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来るべき日のために...省エネ空間の構築。
JUGEMテーマ:建築

風が吹いて、落葉が枝から剥ぎ取られて、それが下に落ちて、雨が降れば、下吉舎の間から地面に落ちて、それがやがてバクテリアなどに分解されて土に還り養分となる。その養分は木の根よりその木に伝わり、また春の新緑の葉となる循環は、私たちが一年を通じて目の当たりする、自然循環の好例である。
 私たちも、化石燃料から早く脱して、いつしかこの木々の営みのような、継続可能なエネルギー循環型の社会構造を構築しなければならないのであるが、未だ問題が山積していることは自明である。化石燃料は、地中深く埋蔵されているものであるが、この100年近く掘り続けられて、あと数十年で枯渇すると言われている。その時までに、最後の一滴となるその瞬間までに、私たちは革命的なエネルギー供給のシステム変更をしなければならないが、こと住まいにおいてもそれは現実のものとして真摯に受け止めて行かなければならない事柄なのだ。
 住まいの時間スパンは本来50年とか100年であるべきである。ということは、今建てられる住まいはすべて、その来るべき瞬間にまだ存在するべき住まいであると言える。必要エネルギーをすべて化石燃料から別のものに構築することは今は無理でも、少なくとも必要エネルギーを少しでも落として、代替エネルギーの選択の巾を広げる必要がある。少ないエネルギーで継続可能な住まいとは、今でいう高性能な断熱気密を施した空間なのである。
 私たちは、まだ手つかずで殆ど何も利用せずに垂れ流しているエネルギーと共存している。太陽光だ。その地球へ到達するエネルギーのわずかを、必要なエネルギーに変換すれば、他のものはいらなくなるのだと言う。これからの技術革新に期待するが、その器づくりとして、私たちがしなければならないのは、住まい空間の性能アップに他ならないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 06:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
夕べのこと...HigeCafeその夜。
 昨日は久しぶりのHigeCafeでした。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。お天気などと言いながら、午後からは少し天候が崩れて恐縮です。また昨日は教え子たちが立ち寄ってくれて、時間が終わって地の利を生かし、藤崎西新の商店街に買い出しに行き、お惣菜で皆で一杯と言う楽しい時間を過ごしました。懐かしい学園時代の思い出話も肴にしながら、成長している彼らのたくましい姿は、本当にいつも思うのですが、決して目減りしない私の財産です。人はどうしてあくせくやるかと問われれば、このような時間をすばらしい仲間と共有する為と言いたいほどです。お世話をしていると言いながらもいつもいつもこちらが元気を頂いている。9月のHigeCafeの最後は、私の至福の時間でした。
JUGEMテーマ:学問・学校

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| 若者・教育 | 16:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
すまいづくり...居心地という言葉。
JUGEMテーマ:建築

 「居心地(いごこち)」という言葉は、とても曖昧模糊としていて、掴み難い言葉である。しかし、人間が空間に対する印象として、一番その空間と自分の中で感じているものを表す言葉としてはこれほど絶妙な言葉はない。快適か不快か、という指準とも違う、なんとも微妙な世界である。「なんとなく、居心地がいいですよね」というのは、たまに頂く褒め言葉で、具体的に理由を聞いても、「何となくですよ」という言葉しか返って来ないし、逆に「何となく居心地が悪い」と言われても、その要因を掴むのは簡単なもものでしない。
 しかし、私たちはその曖昧模糊とした世界を、実は一番大切にしながら住まいづくりをしていると言っても良いかも知れない。広さ、高さ、色、素材感、温度、湿度、空気質、光源の量、配り方、反射の具合、気流感、などなど、あげれば切りのない細かな要素の中で、それを複合して人間が感じ取る「雰囲気」「居心地」その人の心の中に、そもそもある感覚によっても大きく左右される感覚だけに、標準化は難しく、住まい手一人ひとりをなるべく個別に分析して、その都度さじ加減していく作業が続く。
 「なんとなく、ほんとうに何となく、居心地がいいんですよね」と言われると、私は心の中でしてやったりとほくそ笑む。実は、この曖昧な表現こそが、その人の空間に対する一番ストレートな感覚で、その表現こそが、飽きの来ない控えめではあるがきっと一番住まいにとっては一番適正な評価のひとつだと思ったりしているからである。
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| 住まいづくりのヒント | 06:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
「俵屋の不思議」を読む...。
JUGEMテーマ:京都

 随分前に出て話題になった本だから読まれた方も多いと思うが京都を想う時に「俵屋の不思議」という本を思い出す。京都で3本の指に入ると言う老舗中の老舗旅館「俵屋」とその老舗旅館を支える京都の伝統的な職人のお話である。「時代屋の女房」などで文章に色気を感じて私の好きな作家、村松友視さんが在る事をきっかけに、「俵屋」に足しげく通い始める。切り盛りする女将の渡辺年さんの人間的な魅力と、個性豊かな従業員、そして外堀から俵屋を支える職人さんたち。数寄屋大工の中村外二工務店をはじめとする匠集団の息づかい。
 ともすると、京都は過去の遺産を温存している街ごと博物館のような観光地であると誤解されそうだが、私の認識はそれとは全く違う。わずかな記憶としてそこで暮らした事のある私にとって、京都はアバンギャルドで常に新鮮な旬のものを追い求めている。ただ、その選択眼は大変厳しく、100年と言う時間に濾過させて残らないものは本物として認めない。そうして1200年伝統を作って来た土地柄だから、動かないように見えているが実はうねるように躍動的に動いているのだ。そんな生の京都がこの本の中にはちりばめられている。
 余談だが、この俵屋が厨房の小火で大騒ぎになった夜に、たまたま宿泊していた俳優トミーリージョーンズが、避難先のホテルで「あんなすばらしい空間ないから、もう鎮火したならすぐ戻してほしい」と言ったと言うお話は面白い。トミーリージョーンズはアメリカの名優にてあの缶コービーBOSSのCMで宇宙人ジョーンズを演じているあのひとである。
 京都を思い出したい時には、即効薬の一冊かも知れない。
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| 住まいづくりのヒント | 06:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
いよいよ明日HigeCafe!!
 いよいよ明日となりました。HigeCafeです。秋風が急に冷たくなり、暖かい珈琲の香りと暖かさが恋しい季節となりました。キヤノンボールアダレイの「SOMETHIN'ELSE」の中の一曲、「枯れ葉」が聴きたくなりました。マイルスの哀愁の響きが曲にマッチしています。お洒落に、ビルエバンスのピアノで聴いてもいいですね。JAZZと暖かい珈琲で皆さんのお越しをお待ちしています。明日はお天気のようですから、秋の心地よい風の中、お買い物帰りにでも、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
JUGEMテーマ:アート・デザイン

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| 音楽・アート | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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