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マンホールのデザイン...。
 「上を向いて歩こう」という唄があるが、気分はいつもそうありたい。しかしたまにを下向くといいこともある。10円玉が落ちていたというお話ではなく、もう少し大きいマル、マンホールのお話である。
 一軒目立たないし、普段は特に注意深く見ることもないが、何かの折りにふと地面に目を落とすと、そこにはマンホール。場所や用途によって様々なデザインがレリーフされているから面白い。確か以前、マンホールのデザインだけの写真集かなにかをみた事があるが、いやいや侮れない。本当に面白いのである。地域の花鳥風月をリアルにレリーフしたものから、幾何学的な図形の組み合わせのものまで様々で面白い。要素としては滑らないためのエンボスであるとは思うが、みていくと写真コレクションをしたくなって来る。街のそこここにあって、少し地味な存在ではあるが、面白いデザインの一つと言えるかも知れない。
 ふと地面に目をやって,楽しくなるから、デザインとは実に面白いものである。

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| 建築・デザイン | 17:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
武器よさらば...。
 「武器をさらば」というヘミングウェイの同名小説の古い映画が、今ではワンコインのDVDとなっている。第一次世界大戦中のイタリアが舞台でイタリア軍に志願したアメリカ人兵士と看護婦の悲恋物語だが,ケィリー・クーパー演じる兵士とヘレン・ヘイズ演じる看護婦が空襲の最中、防空壕で初めて出会うシーンがあるが、そこで兵士は滔々と次のような意味のことを看護婦に語るのである。やり取りの中で、「古代ローマ人の英知はレンガをせり出して作るアーチであり、どんなに大規模な建築もこのアーチが基本になっている。だから今でも建築のことは、アーキ・テクチャー(Arch-Tecture)と言うんだ」
 私は建築を学ぶ学生として、それをどんな授業でどんな先生の言葉として聞いたのだろう。また私も自分の授業の中で、そんな意味のことをこれまで語ってきた。この映画のワンシーンを知っていれば、もう少しうまくこのことを学生たちに伝えられたのにと口惜しいが、もしかすると私にそれを教えてくれた人も、この映画のワンシーンを知っていたかもしれないと思うと、何だか楽しくもあるのである。そのシーンからこの二人の恋は始まるのである。どこかでそう言う意味のことを知ったとき、私はイタリアの遺跡の残る風景を想像して心躍ったが、たまたま見かけたこの映画のワンシーンに、またその時の感覚を呼び起こされる思いがした。名作を良く観ている人には周知の事実かも知れないが、私には新鮮な発見だったのである。
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| 建築・デザイン | 11:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
設計(デザイン)をするということ...。
 以前、東京から私の仕事をみたいと、さる建材メーカーの方たちが来られた。何件かの住まいを見ていただいたあとに、そのご一行のひとりから「先生は、扉一枚、キッチンの設計まで全部自分で図面をお描きになるのですか?」と言われて逆に戸惑ったことがある。「そ、それが設計(デザイン)と言うことだと、少なくとも私はこれまで習ってきましたが...。」と答えるしかなかったのである。
 彼が言うには、東京あたりで設計事務所と言っても、メーカーカタログのチョイスのオンパレードで終始して、そんな手作りの住まいは見たことがないと言うのである。無論リップサービスも含めて、彼の話しを鵜呑みにする訳ではないが、そんな事でデザイナーでございと威張れる場所があるのならうらやましい限りである。彼は、「結構名の通った女流作家の先生でもそう言う方いらっしゃいます」とその時だめ押しをした。
 確かに、一般的な住宅を考えるとき、総合建材商社のカタログに目を通せば、何も小難しい図面を描かずともチョイスで一軒まるごと建ってしまっても不思議でない感じはする。しかし、それならば、数のロットで原価を絞り上げ、耳障りの良い最新機器で吊りながら、規格住宅を量産多売するハウスメーカーと変わらないのではないだろうか。ふと、そんな事を思ってしまう。少なくとも「設計」とか「デザイン」とか言う言葉を多用する者として、安直に既製品のチョイスで事を済ませる態度は慎みたい。それがどんなものよりもすばらしいと自己評価し、クライアントの為になると判断した場合を除いては...。その時坪単価の話しになったときも「この造りなら、東京ならゼロ一つ違いますよ」と絶賛してくださった。何だか喜んで良いのか不思議な感覚だったが、きっと考えることを止めてしまった設計事務所も中にはあるのだろう。「人のフリして...我がフリ治せ」の例えもあるので、私は生涯を通して何らかの「こと」をしっかり考え続けて行ける建築YAでいたいと思うのである....。

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| 建築・デザイン | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
4色ボールペーン...。
 仕事柄、身の回りの「もの」には少しはこだわりたいと言うところだが、ステーショナリーについてはその中でも手に取ることが多い分だけ思いは深い。゜ンケースの中に、お気に入りの筆記用具などがそろっていると、仕事もはかどると言うものだ。 
 その中で、機能は必要なのだがなかなか好きなものがないと言うのが4色ボールペンである。黒、青、赤、緑とノック一つで色が変えられ、細かいメモへの書き込みやアンダーラインなどには便利で、ココなどという矢印を赤で書いたり、緑でアンダーラインを引いてト書きを足したり打ち合わせの時にあると便利なのだが、きれいなものがない。一本のペンとしては少し太いし、各色のボタンは何だか寄せ集めのプラスチックパーツと言った感じでなかなか馴染まない。かたちだけ考えればみたくない代物なのだが、そんな意見を聞いたか聞かずか、こんな4色ペンがあった。しかも、クリップのところを操作すればもう一つ、シャープペンシルが出て来る。つまり5機能のもの。これならば許せるというデザインにボーナスまでついて、早速ペンケースの中に旧来のものと入れ替えに納まった。私はスケッチなどが多いから、シャープペンは0.9を多用するが0.5はもうこれ一本で別に持つ必要がなくなった。
 何だかステーショナリーもまだまだ発展途上の感がある良い発見であった...。
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| 建築・デザイン | 20:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
「住まい」何を優先するか...。
 住まいについて語っているが、究極は「立って半畳寝て一畳」という言葉の示す通り、機能の基本は寝グラであり、住処(すみか)であり、巣であることから始めなければならない。安眠できる安らぐスペースがあれば、まず事足りる。その上で、入浴や身繕いと言う行為の装置が加えられ、食事と言う行為を室内に取り込み、仕事や勉強、娯楽といった仕掛けとなり、接客などという要素は最後の最後。この優先順位を間違えれば、予算に見合った快適な住まいが実現しなくなってしまう。
 ともするとこの優先順位が間違って、使われることのない接客空間のためにお粗末な茶の間に押し込められたり、食事と就寝が同じ場所であったりと住まい手の日常がおざなりにされてしまう事があるのである。かつては、「二間続きの和室をとってください。冠婚葬祭用に...。」と言われることがあった。一年のうちに何度使われるかわからない対外的な要素を最優先させる意識は、日本人には根深かった。結婚式も葬式も外で済ませることが多くなってさすがにそれはなくなったが、今でもそう言う意識は潜在的に潜んでいる。
 近頃の若者たちは、そう言う意味ではさばけている。まず自分たちがいかに快適に、そして何よりもお洒落に暮らすことが出来るかと言うことが最優先である。そう言う意味ではこれから日本人の住まいも、実を取り、豊かになっていくのではないだろうか。そう考えると、これからの日本の住まいに、私は大きな可能性と期待を抱いているのである...。
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| 住まいづくりのヒント | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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