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住まいづくりで大切に思うこと...。3
 そう考えると、住まい空間を現す言葉はあいまい極まりない。「雰囲気」がよい。とか「居心地」がよい。と言われても、その価値基準はよくわからない。しかし、そこが大切なのではと思ったりする。
 無意識に、住まい手が誰に言うともなくぽつりと、「なーんとなく....良いんだよねー」などという台詞を漏らしてくれたら、それ師私にとつては最大級の褒め言葉である。狙ってそうなる訳でもないのではあるが、住まい手が心からリラックスして、ふとそんな台詞を漏らせば、嘘偽りのない居心地のよさではないかと思ったりする。借り物ではなく、自分自信の空間として、実も心も開放されて明日への元気を育むことが出来たら、住まいの役割はそれが一番である。ローンに追われて、夜遅く働き疲れてきたくして、暗いリピングでお父さんがむなしく佇むなどと言う悲劇は作りたくない。贅沢な間取りにプライバシーは確保出来ても徐々に家族がバラバラになり、いつの間にか管さんとしてしまう住まいも造りたくない。笑顔が見える優しい住まいを、その人にとってそう言う住まいを建てたいと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくりで大切に思うこと...。2
  私たちは、壁床天井と言う構造物を作り続けているのだけれど、実際に作っているのはその壁床天井で囲まれている空気である。私が口癖のように言う、その空気の温度、湿度そして鮮度に関して、技術的に住まい手にとって一番快適な質を提供することは言うまでもないが、もっと言えば、空気感とか雰囲気と言ったものを私たちは作っていると自覚するべきなのである。
 そう考えると、私は金ぴかであったり、あまりにも完璧なバランスで住まい手が緊張するような空間を構築したいとはあまり思わない。逆にリラックスして、ほっと落ち着き、自分のことが少し良く見え、元気をためてくれるような空間だったら良いなと思ったりする。なかなかそんな風に上手く行く訳ではないが、結局は、最後に問われるのは住まい手のそう言う日常感覚の中でその空間からどういう空気感を感じているかと言うことではないかと思ったりする。
 私たちは日々、素材を選び組み上げるノウハウに心骨を注ぎ、何となく構築したそのものに固執して仕事をしてしまいがちだが、実は作ってするものはその中身なのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくりで大切に思うこと...。1
 長年、住まいづくりに携わる仕事をしていると、様々なご家族と触れ合う機会も数多く、私たちはものづくりをしているのではあるけれども、実際には人と人とのつながりづくりであったり、逆にその間合いづくりであったりと言うことを思ったりする。一口に「家族」と言っても、初々しいラブラブのふたりの時もあれば、酸いも甘いも嗅ぎ分けて、荒波を乗り越え、目線だけで語れるご夫婦もいたりする。すこぶる和やかに和気あいあいとした大家族もあれば、盛りを過ぎて再編前の少し淋しげな家族もあったりする。そこへ私が割り込んで、新たな彼らの日常空間を作って行くと言うことは、改めて考えると凄いことだなと思ったりする。
 ある意味その後の人生に大きく関わる訳であるし、実際に住まいづくりをしたご家族とはそれ以降、他にはえられない親近感を持ったお付き合いをさせていただくことが多いが、私たちの仕事はその人間関係の構築に他ならないと思ったりするのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
ウンチしたくなるイエ! 3
 

 「尾籠な話ですが…」とか「このことは、先生だけにはわかっていてもらわないと…」等と言われると、私などはクライアントとのその距離感がきちんと整ったなと思ってしまう。日々の暮らしは、尾籠な話題と、他人には理解しがたい生活習慣のるつぼである。それを理解しなければ、すまいづくりなどやってられないと言うのが本来のかたちではないだろうか。そんな部分は、内覧会や、グラビア写真では絶対にわからない。住まい手と私の絶対なる秘め事である。おかげで墓場まで持って行かなければならないことが私には沢山ある。公表出来れば抱腹絶倒人気作家にでもなれようものだが、それは絶対に、絶対に(笑)許されないのである。私に色々打ち明けてくださる住まい手との約束として、私はそれを墓場まで持って行くのである。「なんか先生にはもう隠し事がなくて…」などと苦笑いされ、家族の一員のような顔をしてダイニングテーブルでお茶など飲んでいる私は何だろうと思ったりするが、底知れぬご縁を感じながら、日々住まい手たちとくんずほぐれつのやり取りは楽しさ極まりない。その距離感が産まれればこそ、住まい手にとっての「ウンチしたくなるイエ」は出来るような気がするのである。JUGEMテーマ:建築

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| 住まいづくりのヒント | 16:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
ウンチしたくなるイエ! 2
  子供はつねに「ウンチ」などという言葉を大声で連呼し、けたけた笑っている方が屈託がなくてかわいらしいが、物心ついて恥じらいを覚えるとそう言うことがぴたっと止まる。特に男の子の変容ぶりは面白く、私などは恥じらいを覚えたその頃の子供を良くそう言ってからかうが、大人と子供の境目は、そんなところなのかもしれないのである。尾籠な話だから、大人は人前ではそう言うお話をしないし、どんどんひた隠しな訪へ動くが、暮らしの要素として、それは決して少なくない。もう何十年も前のお話で時効だから、時々例にとる。以前クライアントに、まだ今のようにウォシュレットが普及する前のころ、自分たちのトイレでの所作を一部始終聞かされて、いわゆる落し紙を使わずに毎回洗い清めて下着をつけるから、それが叶う設備をしてくれと言われた時には、自分の仕事の生々しさに身が引き締まる思いがしたものだ。逆に、駆け出しの私にそう言うことを打ち明けてくださったクライアントに今でも感謝している。今から思えば、それが私の「ウンチしたくなるイエ」の第一号かもしれないが、私には大変印象に残る仕事だったのだ。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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