2010.10.31 Sunday
超高性能住宅 ? だろうか...。3
たしかに、換気システムや空調システムのあり方は、これまでのものよりも随分シビアなシステムを導入することになるのであるが、私の見学の印象は極めてオーソドックスに、私たちが理解しえることものを丁寧に作り込むと言うことをやっている感じがしてならなかった。つまり、夢のまた夢であったカーボンニュートラルに近づく方法として、極めて真摯な取り組みである。しかも、素材や仕様で縛る訳でなく、何度も言うがひとつのもの差してきちんと性能を検証して行くと言う方法である。
例えば、天然素材を使うことや、伝統工法を使うことと、性能を向上させることは何も矛盾しない。むしろ天然素材や伝統を商売にしたい人ほどそういう論法でこういうものに抵抗してくる。しかし、この方法論で、天然素材を使って、あるいは忘れ去られている日本の伝統工法を使ってなどと言うノウハウが産まれないとも限らない可能性を十分に秘めている。
例えばそのスペックはまだまだ一般向けではないとしても、少なくとも私がこれまで進めてきた、「快適と省エネは全く矛盾しない」と言う発想のその向こうに存在するひとつの世界だと言うことである。
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