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ガソリン暫定税率あと数時間...。
JUGEMテーマ:社会の出来事

 いよいよガソリンの暫定税率が期限切れとなる。今夜を境にガソリン価格は25円程度下がる訳だが、末端のスタンドでこれが現実になるのは1週間から10日ほどかかると言う。消費者としては四の五の言わず下がってくれないかと思ってしまうが、明日からのスタンドの混乱も懸念されていると言う。
 自民党は4月に改めて法案を通して再度値上げをと言っているが、国会はいったい今まで何をしてきたのだろう。「暫定」とは「正式に決まるまでの一時的な措置」という意味である。計画性もなく、ただ先送りの期限を決めて取り続けていた税金の期限が切れたのだから、ここは一旦ガソリンに付加していた税金は白紙に戻し、改めて財源を考えるべきではないだろうか。
 ガソリンの値段が下がれば、環境に良くないとか、地方に財源が行かなくなるなどと言う論議が良くされるが、それは暫定で決めるべきものではない。地球温暖化や環境負荷を考えれば、勿論ガソリンも含めたエネルギーに対して環境税をかけることはやぶさかでないし、地方の疲弊は本当に深刻であるから、格差を是正する税制の仕組みは必要だと思う。
 しかしそれこそが、国会で論議されることなのではないか。与野党の党利党略で停滞し、延長延長で子供のようなやり取りが多いような気がするが、あげくの果てにガソリン価格の混乱である。日銀総裁はどうするのだろう。名寄せの進まぬ年金は...。一般財源化して再び税率の復活と首相は訴えているが、説得力のある使い道の説明を是非ともお願いしたいものである...。
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| 社会・事件 | 15:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり...巣づくのとしての...。
JUGEMテーマ:建築

 原油価格の高騰による諸物価の高騰と、建築基準法の改正による手続きの煩瑣さと、様々な要因がいくつも重なって、建設業界はとんでもない痛手を被っている。建材の値上げはこれからも続き、いよいよ庶民は戸建て住宅などとは軽々しく言えない時代が来るかも知れない。ただ、人は、それでも家を建てたい。何故ならそれはある意味自己の存在証明のようなところがあり、必要に迫られると言うこともあるが、きっとそう言う精神的渇望により突き動かされるエネルギーも大きく影響されているのではないか。いずれにしても、このご時世でも、途中断念する人も少なくなく、思いを遂げきれない人もこれからは増えるのではないだろうか。人間は、近頃「巣作り」を途中断念する動物である。
 そんな中で、設計事務所まで辿り着く人は稀である。たいていは、TVコマーシャルや折り込み広告を見ては、展示場に足を運び、お仕着せのコーディネートを見せられては「こんなものか」と何処か妥協し、手軽なところで手を打つというのが大半である。変な言い方だが、そこには設計事務所のすきいる隙間はない。仲間と以前冗談で、「展示場の前でビラでも配ったら起こられるかな。丁度受験会場の前で予備校のビラ配るみたいに...」と笑ったことがあるが、それくらい広告宣伝力という意味では、大人と赤子ほどの差がある。近頃の人間は、人の噂で巣の有りようを決めてしまう動物かも知れない。。
 近頃は、そう言う部分をうまく眺めていた人たちが運営する、建築士紹介のサイトが盛んである。「あなたもデザイナーに設計を...」という乗りだ。良心的な無料サイトもあるが、多くは紹介料という名の下に施主からも我々からも紹介料を取っていく。結局は、住まいを建てる以外のところへお金が流れる構図である。何だか世知辛い感じがするが、現実に流行るのだから、人間は自分自身のコミュニケーションで巣を作れなくなって来ているのだ。
 古今東西、何千年と時は流れても、私たちがある限り、巣作りは続く。より健全に、より当たり前に、巣作りが出来る世の中であれば、世の中に戻さなければとつらつら考えるこの頃である...。
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| 建築・デザイン | 07:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
桜の季節 2
 今日は終日の雨模様だった。「花冷えとはこう言う日か」と思うほどに、ほころび始めた桜の花がちらほら、と言う景色には似合わない何だか肌寒い一日だった。ここ数日で、調子良く咲き始めた桜のことを思えば、あまり雨風は好ましくないが、実は私は「雨の桜」も嫌いではない。
 例えば、古木の濡れた漆黒の太い幹と、その前面に春に似つかわしい暖かい桜の色がちりばめられるようにくっきりと浮かび上がり、そのコントラストがとても粋で、ふすま絵や着物の図柄などにいかにも取り上げられそうな題材である。満開になってしまえば、背景の幹はそれほど重要でなく、ふんわりと花びらの固まりとして美しいが、今はその比率がととても面白いのである。具体的にそのようなものを見たと例えられる訳ではないけれども、「日本」と言うこの国を一枚の書画であらわすのならば、きっとこんな図柄がお似合いなのではないだろうか。伏し目がちな雨の日に、ふっと見上げると、自分がどんな国に生きているかを感じることがあるのである。
JUGEMテーマ:コラム


