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住まいづくり...結露のメカニズム。
JUGEMテーマ:建築

 結露が起こる要素は単純である。しかしこれがなかなか防げない。
 結露は、空気中の水蒸気が、何らかの原因で水蒸気としていられなくなり、どこかに水滴として出してしまう現象。空気は、暖まると膨張し冷めると収縮する。一定の量の水蒸気が収縮した空気の中にいれなくて水滴となる瞬間の温度を露点温度というが、住まいの結露のメカニズムは大雑把に2つあると言える。
 ひとつは、一定温度の空間の中に極端に冷えた場所がある場合、その部分の空気温度だけが急激に冷やされる温度不足が原因で、一番わかりやすいビールのジョッキの表面につく水滴である。あればビールが冷たいから、ジョッキの表面のガラスが極端に低温で、それに触れた空気が急に冷やされたために起こる。窓ガラスやクーラーの金属パーツにつく水滴はまさにこれと同じ現象である。温度が低い部分に結露が起こる。マンションの北側の無暖房の部屋の窓辺は、ビールのジョッキの表面であると言える。
 そしてもうひとつは、室内の空気が持ちきれないほどの水蒸気が発生している場合である。例えば燃焼型の石油ストーブは、燃焼させた灯油よりも大量の水蒸気を発生させるし、それ以外でも料理や家族の吐息などにより発生した水蒸気が効率よく排出されずに室内に溜まれば、飽和点を超えて結露を起こす。コンビニの肉まんのウォーマーの水滴はこれかも知れない。
 性能の良くない単板ガラスの窓辺で、灯油ストーブを焚くというパターンは、この二つの要因を誘発する顕著な例であると言える。ここからが改善のスタートである。
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| 住まいづくりのヒント | 12:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
花粉症の季節...換気システムの効用...。
JUGEMテーマ:建築

 この季節、悩ましいのは花粉症である。私ももう薬なしでは完全に思考停止してしまう、20年来の強者である。とかく杉花粉のことばかりが悪く言われるが、私の場合、20代にバイクに乗って移動していた頃の発病だから、排ガスの影響だったのではないだろうかと今でも思わないではいられないのである。山間部の、空気のきれいなところに住む人びとが、みな花粉症かと言われる戸そうではないのだから、複合的な要因のひとつであるとは言え、その花粉に付着したNOXなどが体内に入ることで過敏反応をしているのではないだろうか。
 換気システムが有効に働いている住まいは、外気を一定のフィルターを介して取り入れるので、玄関前で良く衣服を払って入れば、一般の住まいよりも随分きれいな空気に満たされている住まいと言っても良いかも知れない。先日東京のホームショーて、水で空気を洗浄して室内に取り込む装置が発表されていたが、いよいよ持ってこれからは、空気も洗う時代に木ているのかも知れない。
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| 住まいづくりのヒント | 07:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
アカデミー受賞「おくりびと」を聴いて...。
JUGEMテーマ:〜癒し〜

「おくりびと」という邦画がアカデミー外国語映画賞と言う栄冠を勝ち得た快挙でにぎわっている。日本映画でしかも現代を舞台にしたストーリーでの受賞は異例中の異例だそうである。主演本木雅弘さんが原作を読んで何年も暖めてきたテーマだと言う。
 この話しに、私はもう随分前に祖父が他界した時のことを思い出した。日本人はよく「死して仏になる」と死生観を表現するが、それをまさにその瞬間、湯灌のときに感じた記憶があるのである。そこに横たわるのはまさに生前の祖父とは別ものの亡骸であり、不思議なくらいに生命の残り香と言うものが私には感じられない。自分はほとほと冷酷な奴だなとちょっとした自己嫌悪をもって思っていると、葬儀社の方が静かに湯灌をはじめられた。ひとつの様式をなぞるように、静かに無駄な動きなく、死装束に着替えさせ、顔に蒸しタオルを当てひげを剃り、整髪料を付け髪を梳き祖父を見事に蘇らせてあの世に行くための旅支度を整えてくれたのである。その方の所作が、血縁の私たちにひとつひとつ伝わって来て、祖父はつかの間生きていた祖父に戻り、改めて永久の別れをしたのである。顔を優しくなでるほどに、表情すら温和になる感じが本当に不思議だった。
 きっとその死生観が、世界に深く伝わったのではないだろうかと勝手に思いめぐらせたりした。とかくギスギスした世の中だけれども、死せば土に還るだけのものだけれども、現代人はかつて持っていた温度を捜して生きているように思った...。

