 おまけに、何かのためにと普段は使わない和室を取ったり、無尽蔵に増えるもので埋め尽くしたり、想定外の置き家具が占拠していたりとなかなか人間様の空間は侭ならないのである。
 実は、断熱気密は、力点を間違わなければ、夏は2階まで涼しく、冬は隅々まで同じ温度の空間を実現する。しかも、一見無駄のようだか1階と2階を豊かな階段で結べば、オールシーズン隅々まで仕える空間となるのである。年に一度来るか来ないかの来客や、冠婚葬祭のための空間よりも、家族の場所を最優先すれば、自ずと間取りも変わって来る。
 「あなたは、春や秋は40坪だけど、夏冬は半分以下になる空間と、オールシーズン35坪の空間とのどちらを選択しますか?」
 こう説明すると、自ずと住まいのビジョンが見えて来る。そんな気がするのである...。
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| 建築・デザイン | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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