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今年もお世話になりました...。
 いよいよ2008年もくれて行きます。とかく暗い話題ばかりの1年でしたが、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか。マスメディアに脅かされて、連鎖的に不況マインドが蔓延してしまうことだけは避けたい年越しです。振り返れば、厳しい一年でしたが弊社も実りがなかった訳ではありません。特に後半は、20年ぶりに京都の頃の先輩の事務所と再リンクしたこと、東京にお仲間が出来たこと。ドイツのお知り合いが増えたこと、そして山口のS邸をきっかけに、山口の工務店の棟梁他素敵なお仲間が出来ました。来年は、東京で何度か協議検討しているリフォーム向けのアイテムの開発と販売を手がけ、住宅もいくつかのお話を頂いております。
 このブログも、通算74万アクセスを越え、皆さんに親しまれる存在になって来ております。これからも、すこしでも快適な、そしてエネルギーの無駄のない、環境負荷を与えない住まいづくりと暮らしの提案に勤めていきますまで、みなさんどうぞよろしくお願い申し上げます。
 それではみなさん、良いお年が向かえられますように...。
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| エッセイ | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
大晦日...。
JUGEMテーマ:建築

 消費マインドの冷え込みで、年明けも住宅業界は前途多難と言わざるを得ないかも知れない。ただ、今回の大不況は、大企業のあぶくのうわずみがアメリカと言う突風に吹き飛んだと言った感じで、イメージ先行、本来の実体経済とはかけ離れて、変にメディアにあおられてしまっている部分も少なくない。私たち消費者は、あまり動揺することなく、足元をしっかりみて暮らして行かなければならないのではないだろうか。
 不景気だからものが売れないと言う構図は致し方ないが、だからこそ、買うものは出来れば本物にしたい。巨大メディアは、不景気をあおることに終始し、今度は大企業の広告があたかも森羅万象の全てであるかのようにプロパガンダする。私たちのような手作り感や、小ロットの作り物は、当然だがその広告には漏れてしまうからいよいよもって過酷な状況になる構図である。
 大晦日に、来年の抱負という訳でもないが、これからは、そういうメディア包囲網をかいくぐって、私たちのようなものづくりをしている者個人個人が何らかのかたちで消費者に情報を伝えて、その選択肢の中に加えていただき、本物を選択する機会をもってもらいたいと思う。まるで辻説法のように、お一人お一人に工法説明をし、出来上がった住まいにお客様を誘い、ここに啓蒙をしていると、私の言っていることは間違いではないことを常に確信する。皆さんが喜んでくれ、快適で、しかも省エネ・エコにも繋がるライフスタイルの提案を、これからもしていきたいと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいの自己矛盾をこえて...。
JUGEMテーマ:建築

 考えてみると、私たちが断熱だ気密だと言い始めた頃は、福岡の住まいはほとんどが無断熱で、隙間を埋めるなどと言う発想は皆無で、一度「断熱」などという言葉を発するものなら、「九州でそんなことは必要ない。何故なら暖かいんだから」と反論されるばかりだった。特に気密などと言うと「お前たちが毒ガス室を作ってる」などとあらぬ嫌疑をかけられたり、意味もなく技巧に走る変わり者というイメージは拭えなかった。そう言う意味では余計な苦労も多かったが、終わったことをくだくだ言うつもりはない。ただ、実はこういう感覚は未だ多くの人びとの心の奥深くには根強くあって、住まい環境の改善に妨げになっていることも少なくない。
 大雑把に言うと、この感覚はセンチメンタリズムである。私たちは太古の昔から比較的過ごしやすい風土の四季があり自然豊かな環境の中で暮らして来た。そこで培われた住まいは、骨組みに屋根を乗せた壁の無い住まいで、むしろ外部と一体となり四季の変化と上手に対峙せずに暮らす術を知っていた。私はこの知恵はすばらしいものであると思っている。しかし今は、その情緒のみが取り残されて、ライフスタイルやエネルギー消費のみが急激に欧米化したために自己矛盾を産んでいるのである。
 知らず知らずのうちに、情緒的に開放型の住まいを選択し、密閉型の住文化の中で暮らそうとするから、エネルギーロスが大きかったり、快適にほど遠かったりするのである。私は、この自己矛盾を解決したいと考える。答えはひとつではない。様々なパターンで、ライフスタイルと住まいのあり方のバランスを取り直せば、省エネで快適な暮らしが実現すると確信ししているのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり20年...。
JUGEMテーマ:建築

