2009.07.31 Friday
都市のエコ対策(福岡市役所)
天神のインキューブとバスセンターをつなぐ回廊からふと眼をやると、いつも見慣れた福岡市役所の白い外壁が何となく変である。遠景だから何となく通り過ぎてしまえばわからないが、ふと気になって立ち止まって良く見ると、やはりそうだ。規則正しく並んだ窓から、何やら緑色のものがモコモコと生えて来ていて、窓によって差があるが、下の方などは窓全体をおおい尽くし、上の段にとさらに増殖し始めている。
市役所のこの面は、おそらく西側に面していて、少しみていると段々合点がいって、それが遮熱のためのグリーンのカーテンであることが理解できた。そもそもは、遮熱対策の行き届いた公共建築を計画するべきだが、昨今の省エネブームまでは正直そこまでの意識の温度はなかったと言っても仕方ない。この手のつるが伸びて葉を茂らせて行く植物は、建物に直接日射が当たることを軽減し、冷房効率などに関しては各種の資料からもかなり有効であることが知られている。
私はそれがどれほどの効果があることなのかこの件については存じ上げないが、市庁舎の西面をグリーンのカーテンで覆ってしまうと言うアクションは、福岡市民の省エネ意識の向上には一焼くかうのではないかと好感を持って眺められた。
JUGEMテーマ:社会の出来事
JUGEMテーマ:社会の出来事
※あなたのPCからのワンクリックが励みです。笑