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この国を担う若者たちへの....。
 参院選も終わったが、なんだかこの国は、総理大臣以下全てのひとが、人の言う事に耳を傾けないという、末期的症状とも言うべき体である。教育改革などと言うけれども、次の時代の世代である青少年たちに、いったい何を教える事が出来ようと言うのだろうか、心もとない限りである。
 若者は、きっと大人の背中を見てそのような大人に育つ。しかも案外するどい視線を投げ掛けているから、生半可な態度では見透かされてしまう。「大人は君たち子供とは違う」などと言う偏見ばかりでものを言っても、彼らはきっと振り向かない。私は学生に向かう時、「大人は子供の成れの果て」そう公言して、はばからなかった。大人だって欠陥だらけだし、未完成だし、ただ少しばかり先を歩いているから、経験値も含めて指導しているんだとお話をした。彼らは以外に素直な心根で、私の言葉を良く聞き、私の背中をみてくれた。こちらも大変である。数十人が私の背中を見ているのだから私とて頑張らなければならない。そんな緊張がお互いに良く作用した。彼らの多くは、自己実現の夢に向かって歩き出し、今ももがいている。
 ものづくりはその人の心を前向きに鍛えるには格好の材料である。目標を設定し、無理をし、苦しみ、そのあげくに結果が出て喜ぶ事を一度でも経験すると、彼らは自動的に走り出す。今の若者に足りないのは、自分を客観的に見る視点と、何かをやり遂げた達成感と言う経験値だ。最初は低いハードルから徐々にあげて行くと、思わぬ力が隠れている。また、俗にいう劣等生は、努力をしていない訳ではなくて、努力をしたものの達成点まで到達できず、何処まで行けたかも客観視できずにただ、頑張っても無理と言う経験値でものを言う若者たちである場合が多い。君はここまで出来ていたと、見せると今少し頑張り、達成感が味わえれば、これもまたスイッチが入るのである。私は講師時代、「学生の心のチャッカマン」だと自負していた。ものを教えるのではなくて、彼らが頑張りたいと言うスイッチを押すだけ、導火線に火をつけるだけだったのかも知れない...。
 この国に、ますます希薄になるスイッチのような気がして気鬱になるが...。
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| 若者・教育 | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
若者たちのやる気を引き出すために...。
 「青春」などと言う言葉は、もう死語なのかもしれない。いわゆる「脱力系」と言われる昨今の若者たちに、只でさえ汗臭いそんな言葉を魅力的に感じることはないかも知れないが、実は、いやいやそうでもないと私は思っているのである。
 学校で若者たちと触れて、私が確信に近い印象を持ったのは、確かに私たちの頃とは、風体も話す言葉も随分違うけれど、中身は同じ、それはピュアな青年たちだと言う事である。大人たちは、決して色眼鏡で彼らを見ないでほしい。彼らを指導する立場にある時、私は30年も前の自分に良く立ち戻った。同じように悩み苦しみ、どうでも良い事に固執して頑固だったあの頃をよく思い出した。なす術もなく最初は手探りで、自分の比較材料としては自分しかないから、自分のその頃を振り返ると、驚くほどに変わらない彼らの姿にぶち当たるのである。大人の視線を鬱陶しく思ったり、訳もなく反抗したかったあの頃に立ち返れば、彼らの今風の言葉も良く理解できた。そして彼らも、有り難い事に良くついてきてくれたのである。
 私がした事は、まず自分は「大人」で彼らは「子供」であると言う色眼鏡の年齢差別を一切辞めること。そして、創り出す楽しみを教えるためには自分が楽しむこと。対峙するのではなく、背中を見せて半歩先を歩いてあげる事であった。彼らは私のする一挙一動を、目を皿のようにして吸収し、また模倣しながら自分の方法論を構築して行った。ひとたび模倣でも何でもそのプロセスを歩む事が出来れば、もう教える事はない。彼らは前に進み始めるのである。
 昨今の脱力系たちは、及び腰で背中を見せてはくれない大人たちに、失望しているのではないだろうか。子供たちの事を言う前に、自分の背中を整えたいと思わなければならないのである。まさに「子」は親の背中をみて、スクスクと育つのである....。
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| 若者・教育 | 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
