2008.10.31 Friday
温暖化防止と木材のこと...。
JUGEMテーマ:建築
人間は、生きている限り何らかの行為でCO2を発生し続ける。特に先進国に暮らす人びとは、人間本来の身の丈以上の活動生産をする故に多大である。地球温暖化による異常気象は、研究者のみならず我々庶民が四季を通して感じる事柄の中でも思い当たることがあるほどだから差し迫った問題で、その原因のひとつとしてCO2削減が叫ばれるのだから、これ以上の温暖化にならないように、真剣に取り組まなければならない大きな課題だと言える。
例えば建設業界で、鉄やアルミを建材として使う為の精錬や加工の為には、多大なエネルギーを使い、例えばリサイクルしたとしてもCO2の排出は決して少なくない。そう言う意味では、建材の中で加工の為のエネルギーも他に比べれば大変小さく、木材自身が焼却されない限り、常にCO2を固定し続けている材料は、唯一木材だけである。1立方メートルの木材は、250kgのCO2を抱えてくれていると言うから、有効に、なるべく長い時間に渡って木材を使うということは、温暖化防止と建設・開発との矛盾を他の材料よりも埋めてくれる。成長著しい樹齢50年くらいまでの間、木はCO2を溜め続けてくれると言うから、そのサイクルで計画的に森林資源を活用することは環境にも優しい開発行為である。かつての乱開発による原生林の無計画な伐採とはまったく別次元であることは言うまでもない。
木を切り木材とする限りは、なるべく長く木材として使い続けることが必須条件であることも肝に銘じなければならない...。
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