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 都市のエコ対策(福岡市役所)
 天神のインキューブとバスセンターをつなぐ回廊からふと眼をやると、いつも見慣れた福岡市役所の白い外壁が何となく変である。遠景だから何となく通り過ぎてしまえばわからないが、ふと気になって立ち止まって良く見ると、やはりそうだ。規則正しく並んだ窓から、何やら緑色のものがモコモコと生えて来ていて、窓によって差があるが、下の方などは窓全体をおおい尽くし、上の段にとさらに増殖し始めている。
 市役所のこの面は、おそらく西側に面していて、少しみていると段々合点がいって、それが遮熱のためのグリーンのカーテンであることが理解できた。そもそもは、遮熱対策の行き届いた公共建築を計画するべきだが、昨今の省エネブームまでは正直そこまでの意識の温度はなかったと言っても仕方ない。この手のつるが伸びて葉を茂らせて行く植物は、建物に直接日射が当たることを軽減し、冷房効率などに関しては各種の資料からもかなり有効であることが知られている。
 私はそれがどれほどの効果があることなのかこの件については存じ上げないが、市庁舎の西面をグリーンのカーテンで覆ってしまうと言うアクションは、福岡市民の省エネ意識の向上には一焼くかうのではないかと好感を持って眺められた。
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| エッセイ | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
理想の住まい...明るく風通しが良い...。2
JUGEMテーマ:建築
 「明るくて、風通しが良い住まい」とは、住まい手が思う、「冬よく日が入って明るく暖かく、夏は風通しが良く涼しい」ということではないだろうか。夏、ジリジリと室内まで直射日光が入り、冬に寒風吹き荒み、底冷えする家ではないと思う。しかし、住まいは在る場所に動かず建ち続け、そこには四季があるから、前者の有様は逆に言えば後者もその逆の現象として充分ありえる住まいであるということである。 
 言葉の表現には、多面的な意味合いが沢山含まれていて、レイヤーを変えて俯瞰すれば、全く逆の要素も見えてくる。住まい手が望む快適な住まいの表現の裏に、そんな部分も含まれているということを私たちは心しておかなければならないのではないだろうか。図らずもこういう結果が裏腹に起これば、それは悲劇以外の何ものでもない。きっと、そこには知恵が必要なのである。
  住まいには、基礎的な温熱性能、そして地域の気候に共生できる柔軟性と四季の変化に対応できる仕掛けが必要だと思われる。  そう考えると,福岡などという土地は、東京目線の「九州」と言うくくりのなかでの南国イメージ。それと裏腹な日本海側の湿潤な気候。曇天候が多く、雪も降り、北風も強い。そんなイメージの混乱の中にある。ここをしっかり整理することが、快適な住まいづくりの方法だと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
理想の住まい...明るく風通しが良い...。
JUGEMテーマ:建築
 どんな住まいを望みますか?と問われると、決まって「明るくて風通しが良い住まい」と言う答えが返ってくる。日本人の共通認識として、この感覚は誰の中にも存在する。例えばかつての民家は、大きな断面の木造架構で大量の土と瓦を乗せた構造になっていて、なおかつ襖障子の簡易な建具しかない住まいが敷地の一番加減の良い場所にぽつんと建っていたりしたから、この言葉にそった住まいだったと言って良い。しかし、冬は寒くてたまらず、着込んで布団を被って寝てしまうくらいの対策しかない住まいだったのだ。
  いまは、「明るくて風通しが良い住まい」の言葉の背後に隠されているのは「冬も暖かく暮らしたい」ということが含まれている。日本には、明確な四季があって、夏と冬では全く違う条件下の中で、快適を実現しなければならないのだが、知恵を使わなければ、あちらを立てればこちらが立たずということになりかねない。「明るくて風通しの良い住まい」とは、冬ぽかぽかと暖かく、夏は風が入り涼しい住まいという、良いイメージを連結した言葉であって、本来は一つの住まいで季節の衣替えもなしに実現することは難しい表現ではないだろうか。
  「明るくて風通しの良い住まい」は、裏読みしてしまうと、「夏オーバーヒートして、冬裾寒い住まい」になりかねない。決して人びとはういっていないのだが、知恵を使わなければそうなってしまう。私は快適な住まいとは、四季に対応する変化が可能な住まいではないだろうかと最近考えているのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
都会の暑さに疲れた方に...。
 知人のアーティストが、天神エルガーラの7階のギャラリーで展覧会を開催中。雨も漸く明けて、いよいよ夏本番ですが、天神のサマーセールのお買い物でちょっと疲れ果てた方には、うって付けです。
 色鉛筆で描くと言う独特の色彩感覚あふれる不思議なおさかなさんたちが泳いでいます。会場が奥まっていてなかなか無意識に立ち寄るという場所ではありませんが、円形の会場の壁にかけられたフレームは水族館のガラスよろしく、白バックに映える色彩が涼感を覚えます。鮮やかで、だけどホッとしたりもする世界に、髭も、テキスタイルや磁器への展開もあるのではと、ご本人をないがしろにアート談義を楽しんで来てしまいました。
 会期が2日まででもう余ありませんが、お近くに行かれた時は立ち寄ってあげてください。
彼女のHPは http://www.riennn.com
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| 音楽・アート | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本は住宅が余っている...。2
JUGEMテーマ:建築
 住まいが余っている現状に、私たちが存在する理由があるとすれば、まずは、建てないで良い住まいは出来るだけ建てないこと。そして建てるとなれば、将来の不良在庫にならないようなレベルのものを建てるべきだと思う。在庫の中でもマシなものに、少し手をいれて快適な暮らしをしようと言う動きは、きっとこれから活発になってくる。
  私は長年住まいづくりをやって来て、例えばCO2削減の見地から、年間数棟という新築の数がどれほどそれに貢献しているかと思うと、誤差の範囲にもならないのと思い、切なくなることがあった。そうすれば、勿論新築も大切だが、今後不良在庫をどうしていこうかと言う視点からもアプローチが必要になってくる。それで昨年から開発を続けて来たのが木製内窓である。例えばマンションの中間階で両サイドも隣家がある場合は、熱効率が窓だけ改修するだけでも倍くらいに向上し、福岡市内のファミリータイプの中古マンションざっと4万戸のCO2削減に貢献できる話しになる。
  私は新築の高性能住宅を一棟一棟老朽化して再生不能な住まいに置き換えて行くことと、このマンションの窓改修で、余り始めている住宅事情の数字に表れない実状を改善していきたいと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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