2009.01.31 Saturday
住まいづくり...間取りのむずかしさ。
JUGEMテーマ:建築
「つくる」ということは楽しいことである。一般の方でも、夢のマイホームをと緻密な間取り図を描いては持って来られる方もたまにおられるが、ここまでは割と簡単である。しかしどこかで歯止めをかけないと際限なく大きなものになるし、散漫な間取りでは夢とは裏腹にただ間延びした空間になってしまう。この「夢」を現実のものにするためには、内容を冷静にジャッジして、少しスリム化することが必要である。依然、私のもとへ間取り図を持ち込まれたお客様とこの作業をススメて、最初延べで90坪あったものが、最終的には40坪余りになったこともある。
つまり、箇条書きにした希望要素の中から、優先順位を決めて矛盾点を洗い、整理すれば、そんな極端なことはないまでもかなりのスリム化が出来るという訳である。そう言う意味では、間取りの創造には、深く深くものごとを考える探究心と、それをクールにごあさんにして、発想を転換できる柔軟性の二つが必要である。子の両方をひとりでやるのはプロでもむずかしいから、一般の人には水先案内人が必要である。少しクールに、夢を現実のものにする、そんなことが、私たちの仕事ではないかと思ったりするのである...。
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