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モデリングの魅力。2
 建築模型を見る時に、普通はガリバーになった気分で、上から見下ろすのが一般的なのだけれど、リアルな世界へ結ぼうと思えば、それは断然目線まで持ってきて、むしろ見上げるように見ることをお勧めしたい。そうすると俄然ミニチュアはあるスケール感をもって、私たちの前に現れてきて、現実に地面に建った時のイメージをあらわしてくれるのである。
 お客様に、「こうやってみてください」と、少し高い位置に模型をかざして、相レベルから見上げてもらうと「うんうんリアルだぁ」と言う声が漏れる。私たちの模型の使い方はこうなのだ。ジオラマを上から俯瞰で見下ろす爽快感は、高台から街並を見下ろすそれとよく似ていて気持ちよい。そして私たちが創り出す模型の利用法は、別にもうひとつ、アイレベルで楽しむと言う方法があるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
モデリングの魅力。
 ひな形と言う言葉があるが、もう直き来るおひな様の「ひな」である。ミニチュアの魅力は、何も私たちのように建築の世界の人間でなくてもみな魅力を感じているのではないだろうか。ガリバーのように大きくなった感覚で、あるいは小人の世界。あるいは神様になったような感覚で俯瞰でミニチュアを見るのが嫌いな人はいないだろう。私の仕事でも、モデリングはひとつの仕事のひとつである。企画案がまとまるまでには何度も立体で検証を重ねている。手間ひまかかるが最終的には色彩イメージも伝える写真のようなモデリングをするが、こうなればほぼ現実のイメージが伝わってくると言って良い。子供心を刺激して、大人も喜ぶモデリングの世界は、要するに現物で作ってみせれないイメージ先行の住まいづくりにおいて、イメージを共有するための大切なツールのひとつなのである。
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| 建築・デザイン | 08:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
住まいづくり、原点の旅(北海道)3
  こちらに来ると、福岡と比べるとかなり過酷な気候条件であるはずなのに、心身ともに安らぐのはどうしてだろうか。そう思うことがよくある。最近少しわかってきたが、いわゆる「快適」と言う言葉が、時間とともに発酵し、成熟し、「文化」になっていると言うことが言えるのかもしれない。冬の凍てつく寒さなど、命がけのことだから、北海道の方にそんなことを言うと「こっちは命がけだ」と叱られるかもしれないのだが、つまり、最初は命がけであっても、真摯に取り組む改善の果てに、それが「文化」になっている。外部はパウダースノーが舞っている白い世界の中で、窓ガラスは一点の曇りもなく、窓際まで行っても温度変化を感じない。それがスタンダードだと言うベースがあることがうらやましくて仕方がない。窓辺のえさ小屋に時折リスがくると言うが、写真の研究棟とてサッボロ市内の中央区である。福岡のゴミゴミ感と、そして結露などと言うものは日常茶飯事と言う感覚、どんなに快適を語ったところでベースがないために希望はされてもそれに相応のコストをかけると言う習慣がないジレンマ、私はそんなストレスが、ここへくると一瞬にして消える感じがするのだ。この感覚を是非福岡でもと動き出して20年、まだまだ戦いは始まったばかりと言う感覚が否めないが、札幌の凛とした空気に爽快感と心新たにする緊張感を感じずにはいられないのである。最新情報にてなかなか写真をお見せできないものも多いが、今回の北の旅も、私には大きな実りとなった。
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| 住まいづくりのヒント | 08:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり、原点の旅(北海道)2
  気密関連の部材メーカーの研究棟、往雲館での宴は、この世界の親代わりと呼ばせていただきたいD相談役の手料理にて、かつてご指導賜った諸先輩型が集まっての時間となった。
 何がうれしいかと言って、こちらでの時間は、「快適」と言うものを真摯に考えてきた20年以上もの歴史に基づいた空間に身を置くことにある。この館も、かつては個人所有の邸宅だったものを、温熱改修し今も少しずつ進化している空間である。例年よりは随分暖かいと言う札幌だが、それでも根雪の残る風景の中、室内は窓ガラスひとつ曇らずに、清々しい鮮度の寒くない空気に満たされている。この20年を語らいながらの美酒にも酔いながら、いい空気を吸って寒さ暑さを感じない快適さは、この上ないのである。世の中の状況は、かつての頃からは一変し、九州では異端児のように言われてきた私も、このエコ省エネブームには一転いきなりおだて持ち上げられそうな気恥ずかしさの中で、原点回帰の必要性をかんじないではいられない。この地には、「うん、やっ張りこれだよな」という安定感がある。住まい手も、それを実現する作り手も、揺るがない「快適性」という一文字を共通認識としてひとつの方向へ向かっている。私には、はなはだうらやましい景色であるが、昨今の国のポイントサービスや減税に群がり、起死回生の切り札のような扱いを受ける高性能住宅とは全く無縁の、住まいづくりを思い出させていただく感じがするのである。
 案の定、夜更けまでの語らいとなったが、私には寝不足や披露と言う肉体的苦痛とは別物の、大きな癒しの時間となったのは言うまでもないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 06:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり、原点の旅(北海道)1
  唐突だけれど、一昨日から北海道にいる。もう何年ぷりだろうか。私の住まいづくりの原点として、十数年前に来て以来、何度か訪れた北海道だが、今回は久しぶりだけに感慨もひとしおだ。「結露は欠陥建築」という衝撃的な言葉を耳にして、いてたてもいられずに北海道に赴いて、諸先輩方に教えを請い始めてから私の仕事は一変した。
 まだ断熱すらもいい加減だった九州の住まいづくりの中で、断熱・気密を施し、法制化前の機械換気システムを導入し、セントラルで暖房を施したりと、何もかも試行錯誤で、こちらの方達のアドバイスがなければ、私の今の仕事はないと言っても過言ではない。現在特殊な部材や高性能サッシなどの物資提供も、こちらから全て九州にお送りいただいているので、不義理続きだったこの数年を詫び、次のステップのお話をしに、会社周りをしている。初日は、原点となる大先輩の会社の研究棟に一夜の宿をお願いして、夜が更けるまで語らった。
例年よりも随分暖かい札幌だが、それでもこのピンとはった空気の快適さは、私には原点帰りの旅の始まりなのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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