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住まいの空気の鮮度...。3
 計画換気を確実に行えることを目指して住まいづくりをはじめた頃は、まだ気密性能と言う理解が得られなくて、先ほど言った何も考えないスカスカの住まいをつくっている方達から、「室内空気汚染の元凶はお前たち」とあらぬことを言われたものだった。勿論私達は根拠があるテクニックだからそれに動じることはなかったが、随分と苦労をしたものである。
 アレルギー反応全般に、24時間のうちでそのアレルゲンに暴露される時間帯を少しでも減らすと言う意味で、室内空気からそのアレルゲンを取り除ければ随分と症状が和らぐと言うことがある。花粉フィルターを通した新鮮空気を取り入れて、常に汚れた空気から排気していくと言う計画換気はもはや住まいの必須と言えるかもしれない。建築基準法の改正により、戸だて住宅の機械換気の義務化が制定されてから久しいが、導入されるシステムによっては有効に換気出来ていないものもまだまだ多いようである。「空気と水はただ」という世界でも希有に恵まれた環境のこの国で、こう言うことを押し進めていくことは少し悲しいことだが、現実はもうそうではなくなり始めていると言うことを私達は自覚しなければならないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいの空気の鮮度...。2
 いつも書いていることであるが、室内空気の鮮度と言う問題は目に見えないことであるからなかなか取り上げられることはないから比較が難しいのだが、要はこれまでの日本の住まいでは室内の空気を有効に交換出来ることが出来ない。よく、「すきま風が行き交うスカスカの住まいだから空気は替わっている」というお話をされる方がおられるが、それは大きな誤りである。気密性能のない住まいの特徴として、内外の空気の交換は一時間に何十回も行われても、屋根と外壁の間際の内外空気が断続的に行き交っているだけで、隅々まで替わっていると言うことではないのである。むしろ外部の埃や花粉を運び入れ、熱を漏らしてしまう。そんな状態だから、空気の鮮度をキープすると言うことはなかなか難しいのである。簡単に言えば、人間は暮らすだけで廃熱排気を行うから室内空気は替わらなければどんどん汚染されていく。人間が汚染源だ。ましてや外部からのストレスもあるから、冒頭に言った有害物質の暴露からフリーになる空間にはこれではならないと言わざるを得ないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいの空気の鮮度...。1
 今年の杉花粉は昨年の10倍とも言われるだけに、さすがにきつい。私ももう何十年とこの症状と闘ってきているが、ここ数年それほど苦しくなかっただけに今年はきつい。そう思われている方も少なくないかもしれない。私の発病のきっかけは、どうも若い頃使っていた原付バイクの通勤で黒煙あげるバスの排ガスを精一杯吸わされた頃からのような気がしてならない。そもそも杉花粉症と言えど、何も杉花粉側類のではなくて、それを媒介して入ってくるNOXや有害物質が原因ではないかと思われるのである。症状を和らげるためにはその有害物質に暴露されている状態からフリーになること。つまり、発病要因のない環境に身を置くことである。マスクをしたり、眼鏡をかけたりと大変だが、どう言う住まい空間にいるかと言うこともこれからは大切な一因になるのかもしれない。
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| 住まいづくりのヒント | 08:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
こだわる住まいづくり...。2
 住まいの夢のシーンがバラバラであることなど臆する必要はないと思う。誰でもそうである。逆に、それが完全につじつまがあって、流れる映像のように見えるのならば、私達の存在は必要ない。それを出来るだけ腕のよい職人さんに伝えて作ってもらえば良いのである。その部分は、私達がフォローをして、例えば細やかな調整や優先順位を選択してひとつのものにまとめあげていくのが私達の仕事である。きっと、その辺りが不安でなかなか誰に頼めばよいかわからないと言う方も多いのではないだろうか。自分だからわからないと言うことも多いのであって、第三者の私達が少し冷静にその辺りを整理することでぐっと夢に近づいていくと言うこともあるのである。私達がそのデータを整理して、取捨選択の役目を果たす。住まい手はそこに、思いもよらなかった答えが待っているとしても、潜在的にもっている夢の形を目の当たりにすることになるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
こだわる住まいづくり...。1
 住まい手が、自分のマイホームが欲しいと思った時にまず連想するものは何かと言うと、ご自分が一番常日頃から憧れているシーンなのだと思う。そのシーンは人それぞれで、対面キッチンでご自慢の料理を次々と家族に出しているシーンかもしれないし、お昼の時間帯にたっぷりのお湯に身を委ねて、坪庭に目をやりながら露天風呂感覚を味わう浴室シーンなのかもしれない。本当に、その住まい手それぞれのことで、人の数だけあるのだと思う。そのシーンを抱えて、郊外のハウジングセンターに赴いて、これこれと言う感じのものが想像出来れば良いのだが、お仕着せのものではなかなかそうはいかないのである。私のもとへ来られる方にもそういうシーンをたくさん持っておられる方が多い。「バラバラなんですが...」と気恥ずかしそうに言われるが、私はいつも、「いいんですよ。全部とりあえずみせていただけますか?」と言うことにしている。住まい手の夢はひとつにまとまらなくても、そこにいっぱいちりばめられていて、そのつじつまを合わせるのが私達の仕事だからである。
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| 住まいづくりのヒント | 11:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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