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福岡での住まいづくりを思う。3
 笑い話にもならないが、私達は我慢してなにかをえているだろうか。例えば生産性の落ちるこの暑さを我慢しながら、節電や省エネにつながっていればまだその意味もあると言うものであるが、毛冷静に考えると、何の工夫もない住まいで、ただ暑さのみをしのいでいれば良いかというとそうではないのである。むしろ好かずの住まいで、ピーク時だけエアコンをフル稼働して暮らしていても、快適性が得られないばかりか、節電にも何もなっていない現状は打破しなければならないのである。
 エネルギーロスをなくし、より快適に暮らすためには、住まいの作りを根本的に直していく必要がある。基礎性能であり、断熱・気密である。なかなかそのことがわからないと、いつまでもエネルギーロスの多い、不快な暮らしから脱却出来ない。夏こんなに暑くて、冬寒い福岡だからこそ、もっともっと緻密に考えなければならないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 17:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡での住まいづくりを思う。2
 長年この地で設計事務所を営んでいて、これほどあからさまに、エリアの気候条件が厳しいと感じている近年は異常気象と今度の震災、原発事故、節電と考えさせられることの多い状態となっている。
 福岡にずっと住んでいると、住まい手も作り手もこんなものかと感じてしまうが、案外厳しい気候条件の福岡だと認識すると、住まいづくりの方法も、よくよく吟味しなければならないということになってくるのである。
 今建設中の現場のドイツ人の旦那様は、この冬の寒さに当惑し、毎日立ちくらみのするこの季節に心の底からヘキヘキとされている。逆に良くこんな気候で普通に暮らしていると言いたそうである。パッシブハウスで良かったと、いつも言われるが、そう言うことからも、私達は知らず知らずの内に住まい手に過酷な我慢を強いているのかもしれないのである。確かにこの湿気と暑さには、モチベーションもなにもない。我慢して得られるものがあれば良いが、どうもなさそうであるから、知恵を使った方が良さそうである。
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| 住まいづくりのヒント | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡での住まいづくりを思う。1
 連日うだるような暑さに、身体も何となくばて気味である。福岡は、夏蒸し暑く、冬は底冷えがする。「九州にいて何言ってるの...」と言われそうだが、実際に、北海道の方たちが冬に来福されると、「本当に寒い」と宣うからウソではない。単に寒暖計が指し示す数字イコール体感温度ということではなくて、湿度や風速や街並の有り様など様々な要素を含めて、福岡の冬は寒いのである。例えば冬に零度以下になっても、夏場それほど温度が上がらなければその年間の温度差と言うものはさほどないものだが、福岡の場合は冬は真冬日もあり、夏は36℃37℃とうなぎ上りになるから、年間で40℃ほどの温度差に耐えうる住まいでなければならないのである。その上100%近くになる湿度である。そう考えると、案外気候条件の厳しい福岡と言うものが浮き彫りになってくる。時々そう言うお話をしていて、福岡で旨く住まいづくりがこなせれば、結構全国的にもハイレベルになるのではし言うことを良く話す。暑いなり寒いなりがどちらかに偏っていれば、対処法も割とシンプルになる。そう言う意味において、福岡という場所は、暖房冷房の双方に配慮が必要なエリアということが言えるのかもしれないのである。
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| - | 07:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
この時期の不快感解消...。3
 この時期になると、とにかく家に帰ると熱くて仕方ない。日中の熱気をもったまま、クーラーの設定温度を26℃、24℃、いや20℃に下げても一向に効いた感覚がしない。そのうち女性陣が膝下が冷えるとかなんとか言い出して、お父さんはビールを飲んでプロ野球見ながらこの暑苦しさから開放されたいと悲鳴をあげている家庭も少なくない。
 全てこれ、熱的な性能不足である。屋根断熱が万全であれば、輻射熱の流入は防げるし、面温度が上がらないためにそれほど室温を下げなくても過ごせるのである。
 梅雨のこの時期に福岡にいる私達は、吉田兼好法師の「住まいは夏をすべし」という言葉を通関する。しかし、早合点しては行けない。福岡は冬もとても寒い。だから、スカスカの住まいを作るだけではダメなのである。夏も冬も旨としなければならない福岡。現在工事が進んでいる福岡パッシブハウスの熱解析でも、福岡は夏東京よりも随分暑く、冬東京よりも寒いことがデータで出てきている。夏と冬とそしてこの梅雨を快適に過ごすための住まいを模索しなければならないののである。JUGEMテーマ:建築


 
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| 住まいづくりのヒント | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
この時期の不快感解消...。2
 「住まい学」とでも形容しようか。快適な住まいの暮らし方は、中学か高校で学習する程度の基礎物理の上に成り立っている。断熱や気密の考え方。温度湿度をどうコントロールするかというお話である。基本的に住宅の性能を挙げる理由は、ひとえに温度・湿度のコントロールをより少ないエネルギーで行うための基礎となる住まいの性能を持つということに他ならない。
 この梅雨の鬱陶しい時期は、なるべく不快な外気は取り込まず、換気量を換気システムでまかなうくらいにして窓はこの際、開けない。そしてより小さいエネルギーで空間をコントロールすれば良いのである。昔の人は、この時期になるとヨシズ掛けをしたり、石畳に打ち水をして、奪われる気化熱を利用して涼をとったりしているが、まさにその発想こそが、基礎物理の応用ばかりということが出来るのである。日々の暮らしが忙しく、いわゆる「涼を楽しむ」時間的な余裕などないに等しい現代人にとっては、もっと基礎物理を応用して、気密・断熱を計り、性能が整った住まいに住む方が、結果的に快適で、消費エネルギーも少ない住まいになるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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