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住まいづくり...間取りのむずかしさ。
JUGEMテーマ:建築

 「つくる」ということは楽しいことである。一般の方でも、夢のマイホームをと緻密な間取り図を描いては持って来られる方もたまにおられるが、ここまでは割と簡単である。しかしどこかで歯止めをかけないと際限なく大きなものになるし、散漫な間取りでは夢とは裏腹にただ間延びした空間になってしまう。この「夢」を現実のものにするためには、内容を冷静にジャッジして、少しスリム化することが必要である。依然、私のもとへ間取り図を持ち込まれたお客様とこの作業をススメて、最初延べで90坪あったものが、最終的には40坪余りになったこともある。
 つまり、箇条書きにした希望要素の中から、優先順位を決めて矛盾点を洗い、整理すれば、そんな極端なことはないまでもかなりのスリム化が出来るという訳である。そう言う意味では、間取りの創造には、深く深くものごとを考える探究心と、それをクールにごあさんにして、発想を転換できる柔軟性の二つが必要である。子の両方をひとりでやるのはプロでもむずかしいから、一般の人には水先案内人が必要である。少しクールに、夢を現実のものにする、そんなことが、私たちの仕事ではないかと思ったりするのである...。
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| 住まいづくりのヒント | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
誰のための住まいなのか...。
JUGEMテーマ:建築

 誰のための住まいなのか、私たちはそれをしばしば忘れてしまう。最近はさすがに言われることは少なくなったが、冠婚葬祭用に二間続きのお座敷をとってくれとか、玄関の脇に応接セットが置ける客間が欲しいとか言うお話は、「夢」のマイホームのカオスの部分と言えなくもない。冠婚葬祭が年に何回あるかなどということは考えてもわかるし、今時普段誰も使わないホコリ臭い応接ルームで接客をしているシーンは安っぽいドラマでもあまりみかけない。
 限られたスペースのなかで、何が大切かということをしっかり考えて行くとこう言う要素は後回しになり、まず家族が集うためのリビングやダイニング、水回り、最小限のプライバシーが確保できるプライベートスペースと水回りがあれば、あとはゆとりに応じて考えれば良い。誰にでも当てはまるという訳ではないけれども、狭小住宅と言う発想は家族それぞれに個性的な住まいを創り出す可能性を持っているから、考えがぶれないように、暮らしが始まってから後悔しないように、自分の身の丈に合った、フィットする暮らしを真剣に検討することで、住まいもかなりダイエットできると思わないではいられない。「誰のためのどう言う暮らしのための住まいなのか」考えることは決して苦痛ではない作業なのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡の窓を変える試み...。
JUGEMテーマ:建築

 現在私たちはモニターになってくださるマンションの一室で、改めて温熱の実体を知ろうと計器を持ち込んで色々なことを調べているが、数字にしてみると様々なことがわかってくる。例えば一枚ガラスのアルミサッシの大きな窓から、少し室内側に入った所で温度と湿度を取っているが、床面近くの温度と、テーブルの近くの温度では実に4℃近くの温度差がある。数字にするとこれほどあるかと思うのだが、やはり計器は間違っていない。
 同じ部屋の高低差でこれほど温度差があるということは、確実に窓面でダウンドラフトが起きている。勿論サッシは結露だらけで大変なものである。暖房すればするほど、サッシのガラス面で冷やされた空気が重たくなり床を這うように流れてくる。そのためのこの温度さてセある。理論でわかっていても数値化するとこれほどかと思ってしまう。冬の日、暖房してもしても足元が寒いと言う現象はこのために起こっているのだ。窓の性能不足が引き起こす、何処にでも見られる室内温度の実状が浮き彫りにされた。私たちはその部屋の窓にこれから少しばかりの工夫を行なう。そしてこのダウンドラフトと結露をなくそうと試みている。
 こうゆうことがまだまだ当たり前になってしまっている福岡の住まい環境を改善して行く第一歩の試みである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
本当の快適...ひなたぼっこ
JUGEMテーマ:建築

 冬の日に、窓辺にいて太陽の光を浴びるのは心地よさのひとつと言える。縁側のひなたぼっこは、誰しも一度くらい経験したことかも知れない。これは大気のない宇宙空間を越えて、太陽から来る熱線を直接皮膚感覚で感じる輻射という熱の伝わり方で、直接ものを通じて感じる伝導とはまた違う熱の感じ方である。この心地よさを感じてホッとしたいものだが、それと同時に足元の冷え冷え感や冷たい空気を感じてしまっていることはないだろうか。私たちは遠い太陽の輻射も感じれば、目の前にある窓の面の冷輻射も同時に感じている。気密性能がない空間では気流が起こり、いよいよ不快である。
 広縁のガラス越しにひなたぼっこをしていて、太陽は眩しく暖かいのだか同時に冷え冷え感も感じて何だか快適なんだか深い何だかわからない。性能不足の住まいではそう言う現象が起こりうるのである。太陽の恵みを受け、ガラス越しの何とも快適なひなたぼっこをしたいと言われるのなら、しかるべき性能を実感されることをお勧めする。そうでなければ、実はあなたの快適は、まだ始まったばかりで、本当の快適への気付きは、まだ体験していないかも知れないからである...。
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| 住まいづくりのヒント | 07:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
快適な福岡の住まいはむずかしい...。
JUGEMテーマ:建築

 寒い日が続いている。福岡の場合、真冬日になることはそうないとしても、5℃前後を行ったり来たりして、日本海側独特の北風が吹く体感的な寒さは、九州と言うイメージにはほど遠く、実際に方々から福岡に来られる方達は福岡は寒いと言われるのである。たまたまだが、札幌からのお客様を数日前空港に迎えに行くと、そこはすっかり雪景色で、「千歳に戻ったんじゃないですよここは福岡です」と冗談で申し上げると、「本当だよね」と客人も驚かれていた。
 その上「九州は暖かい」と人に言われるならまだしも私たち自身もどこかそう思い込んでいる部分があるから、まったくもって福岡の住まい事情は少し冬対策としては立ち後れていると言わざるを得ないのである。
 それは力任せに暖められるということではない。そうすれば結露する。まずは、例えばウールのセーターを一枚着て、その上でウインドブレーカーと言う風止めを着ると言う対策をしなければならないし、北国のように始終その格好でいられる訳でもないから、夏場にさっと脱げるような工夫も必要なのである。
 案外、福岡のような寒暖両方の対策を講じなければいけないエリアの、住まいづくりはむずかしい。そう言う意味でもまず、断熱や気密性能と言った基礎的な性能無視に、快適はないと言えるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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