 振り返ると、年が明けると開業して20年が過ぎている。お恥ずかしいお話だが、確固としたポリシーもなくただ建築と言う分野に憧れて走り続けて自分で事務所をもち、いつの間にかと言う感覚が否めない。思えば、その大半を木造の個人住宅に費やす結果となり、今では「住まい」と言うものが私の一大テーマとなっている。京都で社寺建築に携わったことが振り出しだったが、余りに本物を見すぎてしまったために、しばらくは木造から遠ざかったこともあった。自信のあるものが提供できなかったからである。
 「快適性」と言う曖昧模糊とした言葉を、住まい手に真摯に提供できる手段として、北国の住まいづくりを学び、それを九州に当てはめて改良を重ね、今のようなスタイルに辿り着いているが、その探求はこれからもまだまだ続いている。省エネと、環境共生が叫ばれる昨今、時代のニーズは逆に後ろからついて来て、今追い越して行きそうな加速をはじめている。ドイツの住まい事情などを見てみてもこの傾向はこれからも拍車をかけいてくだろうし、研鑽を重ねてニーズが求めているものを的確に提供して行きたいなと思わないではいられない。
 基本は、住まい手がどうすれば喜んでくれるか。楽しんでくれるかということである。それは、開業以来変わらない。効率という意味では、一棟一棟手作りする住まいづくりはスローすぎるかも知れないけれども、住まい手の満足度を考えれば、20年も来たのだから、このまま突き進む敷かないのかも知れないなどと思ったりする年の瀬である。
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| 住まいづくりのヒント | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
快適性・コスト・地域性
JUGEMテーマ:建築

 暖かさや寒さの基準は人それぞれである。環境工学の分野から、数値化した快適性と言うものは指標としてあるが、微妙なニュアンスに関してはそればかりに頼りすぎても納まらない感じがしてならない。湿度、温度はもちろんのこと、空間の内面の面温度、昼間の日射の影響、空気の動き、そしてその人のコンディションや状況、精神状態によっても変わってくるから、まさに微妙なお話なのである。
 数値化した快適性が満たされていて、それがある程度の巾でいわゆる1/fのゆっくりとした揺らぎをもっていれば、理想なのかもしれないが、非常に奥が深い。
 少なくとも、日本の今の住まいは、それに向かって性能を上げようとしているものばかりではないということが言えるかも知れない。売らんかなの性能無視や「このくらいでいいだろう」という住まい手無視の市場主義がまだまだ横行している。一見値段でしか比較対象出来ないから、住まいを建てたいと考えている人にもよく見えない。
 笑い話しだが、先日も私の手がけた住まいを見に来てくださった方達とお話をしていて最終的にはコストのお話しになった。説明をしていると、気がつけば私は巨大メーカーの提示する予算よりも随分こなれた値段の話しをしているのに気がついた。最近は、スペックの良い量産住宅も随分高価である。私たちの経費を含めても、私たちの方がお安くよりよいものを供給できるのかも知れない。「それって、ハウスメーカーより安いってことですか?」お客様の質問に、ふと気がつくと今更ながらそうだと合点してしまう。「まあそういうことになりますね」要領を得ない私も苦笑い。
 もしかすると、自動車産業ではないが、スケールメリットで押し通す巨大メーカーの手法にも限界が見えて来ているのかも知れない。住まいづくりはその風土を理解している住まい手と我々のような立場の人間の共同作業だから、エリアに根ざした我々が、適正なコストで、風土に合った住まいをつくり提供して行く時代に、漸く入ろうとしているのかも知れない。
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| 住まいづくりのヒント | 09:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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