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| 音楽・アート | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
すまいづくり...福岡は寒い!!
JUGEMテーマ:建築

 先日知人たちと幼い頃の思い出話しをしていて、福岡市内の小中学校にダンボ装置がなかったという話しで少し盛り上がった。朝、教室の後ろの雑巾バケツの中の水が氷っていて、掃除で雑巾を手に取るとジャリジャリと冷たかったものだ。「子供は風の子」などというのは大人の方便で、子供にとっては甚だ迷惑な話なのかもしれない。ただ、子の手の話しをすると決まって、「子供はそれで良い」などという何となく精神論も絡めた話しをされる方も多いが、そう言うことを言いたいのではない。
 福岡はやはり寒い。なのにどうして公共の場に暖房装置がなかったのかというお話である。これは私の持論であるが、関門海峡を一度渡り、「九州に入るとそこは南国」という、東京基点の発想が反映していないかということなのである。何だかおかしな話しだが、福岡の人は断熱の話しをすると、凍えながら「福岡は温暖地域ですから」と口走ってしまっているような変なところがある。「快適性」を語る時に、変な先入観は全てまずリセットする必要がある。九州だろうが関門海峡を渡ろうが、福岡の冬は寒い。私は所用で新潟に渡ることがこれまで何度かあったが、1時間半の飛行機で一飛びする前後で、福岡で防寒した出で立ちが新潟で熱くて仕方なかったことも経験している。北海道の知人たちが福岡にくると「あなたたちはこんなに寒いのに良く我慢してる」という。つまり、東京基点の先入観からまず脱却して、福岡の気候風土を見ることからはじめなければならないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
太陽光発電固定価格買い取り制度漸く導入へ...。
JUGEMテーマ:建築

 経済産業省が昨日、太陽光発電による余剰電力を各電力会社に一定価格で買い取ることを義務づける「固定価格買い取り制度」を導入し現在のおよそ2倍の価格とし、太陽光発電装置の普及拡大に乗り出すと言う。いつもあまり誉めるところのない昨今のお国事情ではあるが、漸く重い腰をあげたと言った感じである。私などはドイツ事情に詳しい知人に教えてもらい、この何年かはこのことについて事あるごとに吠えまくっていた。「ドイツは政策的に4倍近くで電気が売れるから、パネルの普及に拍車がかかった」と。もはや、ひとりの志として市民運動レベルで行なうエコ運動の時代ではないと言い続けて来た。確かにそう言う意識の底支えは必要だが、環境改善には大企業や国家レベルの政策をそう言う方向に向けなければ目標通知などにはいつまでも達しない。そう言う意味では今回の発表は概ね評価されるものと言って良い。2005年には技術開発国である日本から世界トップの座を奪い取り、2020年には原発全撤廃を表明しているドイツに比べれば、まだまだ後手後手の感は否めないけれど,それでもこれで大きな前進が望めるのでないだろうか。
 私の最近のキーワードは「気がつけば、意識のある人もない人もエコのシステムづくり」である。知恵のある人びとが積極的にそう導かなければ,地球というこの星の環境破壊には歯止めがかからない。空転めだつ国会だが、オバマ人気にあやかろうとか言うよこしまな発想ではなくて、こういうことはどんどん勧めてほしいものである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
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