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| エッセイ | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
ガソリンの暫定税率の期限切れ確実...。
JUGEMテーマ:建築

 ガソリンの暫定税率の期限切れが確実となった。福田首相の国民に向けてのアピールも虚しく、国政の停滞感はどうしても否めない。庶民としては、4月1日から本当に数十円ガソリンの値段が下がるとなればそのことだけを取り上げれば嬉しい限りだが、財源を精査した上での措置でもなんでもなく、ただ時限的な停滞の産み出した偶発的な「棚ぼた」だとすれば、昨今の政治を見ている我々としては、何だか後からとんでもないしっぺ返しを食らうのではないだろうかと油断が出来ない。
 例えばガソリン税が下がったとしても、きっと財源がないと騒ぎ出し、新税の創設やジワジワと見えないところでの増税が試みられるに違いない。もの事を前に進ませることが叶わない自民党も、さしたる方策もなくただズボンの裾を引っ張ってる感の民主党がその当たりで激しく争ったとしても、結局痛みは庶民にかかってくるような気がして仕方ない。
 ガソリンスタンドも、魚目鷹の目で騒がれる中、早々に値下げ宣言で混乱を防ごうとする店や、あくまで黙りを決め込んでいる店など様々のようてある。いずれにしても、五月雨式に値下げを余儀なくされるのは必定だろうがそれを値下げと素直に喜べないこの国の実状を考えると嬉しさ半分に気の重さがつきまとう。値下げも良いが、まずは湯水の如く財源を使い甘い汁を吸い尽くす、官の体質の改善が諸悪の根源なのだから、そこのところをしっかりと治した上で、「使途がこれだけスリムになったのでもう税金は取りません」という見せ方をしてくれると溜飲が下がるのだがと思ってしまう。
 さて、後数日遠出も結構あるのだが、ガソリン以外で車を動かせるものはない者かと、ちょっと真顔で思案中である...笑。
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| 社会・事件 | 07:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
桜の季節
JUGEMテーマ:コラム

 桜が熊本から開花して、今年の私はは花を楽しむ余裕もないままに、何だかなだれ込むように伝播して気がつけば周りもそのつぼみをほころばせている。4分咲きと言ったところだろうか。このところの暖かい晴天で週末は一気にその美しさが進みそうだ。例年、桜をテーマにした曲が流行り、卒業や入学、就職や転居と言った一年の節目を華やかに印象づけるように、お約束で咲くこの桜が、歳とともに愛おしくなって来る。
 一年に一度、必ずやって来る季節はあるのだけれど、考えてみれば、人間が一生で見れる桜は指折り数えて数えられないほどのものではない。私なども動物学的な寿命も思えば、すでに残りは半分切っている。その切なさと、パッと咲いて一気に跡形もなくなってしまうその潔さが、日本人の感覚にとても馴染んで、国の花と定められているのかも知れない。ものの本によると、私たちがみている桜は、今私たちが見る桜のほとんどが、江戸の末期から幕末にかけて入って来て外来種で、本来の寿命も100年ほどのオーダーであるから、植樹を続けなければ日本の風景から桜が消えてしまうと言う現実は、今のお話からすれば少し興ざめであるが、人間の思い込みと言うものは案外そんなものなのかもと思ってしまう。
 花のない、冬幹が養分を溜めて、黒々とした色の中に桜色を溜める時期や。夏瑞々しい葉っぱをどっさりとたたえて、公園で遊ぶ子供たちに木陰を提供する時期の桜も好きである。すべてがまた、この瞬間のためにあるかと思うと、また愛おしいと思うのである。 
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| エッセイ | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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