2010.04.30 Friday
住みたいと思える住まい。3
どんなに逆立ちしたって、私たちが住まい手の生活信条を100%実感することは出来ない。共に走る伴走者としてかなりの価値観を共有して、楽しんでもらうことは出来るのだが。いかに我々がマラソンし、汗をかき、その後の爽快感を住まい手に伝えたところで、住まい手に走って汗をかき、その爽快感を味わってもらわなければ、その楽しみの共感は出来ないのである。
そう言う意味では、私たちは経験値から住まいづくりの楽しさを十分に知っている。水先案内をしながら、ここが楽しいでしょ。こういう面白さがあるでしょと言いながら走るのてある。また、逆に今は少し苦しくても、少し先は楽になりますよなどと言うアドバイスもしながら、共に走るのである。自ら汗をかいた住まいは、愛着仕様の心から住みたいと思える住まいである。住まいが出来上がって、私たちの姿が見えなくなっても、愛着仕様が残り、住み続けたいと思える住まいにしていくためには、住まい手にも大いに参加してもらう住まいづくだと思ったりするのである。
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