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W邸 大きく吹き抜けたリビング 4
 2階は子供スペースになっているから、階下のリビングにいるお母さんとの一体感は少なからず必要である。ダイニングは隠れて見えないが、キッチンにいる母親の存在もどことなく音の気配で伝わってくる。手すり越しに、「おかあさーん」と言えば「なにー」と帰ってくるこの吹き抜けは、親子の間合いの現れでもある。また、階下で大人たちが歓談している様子を、子供たちは感じながら遊ぶことになる。とかくうるさいからなどと子供室を隔離して、そう言う場と遠ざけたりすることがあるが、この住まいの場合はある意味子供も大人も、その気配を意識し合いながら暮らさなければならないのである。例えば、近年の日本は「個」を大切にするあまり、ファミリーやコミュニティーエリアと言うものをぞんざいにしすぎてきたきらいがある。そのためか、コミュニケーション能力に欠けた人も多いと聞く。W一家の子供たちを観ているといつも切磋琢磨たくましい育ち方をしているから、そう言う心配はないと思えるが、その分、人との間合いや、気配を心遣いし合う気持ちを育んでいってほしいと願うのである。かわいらしい子供たちが、上へ下へと駆け回り存分に空間を立大敵に使う。吹き抜けはその上下のつながりを結ぶものとなっている。
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| 住まいづくりのヒント | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
W邸 大きく吹き抜けたリビング 3
 都市型の住まいにおいて、各室の面積には限りがある。ご多分に漏れず、W邸のリビングダイニングも決してゆとりの広さと言うものではない。比率から言えば、他の要求が強いために、むしろ人数換算すればミニマルと言えるかもしれない。あとは視覚的に広がりを見せると言うことだ。リビングの掃出しの大きな開口部からは、同じレベルのウッドデッキが広がっていく。これで実際の面積よりも、視線に抜け場が出来て実際よりも広く感じる。また、足下の床の実際の広さよりも、現実にはバスとサイズから上の視線で私たちは広さを感じているようだから、階段やわ他の吹き抜けの天井も一枚の天井のように、見上げると一体に見えることで、より広がりを感じさせるように工夫しているのである。写真では少しわかりづらい解説だが、人間の視覚によりよく見える空間を心がけることは、実際の広さよりも感覚に訴えて大切なことも多いと言えるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
W 邸 大きく吹き抜けたリビング 2
 玄関・廊下からの進入口とAVボード、階段という構成が見えている。大きく吹き抜けているのは向かって右の部分であるが、ダイニングテーブルがくる左部分は逆に抑制の効いた高さとしてダイニング空間の落ち着きを演出している。家族が多いから開放的に暮らしたい。ただ、だからといって落ち着きのない空間の羅列では、住まい本来の用はなさない。用途別に細かく区切るのではなく、ワンヴォリウムの中でもメリハリをつけるのは必要である。2階へ上がる階段は、ダイニング側からは主張の少ないフラットバーの手すりとしている。上り下りする人にとっては意識できて、それ以外の人には意識が薄れると言う意味では、フラットバーの薄さは好都合である。落ち着きと開放感、一軒相反するものかもしれないが、それを欲張りに試みてみたと言って良い。
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| 住まいづくりのヒント | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
W邸 大きく吹き抜けたリビング
 家族6人の住まいとして都市型で限られたヴォリウムのW邸の総面積の中から、開放的な空間をひねり出すのは至難の業だった。都市型の住まいは、どうしても縦にヴォリウムを積むことになってしまうが、それも面積にゆとりがあるからで切る技、せめぎあう専有面積の中で開放的なリビングは、細かな陣取りの中で漸く産まれたヴォリウムである。
 かつての住まいは客間だ座敷だと、対外的な場所に重きを置いて、家族いわゆる控えの間である茶の間に日々暮らすと言うことをしていたが、漸く最近は住まい手自身が安らぐ空間をメインに考える傾向になってきたのである。2階の子供空間に繋がる階段とAVボードが印象的である。このAVポードは、テレビが薄型になったことで、「見ない時は隠す」を実践したもので、引き戸の中に42型のプラズマテレビが鎮座している。電源の切れたテレビほど、無様なものはないが、これからはこう言う考え方も良いのかもしれない。Wご一家の暮らしが、この開放空間を中心に始まるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
W邸 簀の子押し入れ
 押し入れに入れるものとして、一番オーソドックスな回答は布団なのかもしれない。最近ホームセンターなどでは、押し入れに敷き込むすのこが安価に売っている。そんなことから、最初からそうすれば良いと段板を簀の子上にした弊社オリジナルの押し入れである。これは案外喜ばれる。大志立てまでもないのだから、こうすることで中の空気が巡り、布団などの湿気も溜まらないのである。
 小さな工夫であるが、こんなことの積み重ねが住まいづくりではないだろうかと思ったりする。例えばグラビア写真のような住まいを目指せば、あえてこのような部分に思考を巡らせないのかもしれないが、私たちの目指すものは、反対にこう言うことの積み重ねである。「だから写真写りが苦手なのか」と、変な納得はやめて、きっとこれからも私たちはこう言うことに一生懸命になるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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