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住まいづくり報告 山口市W邸 リビング
 リビングダイニングである。左手の床の下がった部分がキッチンで、右手にリビング、その向こうに続く畳間が見えている。中廊下の向こうが玄関と言う見え方だ。全体的にはそうヴォリウムのある感じではないが、この平行のふたつの長い動線がこの住まいの特徴と言えるのかもしれない。家事をこなし、ホームエステを営まれる予定の奥様の動線は左、そして家族の動線は右である。そのふたつの動線が、ダイニングの座卓で同じ目線になって合流するのである。少しトリッキーな仕掛けであるが、高さによって、気分を切り替えると言うことは人間にとって十分有効であって、私は今回段差と言うものを積極的にそういう理由で取り入れたのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市W邸 キッチン
 今回も、福岡からはいつも私がオリジナルキッチンをお願いしている工房にお願いしてのキッチンとなった。何が良いと言って一切の制約がないこと。今回もスキップフロアの狭間に埋め込むように設置する難しいキッチンを、いとも簡単にこなして製作設置をしていただいた。また、機器についても制約がないため、例えばガスコンベックはこのメーカー、食器洗浄機はこのメーカーとバラバラなものを組み合わせることが出来るのである。まさに完全オリジナルキッチン。天板の高さも、奥様の身長に合わせて、ミリ単位で製作が可能である。
 また、その上でコスト的にも随分安い。良心的な価格で親子二人で製作から取り付けまでこなしている工房だから可能なのかもしれないのである。扉の面材なども内装と同じもの、塗装も現場で内装とともに仕上げることが出来る。この辺りの妙技は、既成のキッチンメーカーにはまず無理なことだろう。
 今回は奥様の所望で、シンク下に可動式のふたつのワゴンが納まった。キャスター付きで、
転がして移動可能である。大きなお鍋を入れてもいいし、一時おきのゴミ箱をおいても便利なのかもしれないのである。出来上がった料理をすっと右手のダイニングテーブルにおく姿が見えてくるようである。
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| 住まいづくり報告 | 07:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市W邸 ダイニングキッチン
 炊事仕事をしている奥様と、ダイニングテーブルの家族との目線の高さを同じにすると言う発想は、奥様のアイデアだった。グラビアのワンシーンを私に示しながら、こんな感じと言うのが最初の打ち合わせで、そのコンセプトが終始この住まいを貫いている。ふたつの床の高さの関係は、全てこの位置関係によって定められて、床とキッチンと掘りごたつ形式のダイニングの座卓の高さとの関係が絡み合ってこの段差を産んでいる。
 キッチンの向こうの扉の先には奥様が将来お客様を招いてホームエステをする部屋があり、家事動線とその作業動線が玄関から続く低い床、そしてダイニングテーブルの方がリビングや和室につながる高い床と言う構成だ。完成した際に、奥様は何度もこのキッチンに立ち、さしてご主人はダイニングテーブルに何度も座り、その関係性を確かめているようだった。お二人の中にはもうこのシーンでのやり取りが見えていたのかもしれない。私としては、どうしても露出してしまう汚れ物すらどうやって処理するかが課題だったが、リビングや和室側からは見えないように、キッチンの向こう正面にカウンターを配置し高さを注意して決めた。
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| 住まいづくり報告 | 01:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市W邸 スキップフロア
 世の中は、とかくバリアフリーで段差を嫌うが、時として段差が思わぬ功を奏して雰囲気作りに一役買うと言うことも往々にしてあるから、私はそう言う時はためらいなく段差をつけることにしている。
 今回のW邸では、廊下の途中にこのような段差がある。玄関のレベルからすぐ右には、奥様が将来ホームエステをする、言わばパブリックな場所があり、左手にはパブリックの水回りがある。そしてこの段を上って行くと、リビングダイニングが広がっていると言う感じだ。ダイニング伝いのキッチンはこの低いレベルのままで、キッチンの高さとダイニングの座卓との高さがそろってくると言う嗜好である。奥様は低いレベルの床で家事やエステをこなし、家族の団らんは高いレベルの床で展開されて行くと言うことになる。この段差は、ご家族のたってのご所望であるが、そう言う使い分けが上手く行ってくれることを祈らないではいられない。もちろんむやみな段差は必要ないが、私たちはこう言う段差でどこか意識を切り替える。そういう切れ目としてのスキップを、むしろ楽しんでくれるといいなと思うのである。
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| 住まいづくり報告 | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市W邸 玄関ホール
 今回のW邸でのはじめての試みであるのが、エントランスから玄関ホールに至る土足部分の木床である。勿論内装で使っているフローリングとは樹種も違い、耐水性や耐摩耗性も格段に良いものを選択している。いつもテラコッタタイルなどが多いが、今回は足触りもよく、いつもよりソフトに仕上げたかったために、こう言う選択肢となった。もちろん、泥をあげないために長いアプローチがあるとか、前段階としてデッキの床を歩かせるなどの条件下だから実現したことなのだが、風合いを増して行くように古びてくれることを祈らないではいられない。ヨーロッパの建物は、土足が基本であるが足に優しい木の床のお店やホテルも少なくない。勿論お手入れもされているのだろうが、ああいうソフトな感じを今回は実現してみたのである。この玄関ホールにはいった瞬間に、Wご一家の人柄が伝わるような、そんな玄関にしたかったのである。
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| 住まいづくり報告 | 11:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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