私の仕事場.....落ち着ける場所。
 私の仕事場は、古い木造の家屋の2階である。外観は古びた町家だが中身はセルフで改装をした。床にカバのフローリングを張り、壁にボードを張り込み自然塗料で白く塗って仕上げてある。出入り口は自分の想いの中にある深い赤で塗ってあって、壁にはパリの露天で買った、観光地のお土産よろしく多分数百円だったと記憶するリトグラフのコピー印刷をフレームに入れてかけてある。お客様の中で、すこぶる感心される方があるが、いかんせん空間はセルフ工事でかけてあるフレームは 数百円だから、少しばかり気恥ずかしい感じがしなくもない。当時コルビュジェのモダーンと、パリの風景にぶん殴られたようにショックを感じ、お客様にセルフビルドを進める限りは、自分でも実験と、少しずつ自分で手を入れて、このようにした空間だ。私の原点かも知れない。
 ただ、この空間が私は一番落ち着くのである。もう何年もここに座って仕事をしてきた。私が現在お客様に進めている工法などにはほど遠いから、夏の酷暑と冬の底冷えがしのぎ難く、まさに「紺屋の白袴」そのもので、お恥ずかしい事極まりないお話だが、この厳しい温熱環境に身を以て実験台だと嘯(うそぶ)いては、案外楽しんでいたりするのである.....。

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| 住まいづくりのヒント | 10:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
参議院選挙 外伝
 選挙は大波乱、自民の歴史的大敗で終わった。これからの日本の舵取りは、誰にゆだねるのかは、今後もしばらく波乱含みの日々が続きそうだ。
 昨日私は早朝投票所に向かったが、その時は未だそうでもなかったが、投票所は私の住むマンションの目の前にあって、夕刻は周りがチェッカーを付けた車でごった返していた。駐車禁止の看板が沢山用意されてぶら下がっているにも関わらず、チェッカーがついて無人の車が道路を埋めている。
 国政選挙に関心があると言う事は悪い事ではないが、公衆道徳も顧みず、時間ギリギリに車で乗り付けると言うのはいかがなものか、昨今のバランスを崩した国民性の象徴のような気がして、何だか嫌なものを観てしまった気がして一杯だった。
人を批判する能力に長けてはいるけれど、自分が迷惑をかける事には鈍感な部分が露呈している。国政に対して、一つの厳しい審判を下した私たちだから、私たちもここで少し襟を正すべきではないだろうか、モラル低下が著しいと言われる昨今、国会共々自信と信頼を回復したいものである。
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| 社会・事件 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
参院選の結果....。
 参院選挙の結果が出始めた。おおよそ自民歴史的大敗、民主躍進の構図だが、さてこの結果がどう動くのだろうかと考えると、手放しで喜べないから難しい。
 自民は、参院選であるから、政権交代まではないとたかをくくっていたとは思わないが、ここまで不支持に動くとは考えていなかったのではないだろうか。また民主とて、これまでアンチ自民と言う席を暖めてきただけに、いきなりここまで支持されて、本当に一丸となって前進できるのだろうかと心配になる。小沢さんが党首で、管さんや鳩山さんがいて、横路さんもいて、田中眞紀子さんも応援しているという、成り立ちが一枚看板ではなかっただけに、前途多難と言わざるをえないのではない。今回比例区と言う議席も含む選挙だが、政党がこれだけ離合集散しては、誰が何を延べどうしたいのかがわからない。アメリカの物まねで、二大政党制を構想する方達もいるのだろうが、今の各政党に私たちが判断する比較材料が希薄である事も事実である。
 いずれにしても、これから6年間「良識の府」としての参院に国民の支持を得て送られる議員の皆さんには、ひとりの「良識」として、当選後も「白い手袋」のイメージを汚さないように、国政に向かっていただきたいと思うのである。

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| 社会・事件 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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